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ドル円10日ぶりに142円台まで上昇 

ひと目で分かる昨晩の動き 

NY市場

◆ドル円は急反発。欧州時間に141円台に乗せ、NYでは
142円25銭までドル高が進む。特段目立った材料はなかったものの、
ユーロドルでドル高が進んだ影響との声も。
◆ユーロドルは1.0223まで売られる。中国でコロナ感染の拡大に
伴い、ロックダウンが強化されるとの見方もユーロ売りにつながる。
◆株式市場では3指数が揃って反落。依然として大幅利上げ観測が
消えない状況の中、ダウは45ドル下げ、ナスダックも121ポイント
の下落。
◆債券相場はほぼ横ばい。長期金利は3.82%台で推移。
◆金は4日続落。原油は「OPECプラス」が12月会合に向け、
増産を協議しているとの報道に一時75ドル台まで急落。

本日の注目イベント

◆欧   ユーロ圏9月経常収支
◆欧   ユーロ圏11月消費者信頼感指数(速報値)
◆欧   OECD経済見通し
◆米   11月リッチモンド連銀製造業景況指数
◆米   メスター・クリーブランド連銀総裁、同行主催のイベントで挨拶
◆米   ブラード・セントルイス連銀総裁講演
◆米   ジョージ・カンザスシティー連銀総裁、政策パネルに参加
◆加   カナダ9月小売売上高

ドル円が予想外に上昇しています。昨日の東京市場でも底堅い動きを見せ、
これまで何度も140円台では押し戻される展開でしたが、昨日は140円台
後半までドルが買われる場面もあり、これまでの東京市場とはやや異なる動
きではありました。
その後ドル円は欧州市場に入ると141円台に乗せ、NYでは142円台前
半まで上昇しています。ドル円との相関が高い米長期金利は小幅ですが低下
しており、株価の下落でリスク回避の流れから円が売られたとの説明も苦し
いものがあります。

となると、消去法で言えばやはりユーロドルで、「ドル高・ユーロ安」が進
んだことがドル円にも影響したと考えるしかありません。言うまでもなく、
ユーロ圏はドイツを中心に中国との経済的結びつきは強く、その中国ではコ
ロナ感染に対する政府の政策が上手く機能していません。
北京市ではコロナの感染者が死亡し、「ゼロコロナ政策」にもほころびが見
えています。
厳しい統制が敷かれており、規制を破った外出者には禁固4年の刑が科され
たとの報道もあります。
今後中国政府がさらに規制強化に動くとの見方からユーロが売られたようで
す。目立った材料が不足する中、市場は無理やり材料を仕立てているように
も思えます。

今月5日には92ドル台まで急伸したWTI原油価格が荒っぽい動きを見せ
ています。
先週後半から下げ足を早め、昨日は一時80ドルの大台を割り込み、75ド
ル台まで下げ、今年1月下旬以来となる安値を付ける場面もありました。
石油輸出機構(OPEC)加盟国と非加盟国で構成する「OPECプラス」
が12月会合に向け、日量最大50万バレルの増産を協議しているとの報道
がきっかけでした。
その後、サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相が、国営サウジ通
信を通じた声明で、「OPECプラスが現在実施している日量200万バレ
ルの減産は2023年末まで継続される」と、否定したことで80ドル台ま
で戻して引けています。

SFシスコ連銀のデーリー総裁は講演で、「インフレは容認できないほど高
い」としつつも、「調整が行き過ぎれば、不必要な痛みを伴う景気低迷を招
きかねない」と述べ、インフレの減速が示された直近のCPI統計について
、「期待が持てる」と述べています。デーリー総裁はややハト派的な立場と
みられ、FF金利と金融市場の引き締まりとの間の乖離を意識し続けること
が重要だとし、「それを無視すれば、引き締め過ぎとなる可能性が高まる」
と続けています。
また、クリーブランド連銀のメスター総裁も同様な認識を示し、「利上げの
停止に多少でも近づいているとは考えられない。インフレ率が実際に2%に
向けて持続的な減速の道筋にあることを確認する必要がある」としながらも
、これまで4会合連続で0.75ポイントずつの利上げを踏まえて、「次回
会合で0.75から減速することができると考える。それに全く異存はない
」と語っています。(ブルームバーグ)この2人の総裁はハト派の代表的な
立場にいますが、特にメスター総裁は今年のFOMCでの投票権を持ってい
るだけに、市場からは注目されそうです。

米長期金利の上昇という援軍もないまま142円台まで上昇したドル円です
が、今日は142円台を維持できるかどうかが注目されます。
原油価格の大幅な下落は日本の貿易赤字改善に寄与することから、こちらは
円高要因とみられますが、137円台までドルが売られてから、10日ぶり
の142円台ということでドル売り注文も集まりやすいのではないかと予想
しています。151円94銭からの今回の下落局面では、フィボナッチリト
リースメントの「38.2%」戻しが143円13銭辺りになります。

本日のドル円は141円~142円80銭程度を予想します。


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