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NYダウ今年最大の下落 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

◆ドル円は前日の上昇から一転し大きく売られる。
NYダウが800ドルを超える下落を見せ、米長期金利が
1. 57%台まで急低下したことで、ドルは105円65銭まで
下落。
◆ユーロドルは小幅に下落。ユーロ円の売りが相場を押し下げ、
1.1131までユーロ安が進む。ユーロ円も117円78銭前後
まで下げる。
◆株式市場は主要3指数とも3%近く下げ、ダウは800ドル安と、
今年最大の下げに。米債券市場で「逆イールド」が発生するなど、
景気後退懸念が再燃。
◆債券相場は急騰し10年債利回りは1.57%台へと急低下。
2年債が1.6%台と、10年債を上回る。
◆金は反発し、原油価格は大幅に反落。

◆7月輸入物価指数       →  0.2%

本日の注目イベント

◆豪   豪7月雇用統計
◆日   6月鉱工業生産(確定値)
◆米   7月小売売上高
◆米   新規失業保険申請件数
◆米   8月フィラデルフィア連銀景況指数
◆米   7月鉱工業生産
◆米   7月設備稼働率
◆米   8月FHFA住宅価格指数
◆米  企業決算 → アリババ、エヌビデア、ウォルマート


前日のNY市場で米中貿易を巡る明るいニュースが出たことで、107円手前まで
ドル高が進んだものの、その流れはわずか1日で終わったようです。
昨日のNYでは、世界的な景気減速が材料となり、米10年債利回りと2年債利回
りが逆転する、「逆イールド」が発生したことで、近い将来に米国がリセッション
に陥るとの観測が台頭。これが株価を押し下げ、NYダウは今年最大の下げとなる
800ドルの下落でした。ドル円は長期金利の低下に押され、105円65銭まで
売られ、前日の上昇分をほぼ吐き出した格好です。

米債券利回りの「逆イールド」はすでに3カ月物や3年債などでも見られましたが、
「本命」の2年債との逆転は、実に12年ぶりのことです。
10年債と2年債で「逆イールド」が発生すると、その後数年以内にリセッション
入りしていることは、過去の事実が示しています。
リセッションを巡っては、セントルイス連銀のブラード総裁が昨日、「失業率は5
0年ぶりの低水準に近い。インフレ率は低位で安定している。やや低過ぎだと私は
主張してきたが、基本的には低位安定だ。米景気はリセションではない。よって、
将来を戦略的に考えるのに適した時期だ」と述べ、日本では20年にわたって低金
利が続き、その間低インフレやマイナスが続いたことを例にあげ、「そうしたわな
を回避する方法は何か。それが今回の枠組み見直しでの重要な課題だと思われる」
と語っています。(ブルームバーグ)

またトランプ大統領もFRBの政策を批判し、「(パウエル議長は)何も分かって
いない」し、「中国は米国の問題ではない。香港の状況は良くないが、米国の問題
は米金融当局だ。過去の利上げは幅もスピードも行き過ぎていた」とツイートし、
さらに別のツイートで、「スプレッド(利回り差)はあまりに大きく、何も分かっ
ていない。パウエル議長とFRBに他国は感謝している。ドイツなど多くの国はゲ
ームに興じている!クレージーな逆イールドカーブ!われわれは簡単に大きな報酬
と利益を手に入れるはずなのに、FRBがわれわれの妨げになっている。
われわれは勝つだろう」(ブルームバーグ)と、一段と批判のトーンを上げていま
す。トランプ氏は以前にも、「われわれの問題は中国ではない、FRBだ」と述べ
たこともあり、FRBに対する圧力をさらに強めています。

米国がこの後リセッションに入るのかどうかは、今しばらく経済データを読み解く
必要がありますが、FRBは9月の会合では少なくとも25bpの利下げは避けら
れないと思います。個人的には50bpの利下げも十分考えられる情況になってき
たと感じます。それにしても、昨日の金融・商品市場の動きは鮮烈でした。
デスクの上にあるブルームバーグ専用の画面では、「デイブレイク」というページ
があり、今朝そこには「新たな警報・・・・米英で逆イールド。米政権、中国に譲
歩する用意ない・・・ナバロ氏」との文字が踊っており、その背景には黒い雲が湧
き上がり、暗雲急を告げている構図になっています。
本日も日本株の大幅な下げは避けられないところでしょう。
ひょっとしたら日経平均株価が2万円の攻防になるかもしれません。
そこまで売られることはないとしても、この先好材料は見当たりません。
ドル円も105円05銭前後が壁になっていますが、米長期金利の低下傾向が続い
ていることから、「3度目の正直」の可能性も否定できません。

予想レンジは105円~106円20銭といったところでしょうか。


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