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米金利低下によりドル円109円台半ばへ 

ひと目で分かる昨晩の動き 

NY市場

◆110円台前半で推移していたドル円は、米8月CPIの発表を
境に急速に下げ、109円53銭まで売られる。
◆ユーロドルは反発し、1.1846まで買い戻される。
◆株式市場は3指数が揃って反落。CPI発表後は上昇する場面も
あったが続かず、法人税増税などが嫌気され大幅安に。
◆債券は大幅高。8月のCPIが予想を下回ったことが材料に。
長期金利は1.28%台へと低下。
◆金は続伸し、原油は横ばい。
  
◆8月消費者物価指数    →  0.3% 

本日の注目イベント

◆豪   豪9月ウエストパック消費者信頼感指数
◆中   中国8月小売売上高
◆中   中国8月鉱工業生産
◆欧   ユーロ圏7月鉱工業生産
◆英   英8月消費者物価指数
◆英   英8月生産者物価指数
◆米   9月NY連銀製造景況業指数
◆米 8月輸入物価指数
◆米   8月鉱工業生産
◆米   8月設備稼働率
◆加   カナダ8月消費者物価指数


米8月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想の「0.4%」を下回り、「0.3%」
だったことで、少なくともFRBは今後の金融政策に余裕が出てくるものと思われます。
消費者物価の上昇率は今年1月以来の低水準となり、上昇率の鈍化が意識されます。
変動の大きい食品とエネルギーを除くコア指数も「0.1%」と、今年2月以来の低い伸
びとなり、インフレ圧力が低下しています。ただ、今回の結果だけでパウエル議長などが
主張する、「物価上昇は一時的だ」と見ることが出来るかどうかは判断できません。
また、多くのFOMCメンバ-が「年内のテーパリングを支持する」と主張する政策変更
への道筋は、今回のCPI下振れを受けたことだけでは、現時点では変わらないと予想し
ています。

CPIが予想を下回ったことで、発表後に株高が進む場面もありましたが続かず、結局リ
スク回避の流れとなりNY株は大きく下げています。特にダウの動きが気になります。
前日6日ぶりに大きく反発したものの、昨日はその上昇分を全て吐き出す展開でした。
企業業績への懸念や米景気のピークアウト観測などが重荷になっていると見られます。
一方日経平均株価の方は昨日も上昇して、31年ぶりの高値を記録していますが、
割安感を理由に海外からの買い物も集めているとの説明もあり、年内3万2000円程度
までの上昇も見込めるとする専門家の分析もありました。「米国株がくしゃみをすれば、
風邪をひく日本株」と言われて久しいですが、今回の上昇が日本株上昇の第一段階だとす
れば、ドル円をサポートすることにもつながります。

昨日もこの欄に登場した「中国恒大集団」ですが、同社を巡る問題に新たな火種が持ち上
がっています。ブルームバーグによると、同社が提供する個人投資家向けの高利回り商品
が償還遅延で投資家の抗議活動が活発になっているようです。
恒大は最大で年率約13%の高金利をうたって理財商品を販売し、獲得した資金を運転資
金に回していたそうです。また恒大の理財商品を購入した投資家の多くが従業員で、同社
も購入を奨励していたようで、購入した一人は、「恒大は世界の500社に選ばれている
から、この商品は非常に安全だと言われた」と語っています。
結局、高金利を「エサ」に資金を集め、当初はその資金で配当を行いますが、その後資金
が回らなくなる「自転車操業」を続けてきたわけです。同社理財商品のうち400億元(
約6830億円)程度が満期を迎えているそうです。この類(たぐい)の事件は、日本で
もたびたび起きています。2013年頃に起きた「AIJ投資顧問事件」が思い出されま
した。この世に、「元本保証」、「確定高利回り」、「一部の投資家限定」などという言
葉は、全てインチキで詐欺だと思うことが必要です。ここでは「金融リテラシー」が試さ
れます。

米長期金利の低下がドル円を押し下げていますが、109円50銭前後が今日のサポート
で、ここを抜けるかどうかが焦点になりそうです。

予想レンジは109円30銭~110円10銭程度でしょうか。


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