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FOMC議事録は材料にならず 

ひと目で分かる昨晩の動き 

NY市場

◆東京市場では朝方に133円台後半まで売られたドル円は
欧州市場から上昇。NYでは長期金利の上昇に伴い135円台に
乗せ、135円50銭までドル高に。
◆ユーロドルはやや水準を切り上げ、1.02前後まで反発。
◆株式市場は3指数が揃って下落。ダウは6日ぶりに売られ、
上昇も一服。
◆債券も売られ、長期金利は2.89%台まで上昇。
◆金は続落し、原油は反発。

◆7月小売売上高     →  0.0%

本日の注目イベント

◆豪   豪7月雇用統計
◆トルコ トルコ中銀政策金利発表
◆欧   ユーロ圏7月消費者物価指数(改定値)
◆米   新規失業保険申請件数
◆米   8月フィラデルフィア連銀景況指数
◆米   7月中古住宅販売件数
◆米   7月景気先行指標総合指数
◆米   ジョージ・カンザスシティー連銀総裁講演
◆米   カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁、Q&Aセッションに参加

7月26-27に開催されたFOMC議事録が公開されましたが、思ったほ
ど「タカ派的」ではなかったものの、株は売られ、債券も売られ、長期金利
が上昇。
ドル円はその動きに呼応するかのように135円台を回復し、135円50
銭までドル高が進む場面がありました。
この水準は今月5日(金)の雇用統計で、非農業部門雇用者数が市場予想の
2倍以上だった結果を受け、ドルが急騰した水準になります。ただ、昨日も
この水準を抜け切れずに135円台前半まで押し戻されるなど、依然として
一進一退の展開から抜け出てはいません。
ドル円の上昇は、英国の7月のCPIが「10.1%」に上昇し、40年ぶ
りに2桁のインフレ率を記録したことで、欧米などでもなおインフレ圧力は
続くといった見方が影響した可能性があります。

議事録では、「金融政策が経済に効果をもたらす上では長く不規則な時間差
を伴う事実を考慮すると、委員会が物価安定を回復するために必要以上に政
策スタンスを引き締めるリスクも存在すると、多くの参加者は指摘した」と
した上で、「いずれ利上げペースを減速すると当局者らは認識した」とあり
ました。2会合連続で0.75ポイントという大幅な利上げに踏み切ったこ
とで、その効果を見極めながら、利上ペースをいずれ減速させるとの見方が
示されています。これは会合後の記者会見で述べたパウエル議長の発言とも
整合していました。

11月の中間選挙に伴う予備選挙がワイオミング州で行われ、同州共和党の
現職下院議員のリズ・チェイニー氏がヘイグマン氏に敗れました。
ワイオミング州は圧倒的に共和党支持者が多く、特にトランプ前大統領が根
強い支持を受けている「共和党の牙城」です。
ここで、チェイニー氏は現職共和党員でありながらトランプ氏は次期大統領
には相応しくないとの論陣を張り予備選挙を闘ってきましたが、大差で敗北
しています。同氏はチェイニー元副大統領の長女で、ブッシュ政権時代には
国務副次官補まで務めた「大物」です。トランプ氏もじきじきに現地入りし
て応援を行ったヘイグマン氏に敗れたことは、2024年の大統領選にも影
響するかもしれません。

「貿易赤字が常態化」・・・こんな見出しがつくほど、日本の貿易収支で輸
出額より輸入額が上回る状況が続いています。
昨日発表された7月の貿易収支は1兆4367億円の赤字で、これで12カ
月連続の赤字となりました。
要因はいうまでもなく原油などの資源価格が急騰しているからで、円安が追
い打ちをかける格好になっています。
ただ、円安が進むと通常輸出も増えます。実際に7月の輸出額は前年同月比
で19%増え、過去最大でした。
結局、輸入額がそれ以上に増えていることになりますが、報道によると輸出
は金額では増えているものの、「数量」では減少しています。
これは半導体不足や中国のロックダウンの影響が大きかったとみられていま
す。貿易赤字が続くということはその分だけ市場では、主にドルの調達が増
えるということになります。
今後もこの傾向が続けば、仮に円高に振れる局面があったとしても振れ幅は
限定的だということかもしれません。

ロシア・ウクライナ戦争も新たなステージに入ったのかもしれません。
2014年にロシアが一方的に併合したクリミア半島で、9日にロシア軍の
航空基地が爆破されたのに続き、16日には北部のロシア軍の弾薬庫で大規
模な爆発が起きました。
ウクライナ側は明言を避けていますが、ゼレンスキー大統領はビデオ演説で
攻撃したことを示唆しています。
またゼレンスキー氏はクリミアを取り戻すと何度も述べており、一連の攻撃
はロシアの補給網や拠点にダメージを与えることで、戦局を有利にする狙い
がありそうです。米国から提供された高機動ロケット砲システム「ハイマー
ス」を使うことで、遠距離からの攻撃を可能にし、ウクライナも攻勢に出た
とみられます。一方で、一連の攻撃を受けたロシアがさらに攻撃を強めてく
る可能性もあり、来週で半年を経過する勝者のない戦争もまだ終わりが見え
ないようです。

135円50銭まで買われたドル円ですが、今朝は135円を挟んでもみ合
っています。ここから再び押し戻されるようだと、132円台半ばから13
5円台半ばのレンジが続きそうです。目先は135円台半ばが抜けるかどう
かですが、FOMCメンバーの発言と来週のジャクソンホールあたりが材料
になるのでしょう。

本日のドル円は134円10銭~135円70銭程度を予想します。


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