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本日GM再建計画の提出期限。チャプター11申請へ 

米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用申請を、

ヘンダーソンCEOが会見し発表する見通しです。

また、それに先立ちオバマ大統領が声明を発表する予定です。

同社は、破綻による影響を抑える為、破産法の申請前に、

労組や債権者と合意を取り付けておく「事前調整型破綻」の準備を

進めていたようです。

GM社債などの無担保債務270億ドルを削減する代わりに、再建後の

株式10%を渡すという今までの提案に加えて、追加で15%の新株取得権を

付与するというものなどで、回答期限は5月30日夕方であったが50%超の

債権者が合意した見込みです。

破綻後は米国政府が72.5%の株式を保有し、実質国有化のもとで

早期再建を目指すことになるようです。


ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場


  • ドルが主要通貨バスケットに対して5カ月ぶりの水準に下落。
    世界的な景気回復への期待から高利回り通貨・資産が買われました。

  • 第1・四半期のGDP改定値が上方修正されたことから株式が
    堅調となり、安全資産としてのドルの魅力が低下しました。

  • ユーロドルは年初来初めての一時1.41ドル台。

  • ポンドドルは一時、08年10月上旬以来の高値、1.6199ドル。

  • 豪ドル米ドルは08年9月以来初めて0.8000を上回った。

  • 金、原油共に続伸。ドル安や景気先行き不安後退が背景と見られます。


    本日の注目点

    • 10:30 豪・4月小売売上高
    • 16:58 ユーロ圏・5月製造業PMI改定値
    • 17:30 英・5月PMI製造業
    • 21:30 加・3月GDP
    • 21:30 加・1-3月期GDP
    • 21:30 米・4月個人所得
    • 21:30 米・4月個人支出
    • 21:30 米・4月コアPCE価格指数
    • 23:00 米・5月ISM製造業景気指数
    • 23:00 米・4月建設支出
      米GM社経営再建計画の最終提出期限
      ガイトナー米財務長官が中国訪問


    米ゼネラル・モーターズ6月1日の市場取引開始前に米連邦破産法の
    適用を申請する見込みとなっており市場も様子見となっているようです。

    またオバマ米大統領が、日本時間2日0:55に米自動車業界について
    ホワイトハウスで演説予定、その後、GMも記者会見を開く予定となっています。

    為替相場の影響としては、それほど大きなものとはなっていないようで
    ほぼ織り込み済みと見られます。
    それよりも金、原油等の上昇でリスク選考をどこまで進めるかに市場の関心
    が移行しつつあるように見受けられます。

    東京時間については、先週の流れを引き継いだ動きになると思われ、
    変動幅は、先週と大きく変わりませんがドル円95.00~96.00、
    ユーロドル1.4084~1.4190とレンジ予想しています。

    ただドルの売られたペースが早すぎる気もしますので本日の動きとしては
    ドルの買戻しが入るかも知れません。

    またテクニカル面でもドルストレートでは、レジスタンス、サポートラインの
    突破をきっかけにドル売りが進みましたので利食い等の調整も出てきそうです。

    大きなトレンドという意味合いでは、円安が進む可能性も高くなっていますので
    今晩のGMからの動きには注目です。

    個人的には、リスク選好という視点からドルがユーロや豪ドル、ニュージーランド
    ドルなどに対して売られやすい展開が続くとみています。
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