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ユーロ一段高で1.24台を回復。 

先日テレビ局の取材で、ユーロの将来性を尋ねられた
著名投資家ジム・ロジャーズ氏は「diappeared」
(消えるよ)と答えていました。
そのロジャーズ氏、ブルームバーグによると
ユーロ買いにスタンスを変えたそうです。
「ロジャーズ氏は今週ユーロを購入したほか、さらに
買い増すこともあり得ると語った。センチメントが極端に
ネガティブになっているためと説明。」と伝えています。
さすがに著名投資家、身代りが早いと思いましたが、
「最終的にはユーロは破壊されるだろう。」と結んで、
とりあえず、自分の発言の整合性は保っていました。
最近ユーロが下がりにくくなってのは、まさか
これが理由ではないと思いますが・・・。



ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ユーロドルの買い戻しが進んでいます。欧州市場では
    1.22台半ばから一気に1.23台半ばに急伸。
  • スペイン国債の入札が好調だったことと、ドルに対する
    信頼が後退していることが背景。
  • ドル円も91円台前半での取引から徐々に円買いが優勢となり、
    NY市場では約3週間ぶりとなる90円半ばまで円高が示現。
  • 米経済指標の軟調を受け、ドル全面安の展開。特にユーロドルの
    買い戻しが活発となり、一時1.2413までユーロ高ドル安に。
  • NY株式市場は米経済指標悪化に下落基調だったものの、
    ユーロ高が進んだことから欧州危機が後退するとの見通しから小幅続伸。
  • 債券相場も買い物を集め上昇、長期金利は3.1%台に低下。
  • ドル安から金は大幅続伸し、引け値としては過去最高値を更新。
    原油は小幅反落。
  • EU首脳会議では金融機関のストレステストの結果を公表することで合意。      
  • 5月消費者物価指数 → -0.2(変わらず)
  • 週間失業保険申請件数 → 47.2万件(市場予想45万件)
  • 6月フィラデルフィア連銀景況指数 → 8.0(市場よ予想大幅に悪化)


    本日の注目点

    • 日   日銀金融政策決定会合議事要旨(5/20.21日分) 
    • 独   5月独生産者物価指数     

                 


    ユーロドルが注目していたレベル、1.24台に一時的に乗せました。
    今週に入り、ユーロの買い戻しが目立ちます。
    私も含め、大方の市場関係者は「ユーロを取り巻く環境は何も変わっていない」
    との見方が大勢ですが、そんな中ユーロが確実に上昇しています。

    理由としては、上記ジム・ロジャーズ氏のコメントにあるように、市場の相場観が
    極端にネガティブに偏ったことが挙げられます。
    その相場観に基づきユーロ売りのポジションを早めに形成した結果、
    ユーロ売りドル買いが過去最高水準にまで膨らみ、潜在的なユーロ買い需要
    を生み出していたことです。
    さらに、このところの米経済指標に変化が表れていることも見逃せません。
    昨日発表された6月のフィラデルフィア連銀製造業指数は前月の21.4から、
    市場予想をも大幅に下回る8.0でした。項目別でも雇用指数はマイナス1.5
    に落ち込んでいます。
    さらにこの日発表の週間失業保険申請件数も市場予想より悪化し増加してい
    ました。
    「製造業はまだ緩やかな回復にとどまっているようだ。雇用が落ち込んだという
    ことは製造業部門の伸びがそれほど強くないことを示している。」(ブルームバ
    ーグ)という見方があり、これまでの米景気回復は製造業がけん引してきただ
    けに、今後の景気回復、あるいは利上げという観点では不透明感が増してい
    ます。

    ユーロはこの間1.1877の安値から536ポント戻しています。
    今回のユーロドルの下落は昨年11月30日の1.5141を高値に始まりました。
    この間の下落幅の約16%戻しを達成したユーロは、やはり1.24台前半と、節
    目である1.25を抜けるかどうかが焦点です。
    基本的にはこのレベルから上値は限定的と見ていますが、これまでのように欧
    州からの悪材料にだけ注目してきたものが、今後は米国の悪材料にも目を向
    けることが必要になってきました。

    ドル円も6月1日以来の90円台半ばまで円が強含んでいます。
    「三角保ち合い」の下限である90円台前半は割り込まなかったものの、上値
    は91円台後半が徐々に重くなってきた印象です。
    しかし、これも背景は上記同様、米経済指標の悪化に伴うドル安の結果で円
    独自の材料で買われたわけではありません。
    「三角保ち合い」をどちらか抜けるまでは、様子を見たいと思います。

    来週末には、カナダのトロントでG20が開催されます。
    中国の胡錦濤主席は出席する意向を固めたようですが、「G20で人民元切
    り上げ問題を議論するのはふさわしくない」と、早くもけん制しています。
    オバマ大統領と米中首脳会談が実現すればこの問題は避けては通れず、
    米国は何らかの要求は行うものと見られます。
    中国としても「外圧」は最も嫌うところで、中国独自の判断で通貨問題に手
    を付けたという印象は確保したいところ。
    人民元問題が決着する重要なきっかけになる可能性があります。

    よい週末を・・・・・。
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