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日米首脳会談開催 

ひと目で分かる昨晩の動き 

NY市場

◆ドル円は128円を挟みもみ合う。米長期金利が低下したことで
127円60銭まで売られたが、勢いはなく128円手前まで反発。
◆ユーロドルは1.05台で推移。7月利上げの可能性が高まるものの、
景気減速懸念から上値も限定的。
◆株式市場はまちまち。ダウは一時600ドル下げる場面もあったが、
その後急回復し、プラスで引ける。ナスダックは33ポイント下げ、
年初来安値を更新。
◆債券は続伸。長期金利は2.78%台に低下。
◆金と原油は中国情勢を手掛かりに続伸。

本日の注目イベント

◆日   日米首脳会談
◆トルコ トルコ4月消費者物価指数
◆独   独5月ifo景況感指数
◆欧   ベイリー・BOE総裁講演(ウイーン)
◆欧   世界経済フォーラム年次総会(ダボス)
◆米   ボスティック・アトランタ連銀総裁講演
◆米   ジョージ・カンザスシティー連銀総裁講演


昨日の午後バイデン大統領は韓国の訪問を終え、大統領専用機「エアフォ
ース・ワン」で米軍横田基地に到着しました。バイデン氏の訪日は大統領
就任後初めてとなり、本日岸田首相と首脳会談を行います。
会談では「ウクライナ支援問題」や「中国問題」など、議題も多い中、日
本は防衛費の増額を表明するとみられています。
ウクライナ問題をきっかけに、政府与党内では「防衛費をGDPの2%以
上に」との議論が活発となり、岸田首相は具体的な額には言及しないまで
も、日本の防衛費を増額する意向を表明するものとみられます。

ウクライナではマリウポリをほぼロシアに掌握されましたが、戦闘は続い
ており、ウクライナのゼレンスキー大統領はロシアに対する対抗姿勢をや
や変えた可能性があります。
これまで、クリミア半島奪回が勝利の証だといった表現を行っていました
が、日経新聞によると、「ロシア軍を2月24日の侵攻以前の地点まで押
し戻せば、ウクライナにとって勝利となる」と述べ、クリミア半島奪回は
目指さないとの考えを示唆しているようです。
その背景には、最大で1日当たり100人もの兵士が毎日命を落としてい
る現状を踏まえて、ウクライナの兵士の命をより多く救うためにも、「戦
争は外交を通じて終結することになる」と語っています。
当初、徹底抗戦の構えを見せていたゼレンスキー大統領も、戦争終結が第
一との考えに傾いてきたのかもしれません。
戦争は、明日で3カ月になります。
一方米国は21日、バイデン大統領が総額約400億ドル(約5兆115
0億円)規模のウクライナ支援法に署名し、法案が成立しました。

セントルイス連銀のブラード総裁は20日、FOXビジネスのインタビュ
ーで、「私は年末までに(FF金利を)3.5%に引き上げるべきだと述
べてきた。これは一部同僚が考えるより高い水準だ」とし、「より前倒し
し、インフレとインフレ期待を制御できれば、それだけ状況の改善も進む
。23、24年にはインフレがしっかり制御され、政策金利を引き下げる
こともあり得る」と語っています。(ブルームバーグ)
今回の局面で、「政策金利引き下げ」のタイミングにまで言及したのは、
ブラード総裁が初めてですが、今年積極的な利上げを行っても、果たして
来年にはインフレが収まり、利下げを議論する機会が来るのでしょうか。
やや楽観的な感じもしますが、同総裁は、今回のインフレが加速する過程
でもいち早く「大幅な利上げを行うべきだ」と早くから警鐘をならしてお
り、結局FRBは同総裁の言及に追随した形となっただけに、あなどれな
いかもしれません。

日本の4月の生鮮食料品を除く消費者物価指数は年率で「2.1%」でし
た。7年ぶりの高水準に達したことで、日銀が現行の金融政策を「修正」
するのではないかといった観測も広がり、発表直後にはやや円が買い戻さ
れる局面もありましたが、G7後の記者会見で黒田総裁は、安定的な2%
ではない。現行のイールド・カーブ・コントロール(YCC)を軸に緩和
を続ける意向を示しました。
黒田総裁は、「物価上昇の要因は、国際商品市況を中心とした輸入物価の
上昇であり、交易条件の悪化によって国民所得が流出し、経済を下押しす
る」と指摘。「マイナス金利を含む現行のYCC政策を軸とした強力な金
融緩和策を粘り強く続け、経済の回復をしっかりサポートすることが重要
だ」と述べています。ただ市場では、今後も物価上昇が続くようなら、現
行の政策の「修正」を行う可能性が高く、現在10年債の金利を基準とし
ているものを、5年債に変更するのではといった観測が有力だと予想して
います。

7月の政策会合で利上げの可能性が高まって来たユーロ圏ですが、ラガル
ドECB総裁は、「7-9月始めに資産購入を終了した後で、われわれは
その後ある時点で利上げを行い、それは数週間後かもしれない」と語り、
0.5ポイントの利上げに関しては、「現時点で何か言えることではない
」と語っています。政策メンバーのクノット・オランダ中銀総裁はデータ
次第では0.5ポイントの利上げが正当化されるかもしれないとの考えを
示していました。

本日のドル円は127円20銭~128円50銭程度を予想します。


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