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NYダウ2月以降で初の続伸 

ひと目で分かる昨晩の動き 

NY市場

◆ドル円は111円台で堅調に推移。日米の株価が続伸し、
債券市場も落ち着いていたことで、111円台前半から
半ばで推移。
◆ユーロドルはやや水準を切り上げたものの、前日と
ほぼ同水準でもみ合う。
◆株式市場は大規模な景気対策案が合意されるとの見方
から続伸。ダウは一時1300ドルを超える上昇を見せ、
2万2000ドル台に乗せたが、引けにかけてだれる。
結局、前日比495ドル上げ、ナスダックは33ポイントの下げ。
◆債券相場は続落。長期金利は小幅に上昇し、0.86%台に。
◆金は利益確定の売りに押され反落。原油は3日続伸。

◆2月耐久財受注     → 1.2% 

本日の注目イベント

◆独   独4月GFK消費者信頼感
◆英   英2月小売売上高
◆英   BOE金融政策発表
◆英   BOE総裁会見
◆英   BOE議事録
◆米   新規失業保険申請件数
◆米   10-12月GDP(確定値)

連日大きく下げた日米の株価が大幅に上昇に転じ、ドル円も111円台半ばから後半
を伺う展開に
なってきました。市場の不確実性は依然として強いものの、日米では中銀による大規
模な金融政策と量的緩和に加えて、ようやく財政の出動も決まりそうなことが、市場
安定に寄与しているようです。米国では2兆ドル(約220兆円)という、過去最大
規模の景気対策案が早ければ本日にも議会で可決する見通しで、この案には、中間・
低所得層には大人1200ドル、子供500ドルを直接支給するという政策も含まれ
ています。

ただ大統領選で、民主党候補の一人であるサンダース議員は、この法案を採決に持ち
込むことを阻止する意向をツイッターで表明しています。
昨日のNY株式市場で、景気対策の合意観測からダウは一時1300ドル程上昇しま
したが、このサンダース議員のツイートを受け、大きく上げ幅を縮小したようです。
日本の景気対策も5月をめどに、50兆円を超える見通しで、この規模はリーマンシ
ョック時のそれを超える規模になっています。
しかしながらそれでも市場への影響は未知数で、まだ規模が足りないとする見方もあ
るようです。「金融や財政ではコロナウイルスの感染は止められない」と、当初から
言われてきました。今朝の時点では、新型コロナウイルスの感染例は世界で45.1
万人に迫り、死者の数は2万5000人に接近していると報告されています。
東京都も昨日は小池都知事が夜8時から会見を行い、「東京都は感染爆発の重大局面
にある」ことを訴えていました。昨日1日だけで感染者が41人も増え、イタリアや
スペインと同じ道をたどるのでは、との危機感があるようです。
まさに爆発的に感染者が増加するのか、それを食い止められるのかの「分岐点」に差
しかかっていると言える状況です。

セントルイス連銀のブラード総裁はCNBCに出演し、新型コロナウイルスの感染拡
大が米経済に甚大な被害を与える可能性があり、そのピークは4-6月期との認識を
示しました。総裁は、「甚大な被害を与えるのは4-6月期となる可能性が高いが、
景気は年末までに持ち直すはずだ」と述べ、「前代未聞の数字となるだろうが、希望
を失ってはいけない」と、4-6月期に失業率が30%に到達する可能性があるとし
た、先の発言を和らげました。(ブルームバーグ)その意味では、今夜発表される
「新規失業保険申請件数」が注目されます。毎週発表されるこの指標は、長い間20
~22万件で安定的に推移してきました。
リーマンショック後には、一時40万件に迫る水準にまで急増したこともありました
が、今週のそれは「桁外れの急増になる」と、ブラード総裁は語っていました。
S&Pグローバル・レーティングスによると、今夜発表の数字は最大で300万件と、
1982年に記録した過去最多水準の4倍になる可能性もあるとしています。(ブル
ームバーグ)
すでに発表されたマークイットのサービス業PMIでも、市場予想を大きく下回る結
果が出ています。今後発表される3、4月の経済データは、予想よりも大きく悪化し
たものが多く出てきそうです。そのたびに、市場はドル売りで反応する可能性もあり
ます。ただ、ブラード総裁も述べているように、この状況は短期的に終わる可能性が
高く、そのための景気対策を現在行っているところです。

ドル円は相変わらず、東京時間で売られてもNYでは反発する傾向が続いています。
111円50-70銭近辺が「壁」になっている印象ですが、これは、今年のドルの
最高値に接近していることと、「月足の雲」に抑えられていることが原因と考えられ
ます。米国での新型コロナウイルスの感染がどこまで続くのかにもよりますが、個人
的には112円23銭という今年のドル最高値を抜けない限り、ドル円は再び107
円方向の可能性が高いと予想していますが、どうでしょう・・・・。

もうしばらく相場の動きを注意深く見る必要があります。



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