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NYダウ過去最大の上げ幅を記録 

ひと目で分かる昨晩の動き 

NY市場

◆ドル円は110円台から再び111円台を回復し、
111円71銭まで上昇。米国の景気対策案が合意に
近いとの観測に、NY株式市場で株価が急騰したことで、
リスク回避の流れが後退。
◆ユーロドルは反落。1.0746まで売られたが、
下げ幅は小幅。ユーロ円は120円台半ばまで反発。
◆株式市場は、アジアや欧米での株高と、2兆ドル
(約220兆円)の景気対策の合意が近いとの観測から
ほぼ全面高の様相。ダウは過去最大の上げ幅となる
2112ドル上昇し、2万ドルの大台を5営業日ぶりに回復。
◆債券相場は反落。長期金利は0.84%台へ上昇。
◆金はこの日も急騰。前日比93ドル上げ、1660ドル台に。
FRBによる量的緩和が続いており、資金が商品市場に流入した
との見方。原油は続伸。

◆3月マークイット製造業PMI     →  49.2
◆3月マークイットサービス業PMI   →  39.1
◆2月新築住宅販売件数         →  76.5万件
◆3月リッチモンド連銀製造業指数    →  2

本日の注目イベント

◆英   英2月消費者物価指数
◆米   2月耐久財受注

今月に入って何度となく耳にした「過去最大の下げ幅」、「過去最大の上げ幅」
といったフレーズを、昨日もまたNY株式市場から聞こえてきました。
昨日の東京株式市場の値動きから、ある程度の予想はされましたが、アジアや
欧州の株式市場で株価が急反発したことを受け、NYダウは前日比2112ドル、
率にして11.37%も上昇しました。前日には1万8500ドル台まで売られ、
さすがに下げ過ぎとの見方もありましたが、トランプ政権が提案している2兆ド
ルの景気対策法案が近く与野党で合意する見通しになったことが大きく作用した
ようです。ペロシ下院議長も、24日中に合意がまとまる可能性に言及していま
す。

ドル円は東京時間には売られる傾向がありますが、NYに入ると大きく買われる
流れが続いています。昨日も東京時間には110円割れ目前の水準までドル売り
が進みましたが、その後の海外市場では1円50銭以上もドル高が進みました。
昨日もこの欄で触れたように、上昇傾向を見せてはいるものの、引き続き「月足」
の雲に抑えられている格好になっています。
FRBが無制限の量的緩和を行い、日銀もドル資金の供給を積極的に行っている
ため、ドル資金調達への懸念はやや後退していると見られますが、市場全体の不
安はまだ払拭されていないといったところです。

米国では新型コロナウイルスの感染拡大が止まっていません。全米の3分の1の
州では、人々の移動に制限がかかっており、経済活動も急速に縮小しています。
昨日発表されたIHSマークイットの、製造業とサービス業を合わせた3月の総
合PMIは「40.5」と、節目の「50」を大きく下回り、2009年10月
に統計が始まって以来最大の下げ幅になっていました。特にサービス業PMIは
「39.1」と、前月から10.3ポイント低下しており、IHSマークイット
のチーフエコノミストは、「3月のPMIはGDPの年率での減少ペースが5%
に近づいていることをおおよそ示唆している。だが新型コロナとの闘いでロック
ダウンや閉鎖が広がっており、4-6月(第2四半期)は減少率がさらに大きく
なる可能性が高い」と述べています。(ブルームバーグ)

そんな中、トランプ大統領は24日FOXニュースに対して、「イースター(4
月12日の復活祭)までに経済活動を再開させたいと強く願っている」と語って
います。また、トランプ大統領は人々の社会的接触を制限する15日間の措置が
来週終了した段階で、労働者に職場復帰を呼びかけるかどうかを検討すると説明
してきましたが、「この措置を続けることを認めれば、より多くの人が亡くなる
と私は考える」と述べました。
景気下降が長引けば、多くの自殺者が出るのでは、との考えを示しています。
ただWHOは、米国が新型コロナウイルス感染の新たな中心地になり得るとの見
解を示しています。

本日も日本株は堅調な動きを見せそうです。
それでもドル円は株価の上昇にはあまり反応しません。
依然としてドルの先安感が投資家の間で存在し、これが、ドルが上昇した際には
ドル売りという形で上昇を抑制していると思われ、特に東京市場ではこの傾向が
顕著です。投資家や輸出筋の相場観が修正されれば、この動きも一変することも
考えられますが、それには、2月に記録した、現時点ではドルの最高値である1
12円23銭前後を上回るドル高局面が必要かと思います。
連日1円50銭~2円程度の値幅が常態化しています。安易なポジションメイク
は避けるようにしましょう。



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