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NYダウ大幅続落で、円買活発に。 

週間「アエラ」先週号に姜尚中(かんさんじゅん)氏が
「ナンバー3のすすめ」と題するショートコラムを載せていました。

日本はGDPで今年にも中国に抜かれ「世界第二位の経済大国」
の地位から転落し「第三位」になりそうです。

しかし「第三位」でもいいじゃないか、ということです。
氏は学生時代、学業ではだいたい第三位くらいだったと。
そして、スポーツについてこう言っています。

例えば、第二位の「銀」は「金」がとれなかったことで、
表彰台でも、第二位を誇ることをせず、悔しさ前面に出すケースが
多いそうです。

一方、銅メダルは、最後の最後まで闘って勝利し、その結果
表彰台に上れたことで嬉しを爆破させます。

GDP世界第三位と銅メダルの関係は分りませんが、
「ジャパン アズ NO.1」が過去の話であることは
間違いありあません。


ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • 前日発表された金融規制案で先行きに対する不透明感から
    NY株式市場は前日に続き大幅下落。

  • この動きに反応した為替市場では、ドルが円に対して下落。
    円は昨年12月半ば以来となる89円79銭まで上昇。

  • クロス円も大幅な円高となり「リスクの少ない資産」として
    円買いが活発に。

  • ユーロ円は126円台、豪ドル円も約1ヶ月振りの80円台まで下落。

  • 米資産への投資が縮小するとの見方から商品などのリスク資産も大幅安。         

  • NYダウは金融株を中心に全面安の展開で引け。
    先週後半の3日間で552ドルの下げを記録。

  • 株安、ドル安を受け、金相場、原油価格も下落。リスク資産縮小の取引が優勢に。




本日の注目点

  • 米   12月中古住宅販売件数
  • 米  10-12月期決算発表 → アップル

   
先週末の東京市場では一時90円台半ばまでドルが反発する場面があったものの、
NY市場では株式市場が前日の下げと同様に大幅な値下がりを見せたことで
ドル売り円買いが活発になり、昨年12月以来の90円割れを示現しました。

クロス円でも円買いが加速し、ドル円での円買い繋がり、豪ドルは80円台まで
下落しています。
原油などの商品相場が大きく下落していることで、豪ドルへの売り圧力が他の主要通貨
よりも大きかった様です。

円はすべての通貨に対して続伸しました。
オバマ大統領の金融規制案や中国の利上げの可能性が高まったことで世界的に株価が
下落、高金利資産売却の動きが加速していることが背景です。

金融規制案は今後議会での審議を経ることから、「簡単には成立しない」との
見方も有力ですが、今回の突然の発表を「今もっとも収益性の高いゴールドマンの
決算発表」にぶつけたタイミングを考えると、かなり本腰を入れていることも伺えます。

2008年秋のリーマンショックで、金融機関は大幅赤字に追い込まれ、
破たんの危機に瀕しました。

そこに巨額の公的資金を投入され、「金融不安」拡大に歯止がかかり市場は
落ち着きを取り戻したのが昨年後半でした。

その金融機関は収益力を回復し、一部金融機関では「最高益」を計上するまで
立ち直っています。その結果、再び「高額報酬」を受け取るのではという見方が浮上し、
結局「銀行の巨大化」を防ぐ法案提出に踏み切ったわけです。

オバマ大統領が支持率の低下を食い止めるために行ったという見方もあるようですが・・・。

金融機関の高収益はゼロ金利の継続の上に成り立っています。
ほぼ調達コストゼロの資金を貸し付けるだけで膨大な収益が転がり込む構図に
なっています。

それは、本来国民が得るべき利息が移転しただけの話です。。
今回の法案が実施された場合、もっと影響を受けるのはヘッジファンドや
プライベートエクイティに強みを持つゴールドマンと言われています。
今週はその法案の審議にも目を向けなければなりません。

さて、90円を割り込んだ円ですが下値のメドを見て置きたいと思います。

昨年11月の最高値84円82銭から1月の第1週には93円78銭まで
約9円円が下落しました。

フィボナッチトレースメントで観てみると、38.2%は既に割り込んでいることから、
「半値戻し」にあたる89円39銭あたりがサポートという計算ができます。

90円40-50を割り込み、心理的なサポートである90円を割り込んだことで
市場は「ドルの底値」を探る展開で、ドル売りに傾きつつあります。

ただ、今回の金融規制案や中国の金融引き締め懸念などは一昨年の
「リーマンショック」後のダメージとは比較になりません。

現状では、このレベルから円が85円に向かうとは思えません。
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