fc2ブログ

ユーロ圏10月CPIは10.7%の上昇 

ひと目で分かる昨晩の動き 

NY市場

◆ドル円は続伸。長期金利の上昇に伴い、ドル円は堅調に推移し、
148円84銭まで上昇。先週末より1円程度水準を切り上げる。
◆ユーロドルも続落。一時0.9874前後までドル高が進む。
◆株式市場は3指数が揃って反落。連日大幅上昇を
見せたこともあり、この日は売りが優勢に。ダウは128
ドル下げたが、下落幅は小幅にとどまる。
◆債券は続落。長期金利は4.04%台に上昇。
◆金は3日続落。原油も2日続落。


◆10月シカゴ購買部協会景気指数 → 45.2

本日の注目イベント

◆豪   RBA、キャッシュターゲット
◆中   10月財新製造業PMI
◆英   英10月製造業PMI(改定値)
◆米   10月S&Pグローバル製造業PMI(改定値)
◆米   10月ISM製造業景況指数
◆米   10月自動車販売台数
◆米  企業決算 → ファイザー、イーライリリー、プルデンシャル、AIG

ユーロ圏10月の消費者物価指数(CPI)速報値は、9月の「9.9%」を
上回っただけではなく、市場予想の「10.3%」を大きく上回る「10.7
%」でした。(全て前年同月比)これで、6カ月連続で「過去最高」を記録し
、多くのエコノミストは、ユーロ圏のリセッションはほぼ不可避との見方を強
めています。
同日発表された7-9月期GDPは「0.2%」と、辛うじてプラスを維持し
ましたが、4-6月期の「0.8%」から鈍化していました。
エネルギー価格の上昇が、企業と家計に大きな打撃を与えており、さらに大幅
な金利上昇も負担になっており、10-12月期のマイナス成長は避けられな
い見通しです。

ユーロドルは前日の水準からレートを切り下げ、0.9874まで下落してい
ます。先週、ECBが理事会で2会合連続の0.75ポイントの利上げを決め
たこともあり、ユーロドルはパリティを回復し、一時は1.0088前後まで
上昇しましたが、その後は米長期金利の上昇を背景に再びドルが買い戻されて
いることもあり、上値を徐々に切り下げてきました。
もっとも、この動きはドル円でも同じで、先週一時145円10銭まで売られ
たドル円は
148円台後半まで反発しています。FOMCが近づく中で、今回の会合では
0.75ポイントの利上げが確実視されているものの、0.75ポイントとい
った大幅利上げが意識されたのかもしれません。米債券市場では長期金利が再
び4%台を回復し、昨日は4.11%近辺まで上昇する場面もありました。
ドル円も149円前後までの反発は想定されましたが、ここからが「正念場」
で、介入警戒感が強まる中、再び150円台に乗せることができるかどうかが
注目されます。

財務省は昨日、10月分(9月29日―10月27日)の為替介入額が6兆3
499億円だったことを発表しました。
これは、先月24年ぶりに介入を実施した9月分の介入額2兆8382億円を
超えて過去最大となります。
市場では10月の介入額は7兆円を超えているのではないかといった見方もあ
り、実感としては思ったより少額だったという印象です。
覆面介入が何回あったかは不明ですが、少なくとも3回の大規模なドル売り円
買い介入で4円~5円程度水準を押し下げることには成功しましたが、再び1
49円に迫る水準までドル高が進んでいます、個人投資家も「介入でドルが下
がったら買いたい」といった姿勢を維持しており、「介入を待つスタンス」が
見られます。ドル円が再び150円台に乗せれば介入を実施してくる可能性が
高いと予想していますが、それでも急激な変動ではなく、じりじりとドルが上
昇する動きが続いた場合、果たして介入してくるのか、そこはやや未知数です。

結局、米国のインフレがいつピークアウトを見せ、そのデータがいつ確認でき
るのかが鍵になってきます。インフレがピークを付け、FRBによる利上げが
休止し、今度は金利正常化のタイミングを探る展開になれば、ドルは必然的に
下げるはずです。
モルガンスタンレーのストラテジストであるマイケル・ウイルソン氏は31日
のレポートで「FRBの利上げは終わりに近づいている」との見方を示してい
ます。
同氏は、利上げの終了が近いことを示す兆候として、10年物と3カ月物の米
国債利回り逆転などを挙げています。この逆イールドはリセッションを予言す
る指標として過去に外れたことがないそうで、ウイルソン氏は「全てが、米金
融当局の意外に早い方向転換を示唆している。従って今週のFOMC会合は株
式相場の反発が続くのか、一時休止となるのか、それとも完全に終わるのか重
要な鍵を握る」と指摘しています。(ブルームバーグ)
通常リセッション入りしたかどうかの判断は10年債と2年債の逆イールドが
使われることが多いようですが、より短い3カ月でも逆イールドが発生すれば
、リセッション入りの可能性がさらに高まるというロジックなのでしょうか。
今後の大幅利上げが予想される中、先週のようにNY株式相場の急反発には個
人的には違和感がありました。しかし、これも、鼻の利く投資家が先回りをし
て買っているとすれば、納得できる部分はあります。
明日にはFOMCの結果発表とパウエル議長の会見、さらには4日には雇用統
計も控えており、ボラティリティーの高い相場が予想されます。

本日のドル円は147円50銭~149円50銭程度を予想します。


スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://gaitameonline.blog50.fc2.com/tb.php/3495-e6726b4b

このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判
断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊
社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。

外国為替証拠金取引とは、元本や利益が保証された金融商品ではありません。お取引した通貨にて、
相場の変動による価格変動やスワップポイントの変動により、損失が発生する場合があります。
レバレッジ効果では、お客様がお預けになった証拠金以上のお取引が可能となりますが、証拠金以上の
損失が発生するおそれもあります。個人のお客様の取引に必要な証拠金は、各通貨のレートにより
決定され、お取引額の4%相当となります。証拠金の25倍までのお取引が可能です。
(法人のお客様の取引に必要な証拠金は、通貨ペア、取引コースにより1万通貨あたり3,500円から
34,000円の範囲内であり、証拠金の約200倍までの取引が可能です。)当社では、
「オフセット注文™」以外の取引手数料、口座維持手数料を無料としておりますが、
取引レートの売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があり、
また諸費用等については別途掛かる場合があります。当社は法令上要求される区分管理方法の
信託一本化を整備いたしておりますが、区分管理必要額算出日と追加信託期限に時間差があること
等から、いかなる状況でも必ずお客様から預かった証拠金が全額返還されることを保証するもの
ではありません。ロスカット取引は、必ず約束した損失の額で限定するというものではありません。
通常、あらかじめ約束した損失の額の水準(以下、「ロスカット水準」といいます。)に達した時点から
決済取引の手続きが始まりますので、実際の損失はロスカット水準より大きくなる場合が考えられます。
また、ルール通りにロスカット取引が行われた場合であっても、相場の状況によってはお客様より
お預かりした証拠金以上の損失の額が生じることがあります。お取引の開始あたり、
契約締結前交付書面を熟読の上、十分に仕組みやリスクをご理解いただき、ご自身の判断にて
開始していただくようお願いいたします。