FC2ブログ

米失業率50年ぶりの低水準 

ひと目で分かる昨晩の動き 

NY市場

◆雇用統計発表後に107円台を回復し、107円13銭まで
ドルが買われた。その後は107円前後で一進一退の展開となり、
106円台後半で越週。
◆ユーロドルも発表直後に1.10までユーロ高が進んだが
その後は1.09台後半でもみ合う。
◆株式市場は3市場とも揃って大幅反発。9月の雇用統計の内容が
さほど悪化しておらず、米景気もそれほど悪くはないとの見方から
ダウは372ドル高で取り引きを終える。
◆債券相場はほぼ横ばい。長期金利は1.529%前後で推移。
◆金は小幅に下落。原油は9日ぶりに反発。

◆9月失業率          →  3.5%
◆9月非農業部門雇用者数   →  13.6万人
◆9月平均時給 (前月比)   →  0.0%
◆9月平均時給 (前年比)   →  2.9%
◆9月労働参加率        →  63.2%
◆9月貿易収支         →  -549億ドル


本日の注目イベント

◆日  9月景気先行指数(CI) (速報値)
◆中   中国8月外貨準備高
◆独   独8月製造業新規受注
◆米   8月消費者信用残高
◆米   カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁講演


ドル円は先週末、9月の米雇用統計を受けて107円台を回復したものの勢いはなく、
106円台後半で一進一退の展開でした。
9月の雇用統計では、非農業部門雇用者数と賃金は市場予想を下回ったものの、失業
率が3.5%と、実に50年ぶりの低水準を記録しました。
また8月分の雇用者数が13.0万人から16.8万人に、7月分も15.9万人か
ら16.6万人にそれぞれ上方修正され、労働市場は引き続き堅調で、「米景気はそ
れほど悪くはない」といった見方が強まりました。
株式市場はこの結果を好感し、ダウは372ドル上昇し、他の主要指数も揃って買わ
れ、ほぼ全面高の様相でした。

もっとも、これまでに発表を終えたISM製造業や非製造業、それにADP雇用者数
の指標が予想を大きく下回っていたことから、市場には「雇用統計も悪いだろう」と
いったマイナス方向のバイアスが掛かっていたことも作用した印象です。
この日はワシントンでパウエル議長の講演もあり、議長は米景気について「米経済は
いくらかリスクを抱えているものの、総じて良好な状態にあると言えるだろう」と述
べ、雇用統計の結果についても、「失業率は半世紀ぶりの低水準付近にあり、インフ
レ率は当局の2%目標付近だがそれをやや下回った水準で推移している」と指摘し、
「われわれの仕事は、可能な限り長期間、その状態を維持することだ」と語っていま
す。(ブルームバーグ)

労働市場が引き続き拡大基調にあることが確認されたことで、今月末に開催されるF
OMCでの利下げ確率はやや低下しています。
またブルームバーグは、米経済が現在良好に推移しているため、過去2回のFOMC
で利下げに反対票を投じてきたカンザスシティー連銀のジョージ総裁が、「一段の成
長減速の兆候があれば追加利下げに賛成する用意がある」と述べたことを伝えていま
す。

今朝のドル円は、先週末のNY市場の引け値よりも、円高方向で取引が始まり「窓明
け」を見せています。これは、中国側が貿易交渉の合意には消極的な姿勢を示してい
ることが報じられたことが主因となっています。
過去数週間に北京を訪問した米当局者との会合で、中国高官は同国が議論したい問題
の範囲はかなり狭まっていると示唆し、劉鶴中国副首相は米国側の要人に対し、中国
の産業政策や政府補助金の改革に関するコミットメントを盛り込まない提案を行うと、
関係者の話として伝えています。(ブルームバーグ)
米中閣僚級協議は今週10日からワシントンで再開される予定ですが、トランプ大統
領はこの協議に対する楽観的な見方を何度も示していますが、まだまだ合意には程遠
いというのが事実のようです。

毎月初旬に発表される重要経済指標を終え、市場の関心は上記米中通商協議のなり行
きに移ります。今月はそれ以降もトランプ大統領の弾劾調査問題やBREXITもあ
り、さらに日米欧の金融政策発表も控えています。
これまでの、107-109円のレンジが1円ほど下方に修正されたように見えます
が、米景気がどこまで粘り腰を見せるのかが基本になろうかと思います。

本日のドル円は106円40銭~107円30銭程度を予想します。


スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://gaitameonline.blog50.fc2.com/tb.php/2808-28ca8d67

このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判
断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊
社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。

外国為替証拠金取引とは、元本や利益が保証された金融商品ではありません。お取引した通貨にて、
相場の変動による価格変動やスワップポイントの変動により、損失が発生する場合があります。
レバレッジ効果では、お客様がお預けになった証拠金以上のお取引が可能となりますが、証拠金以上の
損失が発生するおそれもあります。個人のお客様の取引に必要な証拠金は、各通貨のレートにより
決定され、お取引額の4%相当となります。証拠金の25倍までのお取引が可能です。
(法人のお客様の取引に必要な証拠金は、通貨ペア、取引コースにより1万通貨あたり3,500円から
34,000円の範囲内であり、証拠金の約200倍までの取引が可能です。)当社では、
「オフセット注文™」以外の取引手数料、口座維持手数料を無料としておりますが、
取引レートの売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があり、
また諸費用等については別途掛かる場合があります。当社は法令上要求される区分管理方法の
信託一本化を整備いたしておりますが、区分管理必要額算出日と追加信託期限に時間差があること
等から、いかなる状況でも必ずお客様から預かった証拠金が全額返還されることを保証するもの
ではありません。ロスカット取引は、必ず約束した損失の額で限定するというものではありません。
通常、あらかじめ約束した損失の額の水準(以下、「ロスカット水準」といいます。)に達した時点から
決済取引の手続きが始まりますので、実際の損失はロスカット水準より大きくなる場合が考えられます。
また、ルール通りにロスカット取引が行われた場合であっても、相場の状況によってはお客様より
お預かりした証拠金以上の損失の額が生じることがあります。お取引の開始あたり、
契約締結前交付書面を熟読の上、十分に仕組みやリスクをご理解いただき、ご自身の判断にて
開始していただくようお願いいたします。