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米中貿易協議、合意に向けて最終段階か? 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • 東京時間に109円20銭まで上昇したものの、その後108円台後半まで押し戻されたドル円は、NYでは再び上昇。株価の上昇に109円14銭まで買われたが、感謝祭を控え勢いもなく、109円05-10で取引を終える。

  • ユーロドルは1.10を割り込めず、1.1026まで反発。

  • 株式市場は米中貿易協議の合意が最終段階にあるとの報道から続伸。ダウは55ドル上昇し、主要指数は連日で最高値を更新。

  • 債券相場は小動きながら小幅に続伸。長期金利は1.74%台に低下。

  • 金は反発し、原油は続伸。

本日の注目イベント

  • 中 10月工業生産
  • 米 10月耐久財受注
  • 米 7-9月GDP(改定値)
  • 米 新規失業保険申請件数
  • 米 11月シカゴ購買部協会景気指数
  • 米 10月個人所得
  • 米 10月個人支出
  • 米 10月PCEコアデフレータ
  • 米 10月中古住宅販売件数成約指数
  • 米 ベージュブック(地区連銀経済報告)

最後に合意できるかどうか依然として不透明さが残る米中貿易協議ですが、市場もかなり楽観的な見方に傾いており、「合意が近い」といったニュースのヘッドラインに素直に反応する動きが定着したような印象です。危うさは残るものの、昨日もトランプ大統領の発言に株価が上昇し、3主要指数ともに揃って連日の高値更新です。株式だけではなく、債券も買われ、金も買われ、金(かね)余りを象徴するような動きと言えなくもありません。ドル円も昨日の東京時間では一時109円20銭まで買われ、ドル高が進みましたが、その後は108円台に押し戻されましたが、NYでは株価の上昇を好感して再び109円台を回復しています。

トランプ大統領は中国の習近平主席と話をしているとしながら、中国との第一段階の貿易合意に向けた協議について、完了に近いと述べています。トランプ氏はホワイトハウスで記者団に対し、「われわれは極めて重要な取引の最後の難所にある。非常に順調に進んでいる」と語りました。また香港情勢について意見を求められると、「米国は香港情勢がうまく行くことを望んでいる」と答え、「良い結果になると確信している。(習主席は)それを実現できる」とした上で、「私は習氏を分かっている。彼は実現を望んでいる」とも述べています。ただ、今回も「香港人権法案」へ署名するのかどうかについては言及しませんでした。貿易協議の合意を巡っては、これに先立って中国外務省も同じような内容の発表をしており、早ければ今週末にも「正式合意」が発表されるかもしれません。気をつけたいのは、仮に「正式合意」が発表されたとしても、ドル円や株価がさらに上昇するとは限らないという点です。「材料出尽くし」や「Buy on rumor sell on news」ということが往々にしてあるからです。特に米国株はこの種のニュースだけで大きく上昇してきた経緯があるだけに注意したいところです。パウエルFRB議長は25日ロードアイランド州で講演を行い、現行の金融政策を維持することを示唆しました。議長は、「経済を巡る今後の情報が当局の見通しとおおむね合致した状況が続く限り、現行の
金融政策スタンスは依然として適切である可能性が高いとわれわれは考える」と述べ、「それが力強い労働市場を支えるとともに、インフレ率を上下に対称的な2%の目標にしっかり回帰させることになる」と付け加えています。ただ今後の見通しについては、政策が「事前に設定されたコースにはない」と改めて述べ、見通しに重大な変化があった場合に政策を調整するだろうと述べました。(ブルームバーグ)

ドル円は徐々に下値を切り上げてはいるものの、109円を挟む展開に変わってきました。まだ109円―109円50銭の水準にはドル売り注文が多いと見えて、上昇しては押し戻される展開です。2歩前進しては1歩後退といったところでしょうか。米国は明日「感謝祭」で、翌日の「ブラック・フライデー」からは、いよいよ年末商戦がスターです。昨日発表されたコンファレンスボードの消費者マインドではやや消費拡大期待にブレイキがかけられた格好ですが、足元の株価の上昇はかなりの「追い風」になると見ています。多くの個人投資家が含み益の拡大から財布の紐を緩めると予想しています。もうしばらくはドル円にとっても「逆風」ではなく、「弱い追い風」が吹いているように思います。本日のドル円は108円70銭~109円40銭程度を予想します。

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