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円再び全面安で93円台に。 



先日TVの経済レポートで興味深い番組がありました。
このところ「中国元切り上げ」の可能性が高まってきたことから
切り上げに乗ってうまく為替でもうけようという話でした。
タイミング的には申し分なく、いかにも時流に乗っている
話題でしたが、その手法が、両替店に行って「元のキャッシュ」を買い、
切り上げのタイミングを待とうというものでした。
FXならともかく、キャッシュではまず勝てないということが
欠落していました。
昨日の元キャッシュの買いレートを調べたら15円62銭です。
このレートでキャッシュを買って切り上げを待つ戦略ですが、
逆にこの日のキャッシュの売りレートは11円34銭でした。
つまり、買った時点で約27%もマイナスからスタートすることに
なります。さすがに元が切り上げられても27%切り上がることは
あり得ないでしょう。
因みに米ドルはご承知のように6円レート差がありますが、率にして
6.3%です。元は米ドルの約4倍以上の手数料が取られています。
これでは利益が取れるのはいつになるか分かりません・・・・。



ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • 円は続落。一時93円40銭まで売られ、ドル円は先週末の
    「GSショック」以前の水準を大きく上回るレベルを示現。
  • アップルなどの米企業の好決算を受けて、NYダウは続伸。
    「リスク選好」の地合いが戻り、低金利のドルと円が売られる。
  • ユーロドルは、ギリシャの短期国債の入札が好調だったことから
    上昇し、1.35台前半までユーロ高が進んだものの、その後
    同国への財政支援の不透明感から下落。
  • 高金利通貨の豪ドル、カナダなどは金利先高観もあり対ドル、
    対円で上昇。                      
  • リスク選好から、大幅に下落していた金、原油も反発。
  • オバマ大統領は22日にNYで金融規制について講演を
    行う予定。ウオール街との対決姿勢を表明するかどうか注目。


    本日の注目点

         
    • 英   BOE議事録          
    • 米   1-3月期決算発表 → AT&T、ウェルズファーゴ  
           
            



    ドル円はNYで93円40銭まで上昇しました。
    これで先週末の「ゴールドマンショック」以前の水準を完全に回復しています。
    「SECがゴーロドマンを訴追」のニュースが流れた時点のドル円は92円台後
    半でした。
    翌週月曜日のアジアでは「リスク回避」の動きから91円60銭までドルが売ら
    れましたが、わずか2日で、約2円ほど調整もなく戻したことになります。
    NYダウも先週末の水準の9割ほど戻していることを考えると、それまでの地
    合いは結局「リスク選好」だったと言えます。
    「ゴールドマンショック」がなければNYダウは1万1500ドル程度まで上昇し
    ていた可能性があり、ドル円は95円を抜けていたのかもしれません。
    それほど今週に入って発表された米企業決算内容は市場予想を上回って
    いました。相場に「タラレバ」はありませんが、この点に関しては私も含め、読
    み違えた市場参加者は多かったのではないかと思われます。
    結局、ドルを買いたい人にとっては「絶好の買い場」が提供されたことになり
    ました。今後の「糧」にしたいと思います・・・。

    「リスク選好」が以前のように戻ってきた感がありますが、ドル円の「週足」には
    依然として95円前後に「雲」があり、すぐに95円台乗せは容易ではないと
    予想します。
    これで再び「ふりだし」に戻ったドル円は92円半ばを中心としたもみ合いに入
    るのではないでしょうか。
    ゴールドマン問題はこれから本格的に争われることにや、昨日インドが政策
    金利を再び引き上げたことで、やや忘れ去られそうな「元切り上げ問題」にも
    焦点が当たってくることが考えられます。
    日本と中国を除くアジア諸国では軒並み自国通貨が対ドルで上昇していま
    す。
    インフレ懸念を背景とする利上げ要求が高まっていると見られます。
    その点からすれば現時点での円の独歩安は考えにくいし、中国もいずれ近
    いうちに行動を起こすと考えられます。

    一方、ドルが95円台に乗せてくるにはやはり「利上げが近付いた」と思わせ
    るような材料が不可欠です。
    シナリオ的には次回の雇用統計で、失業率の低下と雇用者数の増加が最
    も考えられるストーリーですが、それまではしばらくもみ合いが続くのではと
    予想します。

    豪ドル円は87円の半ばを付けてから約2円50銭ほど調整をしてきました。
    この通貨ペアは通常高値を付けた後、3~4円の調整を経て再び上昇する
    パターンを繰り返しています。
    今回の値幅で調整が終わったかどうか判断に迷うところですが、現在「週足」
    の200日移動平均線に絡んでいる状態です。
    87円半ばを上抜けすれば本格的な上昇に入ったと観ることができそうですが、
    利食いの売りも十分予想できます。
    その売りをこなして上昇できるのか、再び押し戻されるのかという点は注目した
    いところです。

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