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円全面安の展開続く 

ひと目で分かる昨晩の動き  

NY市場

◆ジリ高が続くドル円は156円80銭近辺まで上昇。
米4月の生産者物価指数(PPI)発表を受け円売りが加速。
◆ユーロドルは米PPI発表直後には売られたが、その後は反発して
1.0825まで上昇。ユーロ円も169円台に乗せる。
◆株式市場では3指数が揃って上昇。ハイテク株が買われ、ナスダックは
1万6500ポイントの大台に乗せる。
◆債券は買われ長期金利は4.43%台に低下。
◆金は反発し、原油は反落。

◆4月生産者物価指数   → 0.5%

本日の注目イベント

◆豪   豪第1四半期賃金指数
◆欧   ユーロ圏1-3月期GDP(改定値)
◆欧   ユーロ圏3月鉱工業生産
◆米   4月消費者物価指数
◆米   4月小売売上高
◆米   5月NY連銀製造業景況指数
◆米   5月NAHB住宅市場指数
◆米   カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁、座談会に参加
◆米   ボウマン・FRB理事講演


ドル円はしっかりと156円台に乗せ、NYでは4月の生産者物価指数(PPI)
が予想を上回ったことを受け、156円80銭前後までドル高円安が進みました。
ユーロドルも発表直後は売られ、1.0767を付けましたが、その後米金利が低
下したこともあり、ユーロなど主要通貨は対ドルで買われましたが、円だけは「蚊
帳の外」となり「円全面安」の展開でした。
昨日この欄でも触れたように、イエレン財務長官がブルームバーグ・テレビジョン
とのインタビューで、日本政府による市場介入には否定的な考えを示したことが伝
えらたことも影響したと見られます。
これでドル円は、今回大きく下げた下げ幅の「半値戻し」をクリアし、フィボナッ
チ・リトリースメントでいう所の「61.8%戻し」である157円03銭辺りを
次のターゲットにすると見られます。
それでもドル円が157-158円台に近づくと、介入警戒感は高まることが予想
され、
仮にもう一段ドルが上昇した際に、政府・日銀が再度介入に踏み切るのかどうかが
注目されます。イエレン発言で簡単には介入しにくくなったことは事実かとは思い
ますが、だからといって介入はないと考えることは出来ません。

パウエル議長はアムステルダムで開かれたオランダ中銀のイベントに参加し発言を
行いました。議長は、「米国は第1四半期、インフレ沈静化のさらなる進展を著し
く欠いた。順調な道のりになるとは考えていなかったが、この間のインフレは誰の
予想よりも高い水準だった」と述べ、「われわれは忍耐強くあるべきで、景気抑制
的な政策がその効果を発揮するのを待つ必要があることが分かった」と述べ、その
上で、「インフレ率が時間とともに2%に低下するとの確信を得るまで、より長い
時間がかかりそうだ」と説明しました。FRBの高官が年内の利下げは難しいとい
う方向に舵を切り直す動きが見られる中、パウエル議長の発言が注目されていまし
たが、議長はそれでも「米金融当局の次の動きが利上げになる公算は小さい」と、
改めて述べ、「政策金利を現行水準に維持する可能性の方が高い」と述べていまし
た。

バイデン大統領は中国からの輸入品に対する大幅な関税引き上げを発表しました。
半導体チップやバッテリー、太陽電池、重要鉱物を含む広範囲にわたる中国製品に
ついて現状の4倍にあたる100%の関税を課すと発表しました。
11月の大統領選で再選を目指し、重要産業の分野で国内製造業を守り、強化する
意図があるものと思われます。
大統領は、「中国の戦術は競争ではない。競争を否定するずる賢い行為だ。米国に
その被害が及ぶのをわれわれは目にしてきた」と述べ、「中国政府は国内企業に国
家予算をつぎ込んでいる。中国はこれら全ての製品に多額の補助金を出し、世界で
吸収できる量をはるかに超える生産を中国企業に促し、そして余った製品を不当に
安い価格で市場にダンピングしている」と指摘しています。バイデン氏は「中国と
の対立を望んでいるのではなく、ただ『公正な競争』を望んでいるだけだ」とも述
べています。
中国はただちにこれを批判し、対抗措置を講じることを表明しています。
11月の大統領選で返り咲きを目指すトランプ氏は、すでに自身が再選されれば中
国製品に対して60%の関税を掛けると述べていましたが、対象製品は異なる部分
があるものの、それを超える措置になります。
バイデン大統領の対中国戦略が日増しに厳しくなってきたと感じます。

本日は注目の米4月の消費者物価指数(CPI)が発表されます。
昨日のPPIは、4月は予想を超えていましたが、3月分は「0.2%」から「-
0.1%」に下方修正され強弱まちまちでした。さて、今日のCPIはどうでしょ
う・・・・。

本日のドル円は155円30銭~157円30銭程度を予想します。


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