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WTI原油、大幅反発 

ひと目で分かる昨晩の動き 

NY市場

◆ドル円は堅調く推移。東京時間に131円台を回復し、NYでは
銀行株が買い戻され、米金利が上昇したことで131円75銭まで
ドルが反発。
◆ユーロドルは小幅に上昇し1.08近辺まで買われる。
独ifo期待指数が上振れしたことや、欧州の銀行株が上昇した
ことが背景。
◆株式市場はまちまち。ダウとS&P500は買われたが、
ハイテク株の多いナスダックは下げる。
◆債券は反落。長期金利は3.43%台へと大きく上昇。
◆金は大幅続落。原油は3ドルを超える上昇。

本日の注目イベント

◆豪   豪2月小売売上高
◆英   ベイリー・BOE総裁、シリコンバレー銀行(SVB)巡り証言
◆米   1月FHFA住宅価格指数
◆米   1月ケース・シラ-住宅価格指数
◆米   3月リッチモンド連銀製造業景況指数
◆米   3月コンファレンスボード消費者信頼感指数


先週末の欧州市場で129円65銭までドル売りが進み、1カ月半ぶりの安値
を付けたドル円は大きく反発しました。東京時間でも底堅い動きを見せ、一時
は131円台を回復し、NYでは131円75銭まで反発しました。
ドルが売られ、円が買われた要因が「リスク回避」の流れにともなう「避難通
貨」として選好されたことが挙げられることを考えれば、昨日は「リスクオン
」の流れが優勢となり円が売られたのは当然と言えます。
破綻したシリコンバレー銀行(SVB)を、米地銀ファースト・シチズンズ・
バンクシェアーズが買収することで合意したことが、リスクオンにつながり、
この日は欧米の銀行株が大きく上昇しています
SVBを買収する同行の株価も50%を超える大幅高だったようです。
一方で、安全資産の米国債は大きく売られ、長期金利は先週末から15bpも
上昇したことが、ドルを押し上げた格好です。

FRBで銀行監督を担当するバー副議長は本日開催される上院銀行委員会での
証言で、「ここ数週間に発生した出来事は、進化するリスクと共に、特定の銀
行問題が健全な銀行の信頼を損なわせ、銀行システム全体の安定性を脅かすこ
とがないようにするには、何がさらに出来、何がなされるべきかという問題を
投げかけている」と証言し、「銀行システムの状況を注意深く監視し続けると
ともに、システムの安全性と健全性を維持するため、いかなる規模の機関に対
しても必要ならあらゆる手段を活用する用意がある」と続ける模様です。(ブ
ルームバーグ)
米金融当局の迅速な対応とUBSによるクレディスイス買収でやや落ち着きを
取り戻しつつある市場ですが、クレディスイスの発行した「AT1債」の価値
がスイス当局の措置によってゼロになった影響は残っているようです。
同債券は「永久債」として発行されることから、債券でありながら株式の側面
もあります。金利が高目に設定されているため、ピムコなど多くの資産運用会
社が同債券を組み入れていたことが判明しています。
雪だるま式に肥大化する投資資金の運用先として、同債券が無くなることはな
いと思われますが、2008年の「リーマンショック」の引き金となったと言
われる、「パリバショック」はリスクの高いサブプライムローンなどの混乱か
ら価格が付けられず、資金を凍結したことから発生したことを想い出します。
まだしばらくは「Cash is King」の運用方針は継続されそうです。

台湾の蔡英文総統が明日から中米グアテマラとベリーズを訪問し、その後マッ
カーシー米下院議長と会談する予定です。一方、馬英九前総統は27日に中国
を訪問し、要人との会談が予定されており、台湾の現総統、前総統が同じタイ
ミングで米中を訪問する異例の事態になっています。
蔡氏は親米派で馬氏は親中派ということのようですが、台湾を巡る米中の関係
にも影響を与えそうです。昨年8月のペロシ前下院議長の訪台もあり、このと
ころの台湾は急速に米国に接近しているようです。

上値の重いドル円ですが、それでも先週の金曜日から今週の月曜日の2日間だ
けでも2円以上も反発する荒っぽい動きを見せています。
動きは「米金利次第」というところでしょうが、その米金利が「リスクオン」
か「リスクオフ」かで、大きく乱高下しています。
まだドルの下げ余地があると考え、ドル売り水準を探るスタンスの方が有効か
と思いますが、大きく下げたら拾うことも必要です。
金融不安や信用不安から円買いと見る一方、地政学的リスクや貿易赤字・対外
投資の面では円売りということでしょうか。

本日のドル円は130円~132円程度と予想します。


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