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米第2四半期GDP2.1% 

ひと目で分かる昨晩の動き 

NY市場

◆米GDP速報値を受けドル円は小幅に続伸。
発表直後に108円83銭までドル高が進んだが、
その後は緩やかに下落し、108円70-75銭で越週。
◆ユーロドルも下落し、1.1112前後まで売られたが
その後はやや買い戻され、1.11台半ばまで反発。
◆株式市場は揃って反発。ダウは51ドル高。ナスダックと
S&P500は最高値を更新。
◆債券は小幅に上昇し、長期金利は2.07%台へと低下。
◆金は反発し、原油は続伸。

◆4-6月GDP(速報値)  →  2.1%

本日の注目イベント

◆英  英6月消費者信用残高
◆英  英6月 マネーサプライ

注目の米第2四半期GDPは「2.1%」と、前期よりは減速していたものの、
市場予想の「1.8%」を上回り、米景気の底堅さを示しました。
企業の設備投資と輸出が減少しましたが、個人消費が大幅に増え指数を押し上
げました。米中貿易戦争の影響から企業が先行きに慎重な姿勢を見せている一
方、株高による資産効果から個人は財布の紐を緩めていることが確認された格
好です。発表直後にドル円は108円83銭まで買われましたが、それまで既
にドルが買われていたこともあり、上昇は限定的で、109円には届きません
でした。株式市場では、長期金利がやや低下したことでナスダックとS&P5
00が、共に最高値を更新しています。

ブル-ムバーグによると、トランプ大統領は今週ホワイトハウスで開かれた通
商関連の会議で、為替介入の可能性を当面却下したようです。
自国・地域の通貨を安い方向に誘導している諸外国についてトランプ大統領は
懸念しているが、「だからといってドルを引き下げるという話にはならない」
とクドロー国家経済会議(NEC)委員長がCNBとのインタビューで語った
と伝えています。トランプ大統領は中国や欧州が自国通貨を使ってゲームをし
ており、それが通貨安につながっていると批判しており、「米国も同じ事をや
るべきだ」と怒りを表したことがあり、そこからすると、今回の報道はやや違
和感があります。今後も、米貿易赤字が劇的に減少しないことが分かれば、再
び通貨安批判を口にすることは十分予想され、このリスクは常に意識しておく
べきでしょう。

今週は、いよいよ明日からFOMCが開催されます。利下げ幅はどうやら「2
5bp」で決まりそうです。先週末のGDPでもそうでしたが、米景気は成長
スピードが鈍化してはいるものの、リセッションに陥るような状況からは程遠
く、この段階で「50bp」の利下げを行う理由は見つけにくいと思います。
まして今回は「予防的利下げ」の側面が強く、良好な経済状況の下での、必要
以上の大幅な利下げはバブルを醸成することにもつながります。
足元の極めて好調な株価の推移からしても、「25bp」が相当かと思います。
今回「25bp」引き下げ、その先は経済データ次第というのが、FRBの最
も予想されるスタンスでしょう。
貿易問題と中国や欧州の景気減速がリスク要因として存在しますが、それがど
の程度米景気に影響を与えるかは未知数です。
パウエル議長は、当然この辺りのリスクを意識しながらも、景気の推移をしっ
かりと注視し、必要ならさらに利下げを行うというスタンスを取るのではない
かと考えます。

ドル円は108円台を定着させるような動きです。
米利下げ観測にも市場が慣れてきており、足元のドル円はどちらかと言えば上
値を試しているようにも見えます。
ただ厳密に言えば「ニュートラル」に近いといったところでしょう。
ここからは、31日の利下げ後の観測が、「今年の利下げが、あと1回なのか
2回なのか」と、どちらがより正当化されるのかで、方向が決まってくると思
われます。

本日のドル円は108円30銭~109円程度を予想します。


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