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米インフレ、ピークアウト観測強まる 

ひと目で分かる昨晩の動き 

NY市場

◆ドル円は133円台でもみ合う。ミシガン大学消費者マインドが
予想を超えていたことでドルを買う流れが強まり133円89銭まで
ドル高が進む。
◆ユーロドルは売りが優勢となり、1.0239前後まで下落。
前日までの1.03台は維持できず。
◆株式市場は大幅に続伸。輸入物価指数がマイナスだったことで
インフレ圧力が大きく低下したとの見方が支えに。S&P500は
72ポイント上昇し、今回の大幅な下落分の半値戻しを達成。
◆債券も買われ、長期金利は2.83%台へと低下。
◆金は反発し、原油は反落。

◆8月ミシガン大学消費者マインド(速報値)  →  55.5

本日の注目イベント

◆日   4-6月GDP(速報値)
◆日   6月鉱工業生産
◆中   中国7月小売売上高
◆中   中国7月鉱工業生産
◆中   中国7月工業利益
◆米   8月NY連銀製造業景況指数
◆米   8月NAHB住宅市場指数

7月のCPI、PPIが予想を下回る上昇率だったことに加え、先週末に発表された
7月の輸入物価指数も前月比「マイナス1.4%」と、市場予想よりも改善していた
ことで米国のインフレがピークを付けたとの見方が強まってきました。
インフレ指標の頭打ち傾向が見えてきたことから、FRBの大幅利上げのペースが
緩やかになるとの観測から、NY株式市場では主要3指数が揃って大幅に続伸し、S
&P500は、今回の大幅な下げで失った下落分の「半値戻し」を達成しました。
それに伴い恐怖指数と言われる「VIX指数」も、4月以来約4カ月ぶりに恐怖心理
が低下したとみて取れる「20」を下回ってきました。

グランホルム米エネルギー長官は14日、米国のガソリン価格はさらに低下するとの
見方を示しています。
足許の米国のガソリン価格は1ガロン当たり4ドルを下回り、3月以来の低水準とな
っています。WTI原油価格は7月11日以来100ドルの大台を下回っており、今
月4日には一時87ドル台まで売られる局面もありました。
ロシアによるウクライナ侵攻もあり、3月には130ドル台まで急騰した原油価格で
したが、世界的なインフレの高進から各国中銀が積極的な大幅利上げを行い、景気拡
大に急ブレイキがかかりました。景気が世界的なリセッションに入る可能性が出てき
たことから、製造業を中心に原油の使用量も減少するといった見方が大きな理由です
が、投機筋の今後の「相場観」にも変化が出て来たようです。

ただ今後の見方はまだ予断を許しません。
台湾問題では、ペロシ下院議長の訪台をきっかけに中国側が猛反発をし、台湾周辺地
域では「一触即発」の状況にもなり米国も危機感を強めていましたが、中国の再三の
強い警告は今のところ「脅し」の域を出ていません。
しかし14日、マーキー米上院議員(民主党)率いる米議員団が台湾を訪問していま
す。
議員団にはマーキー氏の他3名の民主党下院議員と、1名の共和党下院議員も含まれ
ており、蔡英文総統や呉外相らと、米台関係や地域の安全保障、貿易、サプライチェ
ーンなどについて話し合われる模様です。これを巡っては再び中国の反発が強まりそ
うです。
また、まもなく半年になろうとしているロシアのウクライナ攻撃も一向に終わりが見
えません。ウクライナ軍は南部ヘルソン州で高機動ロケット砲システム「ハイマース
」を使ってロシアの弾薬庫を攻撃するだの、反撃を強めています。さらにドンバス地
域でも「激しい戦闘」が続いており、ロシア側も砲兵や軍事機器、兵士を大規模動員
させており、長期戦を意識した戦闘態勢を敷いているとの情報もあります。
ゼレンスキー大統領は欧州最大の原子力施設であるザポリージャ原発をロシアが攻撃
すれば、ウクライナ軍はこれに対応するとけん制しています。
このような状況の中、原油価格を中心に世界的な物価高騰がこのまま落ち着きをみせ
るのかどうかは、まだ不確実性が高いと思われます。

今週はさすがに大きな動きは一服かと思いますが、トランプ氏とFBIの対決も今後
の米大統領選に影響する可能性もあり、注目していきたいと思います。
コロナの陽性から回復したバイデン氏は2024年の大統領選にも出馬し、再選を目
指す計画を始動させる準備を進めていると、ブルームバーグは報じています。

本日のドル円は132円50銭~134円30銭程度を予想します。

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明日(8月16日)のアナリストレポートは都合によりお休みとさせて頂きます。

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