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金融当局者のタカ派発言相次ぐ 

ひと目で分かる昨晩の動き 

NY市場

◆130円台半ばまで下げたドル円は上昇し131円台
半ばに。相次ぐFOMCメンバーによるタカ派的な発言に
金利先高観測が高まりドルが買われた。
◆前日1.06台まで売られたユーロドルは反発したが、
終始1.07台で推移。
◆株式市場は続落。金融当局者のタカ派発言に、ハイテク株を
中心に売りが広がる。S&P500は46ポイント下げ、
ナスダックも203ポイントの大幅下落。
◆債券は反発。長期金利は3.61%台に低下。
◆金と原油は3日続伸。

本日の注目イベント

◆英   ベイリー・BOE総裁講演
◆米   新規失業保険申請件数

FOMCメンバーの相次ぐ「タカ派寄り」の発言から、あと1回か2回程度
とみられている利上げがさらに継続されるとの観測が強まり、ドル円は再び
131円台半ばまでドルが買われています。
このレポートでも何度か述べたように、先週末の雇用統計の「ビッグサプラ
イズ」を受けた、タカ派的な金融当局者の発言がドルを押し上げています。
昨日の夕方には130円台半ばまで売られたドル円は、ちょうど1円程上昇
したことになります。

NY連銀のウイリアムズ総裁はウォールストリート・ジャーナル(WSJ)
のイベントで、「今年の金利動向を見通す上で昨年12月のFOMC予測は
依然良好な指針だ」と述べながらも、「インフレを鈍化させるため、数年間
は金利を景気抑制的な水準に維持する必要があるかもしれない」と語ってい
ます。
また、FRBのクック理事もワシントンで行われたイベントで、「インフレ
を当局目標に戻すことを決意している」と述べ、「従って、利上げはまだ終
わっておらず、金利を十分に景気抑制的な水準に維持する必要があると考え
る」と話し、「今は比較的小幅なステップで行動している。これにより、わ
れわれは景気に対して速いペースで行った行動の効果を見極める時間が得ら
れる」と発言しています。

さらに、FRBのウォラー理事はアーカンソー州立大学の講演で、「努力が
実を結び始めている様子が見て取れるが、行き先はまだ長い」と述べ、「金
利が一部で現在想定されているより高い水準でより長く維持され、長い闘い
になる可能性がある」と指摘しています。(ブルームバーグ)
前日行ったミネアポリス連銀のカシュカリ総裁も含め、多くの金融当局者が
タカ派的な発言に終始したことは、先週末に発表された雇用統計の上振れの
影響を受けていることは明らかです。
今朝のブルームバーグは「第六感」というタイトルで、「米政策金利に対す
るセンチンメントの変化が、金利オプションの取引きで表面化しつつある。
今週に入り複数の大口ポジションがFF金利6%到達に賭けており、現在の
市場コンセンサスより1ポイント近い高い水準を予想していることがうかが
われる」と伝えています。政策金利のターミナルレートは5.0%~5.2
5%と予想されていますが、万が一この先インフレが再燃し、金利が上昇し
た際の「ヘッジ」であるとみられます。通貨オプション取引で、「140円
のコール」を買うのと同様なポジションです。

イギリス空軍機でロンドンを訪れたウクライナのゼレンスキー大統領はウエ
ストミンスター寺院で演説を行い、「ロンドンは戦争初日からキーウに味方
し続けている。ロシアは敗北する」と述べ、スナク首相との会談では長距離
ミサイルの供与を要請しました。
ゼレンスキー氏はこの後パリに移動し、マクロン大統領とも会談する予定で
す。
予想されるロシアの大規模な攻撃の前に、欧州各国にさらなる強力な武器の
提供を要請しています。

バイデン大統領は7日、一般教書演説を行い、中国の脅威から「米国を守る
」と強調しました。
大統領は、「米国の利益を増進し、世界に恩恵を与えることができる分野で
中国と協力する決意だ」とする一方、「だが勘違いしてはいけない。先週は
っきりさせたように、中国がわれわれの主権を脅かすなら、わが国を守る行
動に出る。そしてわれわれはそうした」と述べ、自身の命令で、中国の偵察
気球を撃墜したことにも触れました。
さらに、専制政治は世界中で弱体化していると述べるとともに、事前に準備
した演説テキストから離れ、「誰もが中国主導者の仕事を望んでいない」と
発言。
習近平国家主席と立場を交換したい指導者が世界にいるなら「名前を挙げて
ほしい」と強い口調で述べていました。

本日のドル円は130円50銭~132円程度を予想します。

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明日の「アナリストレポート」は都合によりお休みとさせていただきます。
読者の皆様にはご不便をお掛けいたしますが、ご理解の程宜しくお願い致
します。


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