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12月雇用統計はネガティブサプライズ。 

先週の「2010年の10大リスク」につづいて
今日は「10大びっくり予想」の話です。

米ブラック・ストーンの著名ストラテジスト
バイロン・ウイーン氏によるものです。

氏は1986年以来「10大びっくり予想」を発表しており
かなりの的中率だとか。

その中に、
1:米失業率は9%以下になる
2:米政策金利は年末までに2%まで上昇
3:円安が進み1ドル100円を超える。
などがあります。

米経済復活がベースに予測が組み立てられて
いるようですが、はたしてどうでしょう?


ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • 12月雇用統計の結果が市場予想より悪化していたことから、
    ドルは主要通貨に対して大幅に下落。

  • 円は発表直前の93円台半ばから一気に92円台前半まで急騰。
    その後やや値を戻し92円台半ばでクローズ。

  • 豪ドルは対米ドルで100ポイントを超える大幅上昇を見せ、
    対円でも1年3ヶ月ぶりに86円台を記録。

  • NY株式市場は一時前日比マイナスの場面があったものの、
    大引けでは小幅なプラス。

  • 金、原油も小幅高で推移。

  • 12月非農業部門雇用者数 → 8万5千人減

  • 12月失業率 → 10.0%(前月比変わらず)


本日の注目点

  • 欧   主要国中央銀行会議(スイス、バーゼル)
  • 米   米10-12月期決算の先陣を切ってアルコアが決算発表。

   
先週末の米雇用統計では、やや期待感が先行したせいか、予想外(?)の
結果にドル全面安の展開となりました。

12月に発表された11月の非農業部門雇用者数が大幅な改善を見せたことや、
先週発表された週間失業保険保険申請件数も改善されていたことなどを背景に、
今回の雇用統計では「引き続き改善」しているとの予想が支配的でした。
直近強気の予想では「5万人増」との見方もあったようです。

ドルはその見方を裏づけるように底固く、雇用統計発表前には対円で
93円半ばでの推移でした。

中身はご承知の通り、マイナス8万5千人と失業率は横ばいの10%でした。

米雇用環境は着実にに改善傾向を示してはいるものの、そのスピードは
市場が期待するほど早くはなというところでしょうか。

雇用統計の発表を受けて、ボストン連銀のローゼングレン総裁はコネチカット州の
講演で、雇用は「失業率を大きく引き下げるほどの速度では回復しそうにない。」
との認識を示しました。

また、クルーガー財務次官補も、米経済は「回復している」ようだとした上で、
「労働市場の回復に向けては追加対策が必要かもしれない。」とのコメントを
残しています。

ドル円は先週、菅財務相の発言もあり上値(93円78銭)を確認しました。

下値は先週初めの91円25銭で確認済みであることから、取引レンジとしては
90円―95円に収まる可能性が高くなったと思います。

ただ、今回の雇用統計発表後のドル円の動き観て感じることは内容が期待外れに
終わった割には、「円は強含まなかった。」という印象です。

イメージとすれば91円台に突っ込んでいても不思議ではないとのイメージ
でしたが、NYの引けは92円台60近辺でした。

うがった見方をすれば菅発言が効いているのかもしれません。
「90円台半ばが望ましい」との発言に、85円台では市場介入の可能性が
藤井大臣よりかなり高まった、との見方台頭してきたようにも思えます。

注目は豪ドル円の行方です。

既に昨年の高値を上抜け、先週末には1年3ヶ月ぶりで86円台まで豪ドル高が
進みました。現在の水準もほぼ高値圏での推移です。

オーストラリ経済の回復から、RBAは昨年10月からの3ヶ月連続で
25Bpno利上げを行っています。

12月利上げ決定後のコメントでは「しばらく効果を見守る」としたことから、
追加利上げは「ここ当面ない」と観られています。

しかし、実態経済は好調で、折からの「資源高」が追い風になっています。
また、中国経済が今後9%成長を遂げるとの見方も有利に働くことから、
従来通り豪ドルに対してはブル(強気)姿勢を継続です。

注意すべきポイントは、最近の豪ドル円の動きでは一旦「調整」が始まると
1円50銭~2円ほどの下落が見られる点です。

エントリーポイントさえ間違わなければ、妙味のある投資と言えます。
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