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米長期金利上昇でドル円140円台後半に 

ひと目で分かる昨晩の動き 

NY市場

◆ドル円は139円台から上昇し、NYでは140円74銭まで
買われる。セントルイス連銀総裁のタカ派発言に米長期金利が
上昇し、ドル買いを促す。
◆ドル高の流れにユーロドルはやや売られたものの、1.03台を維持。
◆株式市場はブラード総裁の発言で大きく下げたが引け値では小幅安。
ダウは7ドル安まで下げ幅を縮小し、S&P500も12ポイント安で引ける。
◆債券は反落し、長期金利は3.76%台に上昇。
◆金は続落。原油は3日連続で大幅安となり81ドル台に沈む。
世界経済の減速をにらんだ荒っぽい値動きが続く。

◆新規失業保険申請件数           →  22.2万件
◆10月住宅着工件数            →  142.5万件
◆10月建設許可件数            →  152.6万件
◆11月フィラデルフィア連銀景況指数    →  -19.4

本日の注目イベント

◆日  10月消費者物価指数
◆欧  ラガルド・ECB総裁講演
◆英   英10月小売売上高
◆米   10月中古住宅販売件数
◆米   10月景気先行指標総合指数

セントルイス連銀総裁、ジェイムス・ブラード・・・・・・。

やはり、この人の発言は大きかったです。
昨日のコメントの最後に「個人的にはブラード・セントルイス連銀総裁の講演内容
に注目しています」と書きました。ブラード総裁は、FRBは今年3月のFOMC
で最初の利上げを行いましたが、それ以降も米インフレの高進について再々、「あ
などってはいけない」と警告を発し、早くから大幅利上げを提唱してきました。
FOMCでは3月の「0.25ポイントの利上げ」に始まりましたが、その後もイ
ンフレの加速が続き、ご存知のように全ての会合で利上げを行い、今月の会合でも
「0.75ポイント」の大幅利上げを4回連続で決めました。
12地区連銀の中ではNY連銀が圧倒的に存在感が大きく、同連銀総裁は常にFO
MCでの「投票権」が付与されているだけではなく、FOMC会合では副議長とし
て重要な役割もあります。それだけにNY連銀のウイリアムズ総裁の発言は常に注
目されていますが、今年に限ってはブラード総裁の後塵を拝している印象で、ブラ
ード総裁が「旬」だと言えます。因みに、同総裁は今年の「投票権」を持っていま
す。


昨日の発言は金融市場に大きな影響を与えていました。
総裁は17日、ケンタッキー州で講演を行い、「十分抑制的な政策にするという金
融当局の目標を達成するには、政策金利の水準をより高くする必要がある」と指摘
し、「そうした寛容な想定の下であっても、政策金利はまだ十分抑制的と見なされ
る領域にはない。十分抑制的な水準に達するためには、政策金利はさらに引き上げ
られる必要がある」と述べています。
また同総裁は記者団に対して、「私は以前、4.75-5%との見解を示していた
が、きょうのこの分析に基づけば、5-5.25%ということになろう。その水準
なら少なくとも(十分抑制的とみなされる)領域に達する」と語っています。(ブ
ルームバーグ)
ブラード総裁が示した金利水準の算出は、スタンフォード大学のジョン・テイラー
教授が考案した「テイラー・ルール」が用いられているとしています。

この発言を受け、株式と債券が売られ、長期金利が上昇したことでドル円は139
円台後半から140円台後半まで買われています。
また、大幅利上げ観測が修正されるとの観測が後退し、景気減速からWTI原油価
格は3ドルを超える下げとなり、10月3日以来となる81ドル台まで売られてい
ます。
今週初めに予想したように、10月のCPIが市場予想を下回り、米国のインフレ
がピークアウトしたとの見方が一気に台頭しましたが、多くのFOMCメンバーは
先走る市場のバイアスをけん制する発言を行い、これがドルの下落を支える役割を
しています。
筆者も個人的には、米国のインフレがピークアウトした可能性は高いのではないか
と考えていますが、まだ「単月」での話であって、これが少なくとも数カ月継続し
て示される必要があります。
米国のインフレについてはまだ予断を許さないと見ておいた方がいいかと思われま
す。

ポーランドに着弾し、2人の死亡者を出したミサイルを巡って、ウクライナのゼレ
ンスキー大統領と米国の見方に違いが出ています。
バイデン大統領は「軌道からするとロシアから発射された可能性は低い」と述べて
いますが、ゼレンスキー大統領は「ロシアのミサイルだと確認している」としつつ
も、「100%は分からない。何が起きたのか、世界も100%は知らないと思う
」と述べ、「これがウクライナの防空ミサイルだと具体的には言えないだろう」と
続けていました。
ロシアは15日、大規模なミサイル攻撃を行い、ウクライナ当局の発表によると、
ロシアは約100発のミサイルを発射し、このうち70発余りをウクライナ軍が撃
ち落としたとしています。
今後米国とNATOが調査を進めていくことから、ロシアからのものなのかどうか
は判明すると思われますが、ポーランドでは犠牲者も出ていることから、ゼレンス
キー氏としては認めたくないのかもしれません。

3年ぶりとなる「日中首脳会談」がインドネシアで行われましたが、これまで台湾
を巡る問題で緊張が高まっていただけに、対面で直接話が出来ただけでも効果があ
ったと考えます。
今後継続的に会談が行われるのかどうかが重要ですが、習近平体制がますます強化
されている中で、あまり楽観的には見られないのではないかとも思います。

本日のドル円は139円~141円といったところでしょうか。
目立った材料が不足する中、ドル円のボラティリティーは3カ月で「11.8%」
と依然高水準です。


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