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9月のユーロ圏CPIは10.0%に上昇 

ひと目で分かる昨晩の動き 

NY市場

◆ドル円は再び144円台後半を試すが、144円81銭で
上昇は抑えられる。
◆ユーロドルは反発。9月のユーロ圏のCPI速報値が
10.0%だったことを受け上昇。0.9818近辺まで
買い戻しが進む。
◆株式市場は下落が止まらず、この日も3指数が揃って
大幅に下げる。ダウは500ドル下落し2万9000ドルの
大台を割り込む。
◆債券は続落。長期金利は3.82%台に上昇。
◆金は反発し、原油は続落。

◆8月個人所得                 →  0.3%
◆8月個人支出                 →  0.4%
◆8月PCEデフレータ(前月比)        →  0.3%
◆8月PCEデフレータ(前年比)        →   6.2%    
◆8月PCEコアデフレータ(前月比)      →  0.6%
◆8月PCEコアデフレータ(前年比)      →  4.9%
◆9月シカゴ購買部協会景気指数         →  45.7
◆9月ミシガン大学消費者マインド(確定値)   →  58.6

本日の注目イベント

◆日   4-6月期日銀短観
◆トルコ  トルコ9月消費者物価指数
◆欧   ユーロ圏9月製造業PMI(改定値)
◆米   9月ISM製造業景況指数
◆米   9月自動車販売台数 
◆米   ウィリアムズ・NY連銀総裁講演
◆米   ボスティック・アトランタ連銀総裁。会議挨拶

米8月の個人消費支出(PCE)は、インフレ指標は市場予想を上回り
ましたが、一方で消費支出の方も増加が示され、物価上昇が続く中でも
、家計の堅調な支出が続いているようです。
PECデフレータでは前月比では伸びており、コアデフレータでは前月
比、前年比とも伸びていました。この結果を受け、債券市場では債券が
売られ、金利が上昇。株式市場では下げが止まらず、主要3指数は大幅
に続落しています。一方、ドル円は堅調に推移してはいるものの、14
4円80銭~145円の水準が壁となり、この日も144円81銭で上
昇が止められ、先週1週間はほぼこの傾向が見られました。
ユーロドルは、9月のユーロ圏の消費者物価指数(CPI)が速報値で
10.0%と、前月から加速しており、これで5カ月連続でインフレ率
は上昇していました。今後も大幅な利上げが不可欠との見方からユーロ
ドルは上昇しましたが、エネルギー価格の上昇とイタリアの政局不安に
よるユーロ売りが、金利高によるユーロ買いとぶつかり合う展開が続い
ています。

FOMCメンバーによる講演では、相変らずインフレ抑制に向けて利上
げを継続するといった内容が多かったようですが、やや意見の違いも見
られ始めています。
SFシスコ連銀のデーリー総裁は、「最優先事項はインフレを抑制する
ことだ」とし、「追加利上げを実施すると確信しており、バランスの取
れた経済に戻すためには適切なことだと考えている」と述べています。
また、ブレイナード副議長はNYでの講演で、「金融環境引き締めの完
全な効果が様々なセクターを通じて波及し、インフレを押し下げるまで
には時間がかかる。しばらくの間は景気抑制的な金融政策を維持し、イ
ンフレが目標に戻りつつあるという確信を得る必要がある。従って、わ
れわれは時期尚早な政策巻き戻しを避けることをコミットしている」と
発言し、世界の金融市場混乱が深まる状況にあっても、米金融当局とし
て利上げを継続する決意であることを明確に示しました。(ブルームバ
ーグ)

一方、リッチモンド連銀のバーキン総裁は、「われわれが本気だという
ことは周知されている。優先するのはインフレを抑制することだ」とし
ながらも、「インフレは依然として広範囲に広がり根強いが、政策金利
の引き上げペースが高まる中で主要な物価押し上げ圧力は和らぎ始めて
いる兆候が見られる」と発言しています。
今年上半期の世界の債券、株式市場では、相場の下落により合計で44
兆ドル(約6300兆円)という膨大な金額が消滅し、半期ベースでは
過去最大になった(10月1日付け日経新聞)と伝えられています。
パウエル議長が述べた、「政策変更に伴う痛み」も、かなり具現化され
てきたように思います。今年も残り3カ月となりましたが、年内にイン
フレ鎮静化のデータが確認できるのかどうかが一つの焦点です。

先週のドル円は久しぶりに値幅も少なく、静かな週でした。
概ね144円台で推移し、145円に近づくと売られる展開で上値の重
い印象が残りましたが、それでも大きく売られることはありませんでし
た。この動きを見ていると、「どちらかと言えば、ドル円は上に行きた
がっている」と考えています。
145台では介入警戒感が強まり、仮に介入が入れば2~3円程度円高
に振れる可能性があることから、144円台前半から半ばでドルを買っ
た投資家は「それなら144円台後半で手放そう」とすることが、一時
的な「壁」につながっている部分はあるかと思います。その意味では今
のところ「介入の効果」が出ているとも言えます。
ドル円の今後の動きは、FRBの利上げスタンス次第ということになり
ますが、それもインフレのピークアウトを示すデータがいつ確認できる
のかということになります。

本日のドル円は143円80銭~145円50銭程度を予想します。


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