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ドル円一時108円台を回復 

ひと目で分かる昨晩の動き 

NY市場

◆ドル円は米中通商協議への楽観的な見方が強まり一時
108円台を回復。トランプ大統領が中国の劉鶴副首相と
会うとツイートしたことで協議の進展期待が強まった。
◆ユーロドルは反発。ECBのQE観測が弱まり、ユーロ買い
ドル売りに1.1033までユーロ高が進む。ユーロは対円でも
9月20日以来となる118円台後半まで上昇。
◆米中通商協議を巡る好材料に株価は続伸。ダウは150ドルを
超える上昇。他の主要指数も揃って続伸。
◆債券相場はリスクオンの流れが強まり続落。長期金利は
1.66%台へと大幅上昇。
◆金は反落し、原油は4日ぶりに反発。

◆9月消費者物価指数   →  0.0%
◆ 新規失業保険申請件数  →  21.0万人

本日の注目イベント

◆独   独9月消費者物価指数(改定値)
◆欧   国際エネルギー機関(IEA)月報
◆米 9月輸入物価指数
◆米   10月ミシガン大学消費者マインド(速報値)
◆米   カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁講演
◆米   ローゼングレン・ボストン連銀総裁講演
◆米   カプラン・ダラス連銀総裁講演
◆加   カナダ9月就業者数
◆加   カナダ9月失業率

引き続き錯綜する米中通商協議を巡る情報に振らされる相場が続いています。
昨日の東京時間朝方には、香港紙が「次官級協議では進展がなかった」と伝
えたことから、ドル円は107円近くまで売られましたがそこから切り返し、
今度は15日発動予定の「中国製品に対する30%の関税賦課を延期する可
能性がある」との一部報道に、107円80銭前後までドルが急進。
さらにNY時間には、トランプ政権が中国のファーウェイに対し、機密保持
の必要性の低い製品を供給するライセンスを一部米国企業に与える方針だと
の報道に、欧州時間では下落していたドルが再び上昇。トランプ氏が劉鶴副
首相と会うとツイートしたことで108円台までドル高が進む展開でした。

トランプ氏は、「中国との交渉において重要な日だ。彼らは取引を望んでい
るが、私はどうだろうか。私は明日、ホワイトハウスで副首相に会う」とツ
イートしています。また、初日の協議についても、「非常にうまく行った」
述べ、「われわれはここで明日彼らと会うだろう。極めて順調だ」と、記者
団に話しています。ただ、米中は共に、まずは部分的な合意を取りまとめ、
双方の立場に大きな開きがある問題はその後に議論することにしているよう
に見受けられる。(ブルームバーグ)との見方もあり、トランプ氏の口からは
15日発動予定の関税引き上げについては言及がありません。米中協議に楽
観的な見方が急速に強まり、各金融市場ではリスクオンの流れに傾いていま
すが、まだ予断は許しません。
協議は日本時間明日の朝方に終える予定ですが、ワシントン時間土曜日にト
ランプ氏が突然想定外の発言を行い、翌週の月曜日には市場が大混乱したこ
とは記憶に新しいところです。安心仕切るのはまだ早いでしょう。

昨日はBREXITに関しても進展がありました。
ジョンソン英首相とアイルランドのバラッカー首相はEUからの離脱条件の
合意へ「道筋」が見えるとの見解で一致しました。
両首相はイングランド北西部で1対1の会談を行い、会談は2時間半に及び
ました。声明では、両国ともに「離脱合意を成立させることがあらゆる関係
者の利益にかなうと引き続き確信している」と言明し、「合意への道筋が見
込めるとの点で一致した」と述べています。この声明を受けてポンド円は1
31円台前半から2円ほど上昇しています。

ドル円は一時は108円台まで乗せましたが、この水準には「120日移動
平均線」があり、前回10月1日にも上昇を抑えられた経緯があります。
昨日もこの水準で一旦上昇が止まっており、市場参加者が意識している証か
と思います。先ずはこの水準を抜けるかどうかが注目され、抜けたら今度は
さらに重要なレジスタンスである108円台半ばが抜けるかどうかが焦点で
す。この水準を抜けば、ドルが上昇トレンドに弾みをつける可能性があると
予想しています。108円~108円台半ばにはドル売り注文が集まってい
ることは想像に難くありません。従って、それらの売り注文をこなすだけの
材料が必要です。
一方で、その水準を超えた所には「ストップロスのドル買い」もあると見ら
れ、抜けると以外に上昇が早い可能性もあります。
全てはワシントンでの協議次第です。

本日のドル円は107円50銭~108円50銭といったところでしょうか。


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