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重要イベントを控え様子見 

ひと目で分かる昨晩の動き 

NY市場

◆ドル円は小動き。明日からの重要イベントを前に
108円台半ばを中心に値幅は24銭程度に収まる。
◆ユーロドルも動かず、20ポイント前後の値幅に。
◆株式市場は反落。11月の中国の輸出が減少していたことを
受け、世界景気が鈍化するとの観測からダウは105ドル安。
◆債券は反発。長期金利は1.81%台へと低下。
◆金と原油はともに下落。

本日の注目イベント

◆豪   豪11月NAB企業景況感指数
◆トルコ  トルコ11月消費者物価指数
◆独   独12月ZEW景気期待指数
◆英   英10月鉱工業生産
◆英   英10月貿易収支


市場は今週半ばから来週にかけて重要イベントが目白押しであり、この日は経済指標
の発表もなかったことから小動きでした。
その中でも、週末に発表された中国の貿易収支で、輸出が予想以上に減少していたこ
とが材料視され、株価が下落し債券が買われています。
ドル円はほぼ動きがなく、108円半ばを中心にもみ合いが続き、やや膠着感も強ま
ってきました。

今年最後のFOMCが今日から始まり、明日には政策金利の発表がありますが、今回
はほぼ据え置きで決まりのようです。
先週末に発表された11月の雇用統計では、ほぼ「完璧」な内容だったことで、投資
家もさらにその感を強くしたようです。
従って、焦点はパウエル議長の記者会見での発言内容になりますが、これも、貿易に
不確実性が残るものの、良好な雇用と消費が米景気を牽引しているといったコメント
が予想され、現状の米経済指標を俯瞰する限り、現時点でのさらなる利下げを正当化
できないといった内容になろうかと思います。為替にとっては材料になりにくいと思
われますが、今後の金融スタンスについての言及があれば、その点は材料になるかも
しれません。

今週はさらにECB理事会と英国では総選挙が行われ、さらに米国では小売売上高の
発表もあります。
そして15日の日曜日が、中国に対する「制裁関税第4弾」の発動期限です。
これに関して昨日パーデュー米農務長官は、インディアナポリスで開かれた会合で、
「15日に追加関税を課す期限がやって来るが、これが発動されるとは思わない。い
くらか取り下げる可能性もあると思う」と述べ、関税発動には至らないのではないか
との見方を示しました。(ブルームバーグ)
ただ市場はこの発言には反応薄で、発動の可能性は五分五分との見方が優勢のようで
す。仮に関税が発動されれば、玩具やスマートフォンなど、生活に必要な製品160
0億ドル(約17兆3800億円)相当の中国製品に15%の追加関税が課せられる
ことになります。11月の中国貿易収支では、輸入は0.3%(前年比)増加してい
たものの、輸出のほうは1.1%も減少しており、すでに米国との貿易戦争の影響が
見られます。「制裁関税第4弾」が発動されれば、さらに輸出が減少すると見られ、
一部の中国専門家の指摘する「GDPは5.5%~6.0%へ減速する」との予想も
かなり現実味を帯びてきそうです。

上にも下にも行けないドル円ですが、今回はさすがにどちらかには動くと予想されます。
制裁関税が発動されるのかどうかが全てですが、残された日はあと5日です。
ドルロングやショートで捕まっている人も、ここでは届かないであろうと思える水準で
「指値」を入れておくのも一計です。
万が一の場合には「Done」(約定)ということもあるかもしれません。
ということで、今年も残り少なくなりましたが、「棹尾の一振」に期待したいと思いま
す。

本日のドル円は108円20銭~108円90銭程度と予想します。

明日の「アナリストレポート」は都合により、お休みとさせていただきます。
ご愛読者の皆様にはご迷惑をおかけしますが、ご理解の程宜しくお願いいたします。



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