fc2ブログ

ドル円乱高下、一時129円台半ばまで下落 

ひと目で分かる昨晩の動き 

NY市場

◆東京市場が休場の中、ドル円はアジア時間に129円51銭近辺
まで下落。昨年6月以来の円高を付けたがその後は上昇に転じる。
NYでは131円20銭までドルが反発し、荒っぽい展開に。
◆ユーロドルはドイツのCPIが予想を大きく下回ったことで下落。
1.0531前後まで売られ、約3週間ぶりのユーロ安に。
◆株式市場は朝方には上昇したものの、その後マイナス圏に。
アップルやテスラ株が大きく下げたが、引けにかけては下げ幅を
縮小して取引を終える。
◆債券価格は大幅に上昇。長期金利は3.73%台まで低下。
◆金は大幅に買われ、一時昨年6月以来となる1856ドル台まで上昇。
一方原油は中国のPMIの悪化もあり大きく売られる。

◆12月S&P製造業PMI(改定値)→  46.2

本日の注目イベント

◆中   12月財新サービスPMI
◆中   12月財新コンポジットPMI
◆独   独12月輸入物価指数
◆独   独8月サービス業PMI(改定値)
◆欧   ユーロ圏8月サービス業PMI(改定値)
◆英   英11月消費者信用残高
◆米   12月ISM製造業景況指数
◆米   FOMC議事録(12月13-14日分)
◆米   12月自動車販売台数

ドル円は東京市場がまだ正月休みの昨日、節目の130円を割り込み、一時129円
51銭近辺までドル安円高が進みました。130円割れが1月中にはあると予想し
ていましたが、参加者が少ない3日にやや投機的とも思えるドル売りであっさり13
0円を割り込んでしまいました。ただ、その後のNYでは131円20銭までドルが
買い戻され、荒っぽい年明けとなり、今年もドル円は、昨年のような「大相場になる
」ことを予感させる動きでした。

129円台まで売られたドル円は,投機的な動きとはいえ、その背景には今月の日銀
金融決定会合で昨年12月の「サプライズ」同様、金融引き締めを実施する可能性が
意識されたようです。4月の黒田総裁交代までに、もう一段の政策修正があるといっ
た観測も根強くあります。ただ、129円台から131円台前半まで戻した理由はは
っきりとはしませんが、ユーロドルで、「ドル高ユーロ安」が進んだ影響もありそう
です。
ドイツの12月の消費者物価指数(CPI)が前年同月比で「9.6%」と、市場予
想の「10.2%」を大きく下回ったことで、ECBの大幅利上げへの懸念が後退し
、ユーロ売りが加速しました。ユーロドルは昨年12月13日以来となる1.051
9前後まで売られ、ユーロ円も137円台半ばまで売られる場面がありました。

昨年12月28日にイタリア・ミラノの保健当局は、中国からの航空便2便の乗客の
ほぼ半数が新型コロナウイルス検査で陽性だったことを明らかにし、イタリア政府は
中国から到着する航空便について、全乗客の検査を義務付けることを命じました。そ
の後米国でも
同様な動きがあり、欧州でもこの動きに追随する可能性が高くなっています。
これに対して中国政府は、これらの一連の制限は「政治目的」だと主張し、導入した
国・地域に対して報復する意向を打ち出しています。
個別の国名には言及していないものの、日本も含まれる可能性があるようです。
一方で米中関係には昨年12月からやや改善の兆しも見えてきた中、中国の新しい外
相の泰剛氏は米国との外交がより改善する可能性を示唆する発言を行っています。
泰氏は3日、「私が会った多くの勤勉で友好的、かつ有能な米国民に対して深い感銘
を受けた」とツイ-トし「全米で多くの友人を作った」と付け加えていました。
(ブルームバーグ)
泰氏は駐米大使から外務大臣に起用された人物で、今後習近平政権での外交責任者と
いう立場です。
泰氏は引き続き「両国関係の発展を支援し、平和と繁栄を促進する」と表明していま
す。
このようなコメントが中国の対米関係をどの程度改善させていくのかどうかは未知数
ですが、台湾海峡を巡って米中の緊張が続いている状況下、期待したいと思います。

IMFのゲオルギエワ専務理事は2023年について、世界経済にとって「厳しい年
になり、昨年を上回る厳しさになる」と警鐘を鳴らしています。
専務理事はその理由として「米国、欧州連合(EU),中国の三大経済がそろって同
時に減速するからだ」と語っています。
実際、昨年末に発表された中国のPMIでは、製造業が「47.0」(11月は48
.0)、サービス業が「41.6」(11月は46.7)、コンポジットでは「42
.6」(11月は47.1)といずれも前月を下回り、拡大、縮小の境目である「5
0」を大きく下回っていました。2008年の「リーマン・ショック」の時でさえ1
0%を超えるGDPをたたき出し、世界経済がさらに深刻化するのを防いだとされる
中国も、今年の成長率が5%に達しないとみられていることを考えると、ゲオルギエ
ワ専務理事の言葉も正鵠を射ているかもしれません。

本日のドル円は130円~132円程度を予想しますが、大きな値動きには引き続き
注意が必要です。


スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://gaitameonline.blog50.fc2.com/tb.php/3533-4416b4bd

このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判
断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊
社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。

外国為替証拠金取引とは、元本や利益が保証された金融商品ではありません。お取引した通貨にて、
相場の変動による価格変動やスワップポイントの変動により、損失が発生する場合があります。
レバレッジ効果では、お客様がお預けになった証拠金以上のお取引が可能となりますが、証拠金以上の
損失が発生するおそれもあります。個人のお客様の取引に必要な証拠金は、各通貨のレートにより
決定され、お取引額の4%相当となります。証拠金の25倍までのお取引が可能です。
(法人のお客様の取引に必要な証拠金は、通貨ペア、取引コースにより1万通貨あたり3,500円から
34,000円の範囲内であり、証拠金の約200倍までの取引が可能です。)当社では、
「オフセット注文™」以外の取引手数料、口座維持手数料を無料としておりますが、
取引レートの売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があり、
また諸費用等については別途掛かる場合があります。当社は法令上要求される区分管理方法の
信託一本化を整備いたしておりますが、区分管理必要額算出日と追加信託期限に時間差があること
等から、いかなる状況でも必ずお客様から預かった証拠金が全額返還されることを保証するもの
ではありません。ロスカット取引は、必ず約束した損失の額で限定するというものではありません。
通常、あらかじめ約束した損失の額の水準(以下、「ロスカット水準」といいます。)に達した時点から
決済取引の手続きが始まりますので、実際の損失はロスカット水準より大きくなる場合が考えられます。
また、ルール通りにロスカット取引が行われた場合であっても、相場の状況によってはお客様より
お預かりした証拠金以上の損失の額が生じることがあります。お取引の開始あたり、
契約締結前交付書面を熟読の上、十分に仕組みやリスクをご理解いただき、ご自身の判断にて
開始していただくようお願いいたします。