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ドル円大きく反発し132円台後半に。 

ひと目で分かる昨晩の動き 

NY市場

◆ドル円は大幅に続伸。日米で株価が大きく上昇したことで
「リスクオン」が強まり、NYでは132円89銭までドル高が進む。
◆ユーロドルは横ばい。1.08台前半から半ばで推移。
◆株式市場は3指数が大幅に上昇。ナスダックは210ポイント
買われ、「強気相場入りした」との声も。
◆債券はほぼ変わらず。
◆金と原油は反落。

◆2月中古住宅販売成約件数 → 0.8% 

本日の注目イベント

◆独   独3月消費者物価指数(速報値)
◆欧   ユーロ圏3月消費者信頼感(確定値)
◆欧   ユーロ圏3月景況感指数
◆欧   ECB経済報告
◆米   新規失業保険申請件数
◆米   10-12月GDP(確定値)
◆米   バーキン・リッチモンド連銀総裁講演
◆米   コリンズ・ボストン連銀総裁講演
◆米   カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁講演

シリコンバレー銀行(SVB)などの破綻から一気に金融システム不安が広がり、
リスク回避の円買いが強まり一時は、129円65銭まで売られたドル円でしたが
、昨日の東京時間から底堅い動きを見せていました。日経平均株価は期末配当を受
け取れる最終日ということもあり、高配当銘柄を中心に買いが先行し前日比365
円高と、ほぼ高値引けで取引を終えました。
「リスクオン」の兆しが見えたことでドル円も徐々に買いが優勢となり、夕方には
132円に乗せています。

NYでもその流れから132円89銭までドル高が進み、高値圏で引けています。
円は全面安の展開で、ユーロ円も144円台に乗せ約2週間ぶりの高水準を付けま
した。「円全面高」の流れから一転して「円全面安」へと変わっています。SVB
などの売却が上手く進み、UBSがクレディスイスを買収したことで銀行に対する
不安は急速に低下していますが、まだ「火だね」は残っているというのが、大方の
見方です。
今後FRBがさらに利上げを継続するようだと、中小の金融機関に再び経営危機が
広がるといった観測もあります。
ただ、FRBが今後も利上げを継続するのかどうかは、インフレ次第ですが、
予想されるターミナルレートから推測すれば、あと1回から最大でも2回といった
ところでしょうか。言えることは、今回の地銀2行の破綻がFRBの利上げムード
に一石を投じ、金融システムの安定化にも十分な目配りが必要となったことは、間
違いないと思われます。

FRBは今月の会合では0.25ポイントの利上げを決めましたが、パウエル議長
は会見で、「利上げの一時停止も検討した」と述べています。
多くのFOMCメンバーも同じような考えかと思われ、NY株式市場ではこれを先
取りしている面もありそうです。
米ナスダック指数は昨日「210ポイント」上昇し、株式市場からは「強気相場入
りした」といった声も出ています。
パウエル議長は29日、議員らと非公開に会合を持ち、「政策金利は今年、どこま
で引き上げられるのか」という質問に対し、「最新のFOMC予測を指摘すること
で回答した」と、会合に出席した共和党のケビン・ハーン下院議員が明らかにして
います。(ブルームバーグ)
現在のフェデラル・ファンド(FF)金利の誘導目標レンジは4.75~5.0%
です。先の会合で発表された参加者の金利予想は、2023年末時点で約5.1%
と予想されています。

ドル円は日足チャートで、3月8日に付けた137円92銭を起点とした右肩下が
りの「レジスタンス・ライン」を昨日上抜けしています。短期的にはドルの下落が
止まった可能性があります。
もっとも、「MACD」では、マックD、シグナルが依然としてマイナス圏で推移
していることから、「本格的な上昇」は現時点では見込めないとは思います。
明日発表される2月のPCE価格データが注目されます。

本日のドル円は131円50銭~133円程度を予想します。


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