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失業保険申請件数悪化で88円台に。 

「どうしたトヨタ!!」

トヨタ自動車が厳しい状況に立たされています。

米国で起きた「アクセル問題」に続いて今度は

国内で「ブレイキ問題」が起きました。

それも今やトヨタの「象徴」でもある新型プリウスで起きてしまいました。

今朝のニュースではリコールを決めたようですが同社の経営に与える影響は必至です。

かつて「カイゼン」という、世界の製造業で使う「世界語」を生み出したトヨタ。

創業家への大政奉還を受けた豊田新社長にとっては非常に厳しい「洗礼」と言えそうです。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場



  • 週間失業保険申請件数が予想を超え、先週比8千人
    増加していたことから、今夜の雇用統計への?懐疑的な見方
    が台頭。NY株式市場が大幅に下落したことで安全資産として
    の円買いが殺到。円は一気に88円台半ばまで上昇。

  • 市場は雇用統計に楽観的な見方だっただけに、米株式市場では
    引けにかけてパニック的な売りが加速。NYダウは一時1万ドルの
    大台を割り込む場面もあり、大引けは268ドルの大幅安。     

  • リスク資産の売却が加速し、ユーロ、豪ドル、カナダなども
    大幅に下落。ドル円ではドル安が進行したことで円は全面高に。     

  • 商品相場も軒並み大幅安。金は前日比4%以上下落し約50ドル安。

  • 一方、株安を受けて債券に買い集まり、債券相場は大幅高。
    [Fight to quality]が加速。

  • ECB、BOEともに政策金利は据え置き。

  • 週間失業保険申請件数 →48万件(先週比8千件増)



本日の注目点

  • 日  12月景気動向指数(速報値)
  • 欧  12月独鉱工業生産     
  • 米  1月雇用統計  
  • 加   G7(カナダ、6日まで)      
          

   
円は昨日の91円台乗せから一気に2円50銭もの円高に振れました。

今晩の雇用統計を控え取引は閑散かという雰囲気がありましたが、発表された
週間失業保険申請件数が予想以上に増加していたことから、株式市場が反応し、
為替市場にも波及した形でした。

それにしても雇用統計の指標ではなく、失業保険申請件数でこれほどまでに反応した
ことは記憶にありません。

市場で雇用統計に対する見方が強気に傾いていたことが原因です。

前日のADP雇用者数の改善もあり、専門家の予想もプラスに転じるとの見方が
支配的で、一部欧州系銀行では9万2千人の増加との予想もあったほどです。
この楽観論に冷や水を浴びさられた格好となりました。

NY株式市場では、決算発表などの悪材料やユーロ圏でのギリシャ財政問題の拡大
なども加わり、NYダウ、SP500などが大幅安になり、バンカメなどはこの日だけで5%もの
下げを記録しています。

株式市場の大幅安に為替では「リスク資産」の売却が進み、「安全資産」としての円に
買いが殺到しました。

いつものことですが、信用リスクが高まると市場は無条件に「円買い」に
走ることはこれまでの歴史が証明しおり、今回も同様な動きが繰り返されました。


クロス円での大幅な円高が進んだこともあり、ドル円は88円台半ばまで急落しました。

この水準は昨年12月15日以来となり、フィボナッチリトリースメントで測ると
昨年11月の84円82銭から今年1月の93円78銭の値幅の61.8%に近い水準です。

88円24銭という数字が導き出せますが、このレベルを割り込むようだと
再び85円台も視野に入る可能性もあります。


約2ヶ月振りにの円高水準ですが、ここからさらにドルが下落するのか、反発するのかは
まさに今夜の雇用統計次第です。

昨日のNYでのドル下落で指標の悪化はやや織り込んできたとも思われます。

仮のこれまでの市場予想通り1万人程度の増加であったならば、90円台に戻すことも
十分考えられます。

反対に、マイナスと発表された場合には88円台割れもあり得るということで、今回の
指標表発表については、これまで以上に市場はナーバスでしょう。


しかし、本当に重要なことは今回の指標がプラスかマイナスか、というよりも米雇用の
改善傾向が維持されているかどうかです。

昨年3月には、ひと月で63万人の雇用が失われました。その後改善傾向が鮮明になり
11月には4千人の増加にまで雇用市場が改善しています。

この傾向が続いているのであれば、いずれ「出口戦略」は実施され、ドルは上昇する
はずですが・・・。

そうは言っても春先のことより、今日明日のことの方が投資家にとって重要なことは
分っていますが、大局的に見方も頭の片隅に置いておきたいものです。
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