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明日の米CPI予想下振れ観測が台頭 

ひと目で分かる昨晩の動き 

NY市場

◆ドル円は132円台でもみ合う。欧州時間朝方には131円70銭
近辺まで売られたが、NYでは長期金利の上昇に132円47銭まで
ドルが買われる。
◆ユーロドルは小幅に続伸し、1.07台でもみ合い。
◆株式市場は3指数が揃って上昇。12日発表のCPIが鈍化するとの
観測が広がり、ダウは186ドル高。S&P500も27ポイント高で
取引を終える。
◆債券は反落し、長期金利は3.61%台に上昇。
◆金は小幅に反落し、原油は4日続伸。

本日の注目イベント

◆豪   豪11月小売売上高
◆豪   豪11月消費者物価指数
◆日  11月景気先行指数(CI)(速報値)
◆英   日英首脳会談

明日12日に発表される米12月の消費者物価指数(CPI)が市場予想
以上に鈍化するとの観測が広がり、NYでは株価が上昇し、債券が売られ、
金利上昇に伴ってドル円は132円台半ばまで上昇しました。
CPIの楽観的な観測でしたが、各市場はまちまちの展開のようでした。
大幅利上げが回避できる可能性があることから、株価が上昇するのは納得
できますが、同時にこれは債券にとっても好材料で、本来ならば債券が買
われて金利が低下し、ドル円は下落するパターンかと思いきや、債券は売
られ金利が上昇したことでドル円も底堅い動きでした。もっともこの日は
、年初来続いている大きな値動きもなく、比較的おとなし目の動きだった
と言えます。
明日のCPI予想は前年同月比「6.5%」で、先月の「7.1%」から
の減速が見込まれていますが、昨日の市場では事前予想よりも「0.1%
」改善する確率が3分の2弱あるとの見方が出ていました。消費者物価指
数には市場が極めて敏感に反応する環境になっており、仮にその通りだと
してもわずか「0.1%」ですが、市場予想を下振れする「事実」が重要
なのかもしれません。NY株式市場の上昇は、これを先取りした格好にな
っています。

インフレ率の下振れは今後の利上げ継続の停止を早める可能性があり、好
材料ですが、パウエル議長はストックホルムで開かれたフォーラムでは引
き続き厳しい見方を維持しています。
議長は「高インフレの状況で物価の安定を取り戻す上で、短期的に『支持
されない措置』が必要となることもあり得る」と述べて、これまで通りの
タカ派姿勢を維持していました。
またボウマンFRB理事もマイアミで開かれたイベントで、「過去数カ月
に一部インフレ指標で減速が見られたが、われわれにはやるべき仕事がま
だ多く残っている。従って、FOMCは12月会合後に表明した通り、金
融引き締めに向けて利上げを続ける見通しだ」と述べています。(ブルー
ムバーグ)一方JPモルガンのダイモンCEOは微妙な発言を行っていま
す。
ダイモン氏は、「現在の想定を上回る水準までFRBは金利を引き上げる
必要があるかもしれない」ただ、5%程度という現在の予想については、
「私は、十分ではないのでないかと考える方だ。3カ月か6カ月待ってみ
ることに害はないと思う」と述べ、引き締めを中断し、その効果を見極め
ることも重要だとの認識を示しています。

世銀は10日、半期に一度の「世界経済見通し」(GEP)を公表しまし
た。それによると、23年の世界成長率を「1.7%」と予想し、昨年6
月時点の見通しからほぼ半減させました。予想通りであれば、2009、
10の両年の縮小に次ぎ過去30年ほどで3番目の低成長になる見込みで
す。国別で見ると、米国は「2.9%」から「1.7%」に大幅に下方修
正され、欧州にいたっては「3.3%」から「0%」とゼロ成長になると
予想しています。日本は「1.2%」から「1.0%」と幾分下方修正さ
れましたが、軽微でした。目立ったのが中国で「2.7%」から「4.3
%」に大幅な上方修正です。中国政府は今年、過去に例のないほど巨額な
赤字国債を財源とし、景気刺激策に本腰を入れることを決めており、これ
が考慮されているものと思われます。
因みにロシアは「-3.5%」から「-3.3%」と、若干成長が伸びる
と見込まれていますが、マイナス成長からは抜け出ることが出来ないのは
当然のことです。

本日のドル円は小動きでしょうか。明日12日に発表される「12月の米
CPI」を巡る思惑で動く可能性はありますが、131円~133円のレ
ンジは抜け切れないと見ています。


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