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円、94円台では安定せず。 


小売の世界で「低価格業態の一人勝ちは終わったのでは?」
という記事を先日の日曜日に目にしました。
ユニクロの2010年2月期の既存店売上高は前年同月比
16.4%減。他にもニトリ、マクドナルドの3月既存店
売上高はいずれも前年比マイナスだったそうです。
この3社、いずれも「デフレ下での勝ち組」のメンメン。
このところの株高の影響で個人消費が上向いた、との指摘も
あるようですが、それは一部の人でしょう・・・。
証券アナリストは「消費者の節約志向が一巡した」
と分析していましたが、そうでしょうか・・?
実感としては全く伝わってきません。
今週から始まる「GW」の結果を待ちたいと思います。


ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ややドル高円安傾向の中、円は海外ではユーロに引っ張られる
    値動きとなり94円前半での取引が主体に。
  • 独メルケル首相がIMFがギリシャに対して厳しい条件を
    講じる場合にのみ救済に応じると発言したことでユーロが下落。
  • 円もこれに合わせ94円31銭まで売られたものの、アジア市場での
    安値94円36を超えられず。結局、先週末と同水準の94円近辺で引け。
  • 米経済指標の発表もなく、株式市場も小幅な値動き。
    NYダウは小幅続伸、ナスダック、SP500は小反落。
  •  米債券は入札が好調だったことから上昇し、金利は小幅下落。             
  • 金、原油はまちまち。
  • 米財務省は保有するシティー株を15億株売却すると発表。


    本日の注目点

    • 欧   独5月GFK消費者信頼感   
    • 米   2月S&Pケースシラー住宅価格指数                               
    • 米   4月消費者信頼感指数   
    • 米   4月リッチモンド連銀製造業指数        
        




    海外市場でのドル円はアジアでの円安値94円36銭を超えられず94円
    絡みでの引けとなりました。
    昨日の東京は日経平均株価が251円高と今年3番目の上昇幅を記録す
    る中、94円台に乗せ、その後も円はじり安の展開でした。
    市場では、今週発表予定のGDP、個人消費等の指標が高めになるとの
    予測からドル高を見込む向きが多く、FOMCでの文言変更の期待もあり、
    週末には95円をテストするとの見方が多いように思えます。

    私も個人的には、95円テストは可能と観ています。背景は日米金利差と
    好調な株価です。特に後者については、米国の決算発表では企業業績
    が市場予想を上回る結果が、米株式相場を押し上げました。

    本邦でも昨日から決算発表が本格的に始まり、米国同様、好決算を見込
    む声が多いようです。この結果好業績が株価をけん引する可能性が高い
    と観ています。株高はドル高円安に繋がることから、この点ではドルが大き
    く下落する懸念は少ないと考えられます。

    問題はやはりユーロの行方です。
    ギリシャが先週末にEU、IMFに資金要請を行いましたが、その実施を巡
    っては予想されたように、すんなりとはいかないことがはっきりとしてきまし
    た。
    ドイツのメルケル首相は昨日ベルリンで記者団に対して、IMFがギリシャ
    政府と財政赤字削減の計画を打ち出すまでは、ギリシャ向け支援は決定
    しないと語り、ギリシャが向こう数年において「厳しい」措置を講じることで
    合意した場合のみ、
    ドイツは支援を実施すると言明しています。(ブルームバーグ)

    つまり、資金は出すがそれには厳しい条件を課しますよ、ということで、ドイ
    ツ国民の感情論からすればしごく当然なことだと思われます。
    問題はギリシャが間近に迫る国債償還資金の手当てを確保したとしても、
    本格的に財政赤字削減に向けた行程表を実施できるのかどうかが問われ
    ていることです。

    ドル円は94円台がなかなか安定しません。
    実需のドル売りも散見されるようですが、レベル的には94円50-95円とい
    う水準が多く、この水準で積極的にドル売りを仕掛けてくる地合いではありま
    せん。現在の状況は前回同様に、「週足」の95円近辺には「雲」があり、そ
    れが上値を押さえているところです。

    しかし、同時に「週足」では「遅行スパン」がローソク足を上抜けして「好転」
    を見せています。
    こう考えると、上抜けするとしても時間が必要で、ドル急落のリスクは少ないと
    観ています。
    問題は上述のようにユーロの動きです。ギリシャ問題が大きく前進するようだと
    、ユーロショートも積み上がっていることから、ドル下落の可能性はないとは言
    えません。
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