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NY株式大幅下落でドル円上値重く。 

年末年を利用して前々から読んでみたいと思っていた
落合信彦著「サブプライム」(講談社)を読みました。

この本は2008年9月15日にリーマン ブラザーズが破綻
するまでの金融市場が「市場主義」の名の下、いかにバブルを
醸成して行ったのかを描いています。

グリーンスパン前FRB議長など、金融当局の幹部を実名で登場させ、
彼らが、CFTC(米商品先物取引業協会)の委員長などの「警告」を
無視してきたのかをうまく描いています。

よほど事情に詳しい人の情報を参考にしているのか、取材を徹底的に
行ったのか、とてもうまく書けています。

機会があったら一度読んでみては如何でしょうか。


ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • NY市場では株式市場が大きく下落したことから、リスク縮小の動きが
    優勢となり、ドルが円以外の主要通貨に対して上昇。
    円は91円台前半から90円台後半の値動き。

  • 円は、民主党小沢幹事長の元秘書逮捕の報道で90円台後半から売られる
    場面があったものの、安値は91円20。
    クロス円売りの流れからドル円では円買いが継続された。

  • NYダウは100ドル安。JPモルガンチェースの第4四半期決算では
    純利益が前年同期比4.6倍急増したものの、直近四半期期に比べると微減。
    個人向け金融では赤字だったことから、金融株が大幅下落。
    全体の株価を押し下げた。

  • 米経済指標が多く発表されたものの、強弱まちまち。

  • 米経済先行きの不透明感から金、原油は下落。

  • 12月消費者物価指数 → +0.1%

  • 12月鉱工業生産 → +0.6%

  • 1月NY連銀製造業景気指数 → 15.92(市場予想を上回る)

  • 1月ミシガン大学消費者信頼感指数 → 72.8(市場予想を下回る)



本日の注目点

  • 日   日銀支店長会議   
  • 欧   ユーロ圏財務相会合(ベルギー)   
  • 米   休場(キング牧師生誕記念日)    

   
円は連休を控え小動きでした。91円を挟む展開での取引でしたが、
欧州市場では一時、90円60割れがあり、重要な節目である90円50
割れは回避できたものの、ややドル上値の重い展開だったようです。

NY時間内に「小沢幹事長の元秘書が逮捕」との報に、一時円安に
振れる場面もありましたが、豪ドル円などのクロス円売りに、ドル円では
ドル売り、円買いが勝ったというところです。

この日は米経済指標が多く発表されましたが、結果的にまちまちで
力強い回復を示すものがなかったと同時に、ドル売りにつながる指標も
観られませんでした。

この日の最大の材料は米企業の決算発表でした。

JPモルガンチェースが金融機関のトップを切って第4四半期の決算を
発表しました。

損益は前年同期4.6倍と、大幅に増えたものの、その内容は市場を
落胆させるものでした。
住宅ローンなどの個人部門の収益は直近の第3四半期から微減。

依然としてトレーディング部門に頼る収益構造に変化がなかった
ものと受け止められています。

この結果同社株は2.3%下落し、個人部門の収益回復が遅れている、
との見通しから、バンカメ、ウェルズファーゴなどの株は軒並み売られ
全体の株価を押し下げました。

今週には投資銀行部門を柱とするモルガンスタンレー、ゴールドマンが
決算発表を行います。

市場の期待はすでにこれらの発表に移っています。

ゴールドマンについては「最高益更新」との予想も一部にあります。
事前の期待が高かっただけに、「期待外れ」の反動が懸念されるところです。

今日の動きでは、上値はNYのドル高値91円20と、その上の91円50を
抜けるかどうか。

下値では、先週同様90円50がメドになります。
本日は日経平均株価も軟調に推移すると観られ、ドル売りに傾きやすい
地合いかと思われます。
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