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中国恒大集団一部デフォルトに 

ひと目で分かる昨晩の動き 

NY市場

◆ドル円は売られ113円27銭まで下落。長期金利の低下や
コロナ感染に伴う英国での規制強化を受けて円を買う動きが
強まった。
◆ユーロドルは1.13を挟みもみ合う。
◆株式市場は反落。変異株に対する制限措置が経済に及ぼす
影響が意識され、ダウはほぼ横ばいながらナスダックは269
ポイント下げる。
◆債券は反発。長期金利は低下し、1.5%台を割り込む。
◆金は3日ぶりに反落。原油価格も4日ぶりに下落。

◆新規失業保険申請件数      →  18.4万件
◆家計純資産(3Q)       →  2326b

本日の注目イベント

◆独   独11月消費者物価指数(改定値)
◆英   英10月鉱工業生産
◆英   英10月貿易収支
◆米   11月消費者物価指数
◆米   12月ミシガン大学消費者マインド(速報値)
◆米    11月財政収支

中国恒大集団が流動性危機の中で初めて、デフォルトに陥りました。
6日に猶予期間が終了したドル建て債の利払いが確認できなかったことにより、
格付け会社フィッチ・トレーティングは同社の格付けを「一部債務不履行(R
D)」に引き下げました。フィッチはまた、同業の佳兆業集団の格付けも「R
D」に引き下げています。
中国人民銀行の易綱総裁は9日、「不動産開発大手の中国恒大集団が債務を履
行できないのは市場の問題であり、市場に基づくやり方で扱われることになる
」と述べ、中国当局は3000億ドル(約34兆円)の負債を抱える中国恒大
を救済するつもりはないことを、あらためて示唆したものと、ブルームバーグ
は伝えています。これまで何度か流動性危機が伝えられてきましたが、何とか
しのいできたものの、今回デフォルトに認定されたことで、中国の不動産バブ
ルに対する警戒感が高まりそうです。現時点では、「中国の国内問題」に留ま
っているようですが、今後どのように金融市場に伝播して来るのか注意が必要
かと思います。

米ファイザーが暫定結果としながらも、ワクチンのブースター(追加免疫)接
種の有効性を発表したことや、南アフリカの最大民間病院ネットワークを運営
する「ネットケア」の「患者にみられる症状は、これまでのものに比べはるか
に軽い」との報告により、オミクロン株への警戒感がやや後退していましたが
、昨日の海外市場では再びリスクオンの流れに傾き、NYでは株価が下げ長期
金利の低下に伴い、ドル円は113円27銭近辺まで押し戻される局面もあり
ました。前日には113円96銭まで上昇したものの114円台乗せには至っ
ていません。来週のFOMCまでは、112円台半ばから114円程度のレン
ジ内で推移しそうな気配も漂ってきました。

バイデン大統領は9日、2日間の日程で「民主主義サミット」を開催しました
。約110の国や地域が参加しましたが、権威主義国家とみなされている中国
とロシアを念頭に置いたもので、両国はこのサミットに招待されていません。
バイデン大統領はオンライン形式の中で、「われわれが見ているデータはおお
むね間違った方向を示している」と指摘し、「民主主義的な価値観の後退がか
つてなく複雑化している世界的な課題によって深刻化しつつある。こうした懸
念に対応するには協調した取り組みが求められる」と述べています。
バイデン政権はこれに先立ち、2022年北京冬季オリンピック・パラリンピ
ックに「外交的ボイコット」を行うことも発表し、これにイギリスやオースト
ラリア、ニュージーランドが同調する決定を行っており、中国の人権問題やロ
シアのウクライナ侵攻リスクに対して強い姿勢を見せています。こうした地政
学的リスクや外交問題が折に触れて市場を揺るがす場面も、今後は予想されそ
うです。

今夜は米11月の消費者物価指数が発表されます。
10月は「6.2%」と、1990年以来31年ぶりのインフレ率でしたが、
今回はさらにこれを上回る物価上昇率が予想されています。
市場予想は「6.8%」と見込まれており、この予想通りであれば、1982
年以来の高い伸びとなります。
その結果を踏まえて来週14-15日には今年最後のFOMCが開かれ、結果
次第ではテーパリング加速の議論に大きな影響を与えるとみています。
仮に予想を上回るようだと、利上げ観測が前倒しとなり、ドル円が上昇する公
算が高いと思われますが、一方で株価が下げリスク回避の流れにつながる可能
性もあり、注意したいところです。

本日のドル円は113円~113円90銭程度を予想します。


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