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米3QGDP確定値、上振れ 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • ドル円は前日と同じ展開。東京時間には131円台半ばまで売られる場面もあったが、NYでは132円72銭まで上昇。GDPの上振れなど、依然底堅い景気を示す経済指標に反応。ユーロドルは依然として1.06を挟んで推移。

  • 株式市場は大幅反落。3QGDP確定値が上方修正されたことや、決算発表の結果を受け、S&P500は一時3%を超える下げを見せる。引けにかけては3指数とも下げ幅を縮小。

  • 債券は小幅に反落。長期金利は3.67%台に上昇。

  • 金は大幅に下落。底堅い動きが続くも、1800ドル台に乗せると売られる展開。原油も小幅に下げる。

本日の注目イベント

  • 日 11月消費者物価指数
  • 日 日銀金融政策決定会合、議事要旨(10月27日、28日分)
  • 米 11月耐久財受注
  • 米 11月個人所得
  • 米 11月個人支出
  • 米 11月PCEデフレータ(前月比)
  • 米 11月PCEデフレータ(前年比)    
  • 米 11月PCEコアデフレータ(前月比)
  • 米 11月PCEコアデフレータ(前年比)
  • 米 12月ミシガン大学消費者マインド(確定値)
  • 米 11月新築住宅販売件数
  • 米 債券市場短縮取引

東京時間の昼前、ドル円は132円を割り込み、131円68円前後まで売られ、再び130円台を試すのではといった雰囲気もありましたが、その水準からは底堅く、NYでは132円72銭までドルが買われています。2023年に向けては「ドル安」を予想する向きが多いなか、方向感に乏しい動きとなっています。市場は今週火曜日の「黒田ショック」を消化しつつ、次の一手を探っているようにも思えます。一方NY株式市場では引き続き大きな値動きが見られ、値幅を伴って上げ下げを繰り返しています。

米第3四半期GDP確定値が改定値の「2.9%」から「3.2%」に上方修正されました。特に個人消費が「2.3%」と、改定値の「1.7%」から大幅に上方修正され、引き続き米個人消費が好調なようです。これは、力強い労働市場と賃金の伸びが家計支出を下支えしているとみられ、金利上昇や高インフレの中でもGDPの押し上げにつながっています。米国の個人消費はGDPの7割を占めており、この状態が続けばGDPの下振れを防ぎ、ひいてはインフレ率の鈍化にブレイキを掛けることになります。昨日のNY株式市場はこの指標発表後に大きく値を下げています。また、失業保険申請件数も前週からほぼ変わらず、「歴史的な低水準近辺になおとどまっており、供給不足の労働市場において企業が人員削減に消極的なことを浮き彫りにしている」(ブルームバーグ)とみられます。

米国を訪れているウクライナのゼレンスキー大統領はバイデン大統領との会談の後、上下両院合同会議で27分間にわたる演説を行い、議員からは万雷の拍手を受けていました。ゼレンスキー氏は演説で、「あなた方の支援は極めて重要だ。戦いのためだけではなく、戦場で勝利するための転換点に向うためにだ。あなた方の資金は慈善事業ではなく、世界の安全保障への投資だ」と述べていました。そして、今後の米国の支援は必要だとし、ロシアによる軍事侵攻を撃退するため、戦車や軍用機などの兵器供与や追加支援を強く訴え、最後に「Merry Christmas‼」という言葉で締めくくりました。米議員の中には、ウクライナに対する膨大な軍事支援に反対する人もいます。明日で侵攻開始からちょうど10カ月が経過しますが、この戦争が2023年も続く可能性を誰も否定しません。これから冬本番に向うウクライナにとって西側諸国の支援は不可欠です。その意味では、今回米国がウクライナへ供与する「パトリオット」はかなりの抑止力になるとみられています。

ロンドンに本社を置く調査会社「エアフィニティー」は最新の分析を発表し、中国での新型コロナの新規感染者が1日当たり100万人、コロナ死者は5000人に上っている可能性があると伝えています。さらに同社の推計によると、来年1月には新規感染者が1日当たり370万人、3月には420万人に増える恐れがあるそうです。中国の公式発表では、21日の新規感染者は2966人で、12月初め以降の死者数はわずか10人足らずです。しかし実態は、遺体の火葬も追いつかず、葬儀場も確保できない状況であることはすでに周知の事実です。今後この中国での感染の急拡大が、金融市場へも「リスク回避」という形で波及してくる可能性もあります。

本日のドル円は131円~133円程度と予想します。
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今週火曜日の昼過ぎ、日銀の長期金利変動幅の拡大決定を受け、マーケットに激震が走りました。
翌日のブルームバーグの記事に興味深いコラムがありましたので、紹介したいといと思います。
タイトルは「市場を驚かせる達人、黒田総裁最後の一撃」です。
2013年就任後の「バズーカ」で、市場の意表をつき、16年には検討していないと述べながらも、1週間後に「マイナス金利の導入」を決定したとあります。
今回のサプライズも、「このような動きはある時点では広く予想されていたが、総裁はこれまで何カ月も声を大にして否定してきた」そのため、「ブルームバーグの調査に答えたエコノミスト47人は全員、小さな修正さえ予想していなかった」と続けています。
最後に、「最後のサプライズとしては完璧だった。しかも、特大のサプライズだ」と結んでいます。
黒田総裁の任期は、2023年4月8日です。
「これが最後のサプライズ」という言葉が、再びサプライズにならないよう願っています。

良い週末を・・・・・。
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