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米雇用統計再び悪化で全面高。 

昨日雨の中、当社セミナーにご参加いただいた皆様

お疲れ様でした。

限られた時間の中で、伝えたかったことを全て伝えられたかどうか

分りませんが、今後ともお役に立てるよう努力してまいりますので

もよろしくお願いいたします。

週末です。今日も一に頑張りましょう。


ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場


  • 6月の米雇用統計が発表され、事前予想を下回る内容だったことから
    リスク回避の動きが加速し、株、ドルが売られる一方、円が買われ、
    債券も上昇。

  • 6月失業率は9.5%と予想ほど悪化していなかったものの、非農業部門の
    雇用者数は▼46.7万人とこちらは減少幅が拡大。

  • 円は、96円台半ばから継続的に買われ、一時95円70まで上昇。
    他の主要通貨に対しても軒並み買われ、典型的な「円全面高」の流れに。

  • 米雇用統計の結果を受け、NY株式市場では株価が大きく下落。
    NY証券取引所のシステムトラブルもあり、NYダウは223ドル安。

  • 財政悪化が続いているカリフォルニア州のシュワルツネッカー知事は
    会見を開き非常事態を宣言。

  • 原油価格は米経済の回復が遅れるとの見方から大幅に売られ66ドル台に。

  • ECBは理事会で現行政策金利の据え置きを決定。その後の記者会見で
    トリシェ総裁は「2010年半ばまでに景気は回復する。」との見通しを発表。
    金融緩和打ち止めへの言及がなかったっことでユーロは対ドル等で下落。

  • 5月ユーロ圏の失業率は9.5%と10年ぶりの水準へ。


本日の注目点
       
  • 欧   ユーロ圏5月小売売上高
  • 米   休場(振替休日)


米雇用統計の結果がすべてでした。
5月に発表された非農業部門雇用者数が大幅にマイナス幅を縮小したことから
今回の数字も注目され期待感もあった中、予想を大きく上回る減少でした。

米景気の経済指標はこのところ強弱まちまちで、改善された数字が続く可能性は
少ないという意識はあったものの、市場は読み違えたようです。

発表直後はそれほど大きな反応は見せませんでしたが、NYダウの下げ幅が拡大し、
原油価格も下落速度をやめると、連休を控えていることもありポジション調整の円高、
ドル高、主要通貨安が加速しました。

とりわけ、豪ドル円はこれまでのロングポジションの積み上がりもあり、商品相場の
下落が重なり大きく値を崩しています。

また、ECBのトリシェ総裁が政策決定後の記者会見で記録的な低水準にある1%の
政策金利は「適正」だとの見方を示したことで、金利打ち止め感が後退し、対ドルで
大幅に下落しました。

ユーロ圏の景気回復についても2010年半ばまでには回復との見通しを示しましたが
改めて年内後半での景気回復は困難との見方からユーロの下落幅に拍車が
かかったようです。

今回の発表で米国、ユーロ圏ともに失業率は9.5%に並び、日本の5.2%とともに
最悪の状況となっています。
一般的に景気が底入れしても失業率は上昇傾向を示し、時間差があるとことから、
現状が「最悪期」の可能性もあります。

米国では政府・サービス部門が全体の足を引っ張っており、ユーロ圏ではスペインの
失業率が突出しています。
両地域とも今後失業率が二桁に乗せるかどうかが景気回復の鍵を握っていると
言えるでしょう。

ドル円は円高が進んだといっても95円台後半です。
依然として95円ー97円近辺でのもみ合いが続いていますが、クロス円では
円が大きく上昇しています。

今後、このクロス円での円買いが加速するようだと、ドル円もレンジの下限を
割り込むことが予想され、ドル円に与える影響も大きくなると考えます。

今年の1月下旬以来ユーロ円、豪ドルなどでは大幅な円安が続いていますが、
その潮目が変わる時がドル円のレンジが変わる時かもしれません。
その水準はユーロ円の133円割れ、豪ドル円の75円割れをメドと観ています。

昨日北朝鮮が4発のミサイルを発射しました。
国連安保理が6月12日に北朝鮮に対する制裁決議を採択したばかりですが、
これに対する対抗行動と見られます。

「駄々っ子」北朝鮮の行動はこれからも注意が必要ですが、ここでも、基軸通貨ドルを
巡る問題と同様、中国の出方がポイントになってきそうです。

来週イタリアで開催されるサミットでは中国などが主張する「新たな準備通貨創設」に
向けての具体的な提案が共同声明に盛り込まれるのではとの指摘もあります。
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