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ドル急反発。FOMC声明文を受けて。 

昨日のことでしたが、「有楽町西武が年内に閉店」のニュースには驚きました。

有楽町西武はJR[有楽町駅」前にあり、銀座の入口。

いわば一等地です。いつ行っても人がたくさん入っていて閉店にあるとは夢にも

思いませんでした。

この地は、かつて朝日新聞本社や日劇があったところ。

私にとって「日劇ウエスタンカーニバル」で熱狂したところでもあります。

時代の変化に対応できなかったということしょうか。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場



  • FRBはFOMCでの声明文を発表。低金利政策継続は
    確認されたものの、カンザスシティー連銀総裁が反対票を
    投じたことで出口戦略がやや早まるとの期待からドル反発。

  • 円は、欧州市場で89円14銭まで上昇。昨年11月から今年初めまで
    のドル上昇分の半値を割り込み88円台が視野に入ったものの、そこから
    急反落。FOMC声明文発表を受け円は90円台まで円安に。

  • ドルが買い戻されたことで、ユーロ、豪ドルなどの主要通貨は
    一段安に。豪ドルは0.89割れ目前と昨年末の水準まで下落。

  • 同様にユーロドルも1.40割れ目前まで売られ、こちらは
    半年ぶりの水準を示現。    

  • 米株式市場は低金利継続を好感。アップルが「iPad」を
    発表したことなどを受け上昇。NYダウは1週間ぶりに大幅ゲイン。         

  • ドルが上昇したことから原油、金は下落。原油価格は73ドル台
    まで売られ、今年の最安値。

  • FRBが住宅ローン担保証券(MBS)購入を予定通り3月で
    終了することを確認したことから、債券は下落し、金利は上昇。




本日の注目点

  • 欧   1月独失業率    
  • 欧   1月ユーロ圏消費者信頼感     
  • 米   12月耐久財受注   
  • 米   週間失業保険申請件数       


   
昨日の欧州市場で89円14銭まで買われた円は、FOMCの声明文が発表されると
一転して売られ90円台乗せまで売られました。

昨日の東京では日経平均も続落。円がじりじり買われる展開に、「89円割れ」も
視野に入ってきた状況でしたが、FOMCでは「低金利継続に関して初めて全会一致が
崩れた」ことが判明すると、ドルが急速に買い戻されドル高円安に振れました。

カンザスシティー連銀のホーニング総裁は、金融市場と経済の回復を理由に
「長期にわたる超低金利の維持はもはや正当化されない」と主張し、超低金利継続に
反対票を投じました。

FOMCでの全会一致が崩れたのは昨年1月いらい初めてのことになり、市場は
「出口戦略の実施時期が早まる」との期待感からドル買い戻しの動きに転じたものです。

この内容を受けて、欧州系大手銀行のストラテジストは「6月にも利上げ」との見方を
披露しています。

しかし、依然として雇用、住宅市場は安定していません。

この日発表の12月新築住宅販売件数は前月比7.6%減と市場予想を大幅に
下回っています。また、2009年通年でも前年比23%落ち込み、過去最悪の
低水準を記録しました。

11月に大幅に増加した反動という見方もありますが、前日に発表された
中古住宅販売件数も大きく落ち込んでいることから、住宅市場の回復には
雇用の安定などの前提条件が不可欠と言わざるを得ません。

米金利の利上げが早まるのでは、との観測についてはそれほど楽観的には
なれません。

上記住宅市場だけではなく、他の米経済指標を観ても依然としてまだら模様です。

加えて、マサチューセッツ州での共和党議員の当選など、オバマ政権に対する
風当たりもこの1年では見られなかったほど強まっています。

バーナンキFRB議長の再任に関しても、既に昨年早々に大統領は再任を指名して
いるものの、議会での予想外の反対にすっきりと決まりません。

バーナンキ議長の任期は今月31日です。

スイスで行われている「ダボス会議」では、米大手金融機関の首脳も参加しており、
今回発表された「金融規制案」には強力に反対していました。

成立には議会での承認が必要ですが、その議会で民主党絶対有利の構図が
崩れ始めている現在、議論百出が予想されます。

このように観てくると、利上げの環境が整うまでにはある程度の「時間」が
必要だと考えられます。


NYでの90円台乗せを受けて、ドル円は今朝の東京でも90円を挟む展開になっています。

このまま90円台で安定するとも思えず、上値は90円50銭が目先一杯でしょう。

この水準は今週火曜日にもテストして抜けき切れなかったレベルです。

上抜けするためにはもう一つドル支援材料が必要と観ています。

一方、下値も昨日のような「ドルベア」の雰囲気からは脱却した可能性もありますが、
再び89円台半ばを示現するようなら、それも否定されるかのしれません。
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