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金続伸し、一時2000ドル台に乗せる 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • ドル円はさらに下落し、NYでは105円台を割り込み、104円96銭まで売られる。リスク回避ムードが高まり、避難通貨のスイスフランが買われたことも影響。

  • ユーロドルは小幅に反落。このところの急上昇から利益確定の動きも出て、1.1704まで下落。

  • 株式市場は反落。世界的な新型コロナウイルスの感染拡大と企業決算を手掛かりにダウは205ドル下落。

  • 債券相場は急反発。長期金利は0.57%台まで低下。

  • 金は続伸し一時は2000ドル台に乗せたが、引け値では1944ドル台と、値幅を伴い荒っぽい動きに。

  • 原油は小幅に反落。

本日の注目イベント

  • 豪 第2四半期消費者物価指数
  • 独 6月輸入物価指数
  • 英 6月消費者信用残高
  • 米 FOMC 政策金利発表
  • 米 パウエル議長記者会見
  • 米 6月中古住宅販売成約件数

昨日の東京時間では底堅い動きを見せ、105円台半ば超えまで反発したドル円でしたが、「主戦場」であるNY市場では再び下げに転じ、105円台を割り込み、104円96銭までドル安が進んでいます。105円割れは、今年3月13日以来ということになり、昨日の本欄でも述べたように、「104円台半ばから105円前後の、非常に重要なサポート」をテストし、一旦この水準で下落を抑えられた格好になっています。特に昨日はドルスイスでスイス高が進み、一時は0.9154近辺までドルが売られ、実に、2015年6月以来、約5年ぶりの水準を記録した影響で円が買われた部分もあったようです。先々週までは「リスク回避のドル買い」といった動きもありましたが、リスク回避が本格的になると、やはり「主役のスイスと円が登場」といった格好です。

FRBは9月までの予定だった「緊急融資プログラム」を3カ月延長し、今年末まで継続すると発表しました。新型コロナウイルスの感染が止まらず、厳しい状況が続く景気をサポートすることを目的としています。米国内のコロナ感染状況は依然として一進一退が続いており、アリゾナ州では新規感染者の伸びが鈍化しているものの、フロリダ州では死者数と入院者数が過去最高に上っています。またNY州のすぐ隣のニュージャージー州でも感染が拡大している模様です。一方で米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は、新型コロナウイルスのワクチンについて、晩秋までに世界が回答を得られることに「慎重ながら楽観的だ」と語っています。(ブルームバーグ)ただ、WHOの報道官は「新型コロナウイルスに季節性はない」とし、夏には感染が収まると見られていた考え方に警鐘を鳴らしています。

昨日の各市場の動きを見ると、明らかにリスク回避モードに入った印象があります。米長期金利は0.6%を割り込み、4月に記録した、過去最低水準である0.54%割れに迫っています。また、上昇傾向を強めている金は昨日、史上最高値となる2000ドル台に乗せる場面もありました。さらにビットコインは1万ドルを大きく超えており、WTI原油価格も高水準で推移しており、リスクが高まった際に買われる傾向のあるものは、概ね上昇しています。上記、円やスイシーが買われているのもその一環と見ることができます。新型コロナウイルスのワクチンは早ければ年内にも量産される可能性があります。現在ワクチン開発に関わっている企業は世界で30社弱あると言われており、その中でも米ファイザーが一歩抜け出ており、続いて英アストラゼネカが続いているようです。従って、今回のコロナによる混乱が収束に向かうのは「時間の問題」と言えますが、問題はその時期がまだ不透明だということです。そのため、多くの投資家が「不安」や「動揺」を払拭できず、リスクオフにつながっているものと思われます。株式市場ではその「不透明さ」と「大量のマネー」がせめぎあいを続けている状況です。

日本でも昨日は東京都に加え、大阪府や愛知県で過去最多の新規感染者が確認されており、1日の感染者数が全国では1000人に迫っています。重症患者を受け入れるベッドの数も徐々にひっ迫する中、政府はあの悪評の「アベノマスク」をさらに配布することを決めたようです。日本におけるコロナ感染第2波は勢いを増しており予断を許しません。残念なことに、さらに追い打ちをかけるかのように、九州地方を中心に大きな被害をもたらした「自然災害」は、今度は山形や秋田など、東北地方にも及んできました。このまま円を買い続けていいのか、一度立ち止まって冷静に考える必要があるのかもしれません。本日のドル円は104円60銭~105円60銭程度を予想します。

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