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ユーロ円144円台半ばまで上昇 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • ドル円は小動き。135円台後半まで売られる場面があったものの、ほぼ136円台前半で推移。

  • ユーロドルは反発。1.06台を回復し、1.0620まで上昇。ユーロ円も約2カ月ぶりに144円台半ばまで続伸。

  • 株式市場は3指数が揃って小幅に反発。FRBによる利上げ観測が、継続される中、値ごろ感から買いも出たようで、ダウは72ドル高。

  • 債券は反発。長期金利は3.91%台に低下。

  • 金は6日ぶりに反発。原油は続落。

本日の注目イベント

  • 豪 10-12月期経常収支
  • 豪 1月小売売上高
  • 日 1月鉱工業生産
  • 日 日銀副総裁候補の内田、氷見野両氏への所信聴取と質疑(10:00参議院)
  • 米 12月ケース・シラ-住宅価格指数
  • 米 12月FHFA住宅価格指数
  • 米 2月シカゴ購買部協会景気指数
  • 米 2月リッチモンド連銀製造業景況指数
  • 米 2月コンファレンスボード消費者信頼感指数
  • 加 10-12月期GDP

昨日の東京時間でもドル円は堅調に推移し、終始136円でした。NYでは136円を割り込む場面もありましたが、136円台に戻して帰ってきました。ただ、136円台半ばから上方がやや意識されている印象もあります。昨日の「今週のレンジ予想」(ウイークリー・レポート)でも触れましたが、昨年10月に記録したドルの高値151円94銭から今年1月のドルの安値までの「下落幅」をフィボナッチ・リトレースメントで見ると、「38.2%戻し」に当たる値位置は136円66銭前後になります。この水準が意識されている可能性があるかもしれません。因みにこの水準を抜けば次の「50%戻し」は139円58銭前後となります。目先は、「38.2%戻し」を明確に上抜けできるかどうかです。NYではややドル安で推移し、ユーロドルは1.0620辺りまで買われましたが、ドル円の下げは限定的でした。その結果、ユーロ円は144円54銭近辺までユーロ高が進み、昨年12月20日以来の高水準まで上昇しています。円が主要通貨に対して売られている状況です。次期総裁候補の植田氏の発言も作用していると考えられます。

植田氏は先週に続き27日も参院で所信聴取に臨み、現在のYCCのメリットは良好な金融緩和を持続できること、デメリットは市場機能に影響が出る点とした上で、現在は「メリットが副作用を上回っている」と指摘しました。また、「現状はYCCの一部運用見直しによる市場機能へのプラスの影響が出るかどうか見守っている状況だ」と述べていました。さらに「アベノミクスをどう評価しているのか」との質問には、「着実な成果があがっている」と、一定の評価をしていました。日経新聞は「自民党最大派閥の安倍派やリフレ派に一定の配慮を示した」と論じていました。市場の反応としては、「当初言われていた雨宮副総裁なら分からなくもないが、外部から招聘した経済学者の植田氏としては、やや斬新さがみられない」といった声もあるようです。

イエレン財務長官は27日、ウクライナを予告なしに訪問しました。バイデン大統領の訪問から1週間後のイエレン長官の訪問は、ウクライナに対する米国の関与を世界に強くアピールする狙いがあるのではと、ブルームバーグは報じています。イエレン長官はキーウ入りした後、ゼレンスキー大統領とシュミハリ首相と面会し、米政権が表明した合計100億ドル(約1兆3600億円)の支援のうち新たな経済支援として12億5000万ドルの供与を発表しています。イエレン長官はバイデン大統領の訪問時と同様に、極秘裏に列車でキーウに到着したようです。ロシアのウクライナ侵攻1年を契機に、米国はバイデン氏を始め主要閣僚がウクライナを訪問しています。これは、ロシアの総攻撃も予想される中、米国もここが重要なタイミングと考え、一段と関与を強めてきたものと見られます。

イエレン財務長官はこれに先立ちブルームバーグとのインタビューで、パウエル議長率いる金融当局によるインフレ抑制の取り組みは「今までのところ順調」との認識を示し、「インフレ率は依然として高すぎるが、全般的にはこの1年間に鈍化している」と指摘し、「米金融当局はインフレ率をより正常な水準に押し下げることに取り組んでおり、成功すると信じている」と述べています。またFRBのジェファーソン理事も講演で、2%の物価目標の引き上げに関して、「それを変更すれば、しっかり抑制されているインフレ期待が不安定化する恐れがある」と述べて、インフレ目標の引き上げには否定的な考えを示しています。

ドル円はやや上値を重くしてきた印象ですが、本日も上記「38.2%戻し」の水準を上抜けできるかどうかが焦点です。レンジ予想は135円~137円といったところでしょうか。
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