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米株式市場大幅上昇でVIX指数低下 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • ドル円は上値が重い展開が続いているものの、105円台では底堅い動きを見せ、106円を挟んでもみ合う。105円90銭まで売られたが、株価の上昇に円を買う動きも限定的だった。

  • ユーロドルも1.12を挟む展開に。1.12台前半が抜け切れないものの、ドル安の流れから1.11台半ばもしっかり。

  • 株式市場は3指数とも揃って大幅に上昇。中国人民元の中心レートが元高方向に設定されたことを好感。ダウは371ドル高で取引きを終える。

  • 債券相場は小幅に上昇。長期金利は1.71%台へ低下。

  • 金は5日ぶりに反落。原油価格は大幅に反発。

  • 新規失業保険申請件数    → 20.9万件 

本日の注目イベント

  • 日   4-6月GDP(速報値)
  • 中   中国7月消費者物価指数
  • 中   中国7月生産者物価指数
  • 独   独6月貿易収支
  • 独   独6月経常収支
  • 欧  国際エネルギー機関(IEA)月報
  • 英   英4-6月期GDP(速報値)
  • 英   英6月鉱工業生産
  • 英   英6月貿易収支
  • 加   カナダ7月住宅着工件数
  • 加   カナダ6月建設許可件数
  • 加   カナダ7月就業者数
  • 加   カナダ7月失業率

昨日も為替は東京市場の動きに比べNY市場の動きは小幅で、どちらかと言えば少なくともドル円では東京主導の動きになっています。株価は大きく乱高下しているものの、ドル円との相関が強い米長期金利が1.7%台で推移し、限定的になっていることが背景かと思われます。106円20-30銭前後が上値の壁になりつつある一方、105円後半では底堅い動きになっています。

トランプ大統領が再び金融当局に利下げ圧力をかけています。トランプ氏はツイートで、「米国の大統領として、私が非常に強いドルを喜ぶと考えている人もいるだろう。だが私は喜んでいない」とし、「他国と比較した米金融当局の高い金利水準は、ドルを高い水準で維持し、米国の素晴らしい製造企業が競争するのをより難しくしている」と主張しました。具体的はキャタピラー、ボーイング、ディアといった企業名を挙げています。(ブルームバーグ)今回のツイートでは、直接ドル高をけん制してはいませんが、今後米国の貿易赤字が目に見えて減少しない状況になれば、直接的な物言いもありそうです。

トランプ氏がFRBに大幅な利下げを求めていますが、今月はFOMCが開催されないため、9月のFOMCでは利下げの可能性が非常に高いと予想されます。それも、先月のように25bpの利下げ幅ではなく、50bpの可能性もあります。今朝時点での利下げ確率は25bpが「66.2%」で、50bpも「33.8%」あります。9月の会合では利下げがあるかどうかではなく、利下げ幅が問題なのかもしれません。インドやタイが利下げを行い、ニュージーランドは予想を上回る50bpの利下げを行うなど、世界景気の下振れ予測を理由に、多くの国が利下げ競争の波に巻き込まれています。加えて、執拗なまでのホワイトハウスからの利下げ圧力もあり、パウエル氏率いるFRBもある意味、「外堀を埋められた」格好です。従って、仮に9月の会合で50bpの利下げを断行したとしても、トランプ氏の圧力に屈したとの評価は避けられるような気もします。9月の会合はFOMCが17-18日で、日銀が18-19日となっており、次回は日銀にとっても「相手の手の内」が見えるため、動きやすいと考えられます。まだ1カ月以上も先の話ですが、世界の多くの中銀が利下げ競争の流れに引き込まれている状況の中、金融・商品市場に最も影響力のあるFOMCの決定は、今後のドル円を予想する上ではカギになります。

本稿執筆時(6時30分)にはドル円がスルスルと下落し、105円72銭前後まで落ちてきました。米国が中国ファーウェイとの取引き再開のライセンス決定を先送りしたとの報道で、NYのクローズからはやや円高方向に振れています。米国株が大きく反発していることから、ドル円も急激に円高が進む可能性は低いと思いますが、円高に弱い日本株からすると、米国株ほど日経平均株価は上昇しないのかもしれません。今朝の株価がマイナスで始まるようだと、前日記録した105円50銭を再度試しに行く可能性もあります。なかなかドルが反転するきっかけがつかめない状況が続いています。

本日のドル円は105円30銭~106円30銭程度と予想します。


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