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ドル全面安でユーロ1.31台まで上昇。 

「1兆円ファンドの受難」・・・。先日そんな見出しの記事を

見つけました。

内容を読み進むと懐かしい文字が目に飛び込んできました。

「ノムラ日本株戦略ファンド」、まだこのファンドが生きていました。

いまから10年前の2000年に野村証券が社運をかけて

設定したこのファンドは、実に1兆円を集めたことで注目を浴びました。

そして当時のIT銘柄に大量に戦略的投資を行いました。

結果はご存じの通りです。

そのファンドが先週、とうとう997億円まで残高を減らした

という記事でした。ピークの10分の1以下になったわけです。

100万円投資していれば、99700円になります。

当時の運用責任者S氏は現在も、別の運用会社を立ち上げ

経営者としてやっているようです。

自己責任は分かっていますが、投資家とすれば

何か割り切れない気持ちではないでしょうか。



ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場







  • ドル全面安の展開にユーロは対ドルで5月4日

    以来の1.31台に乗せ、円も86円台半ばに。

  • 米経済指標が予想を上回ったことでドルが買い戻される

    局面もあったが続かず。欧州圏の経済指標の好転もユーロ買い

    を後押し。

  • NYダウは続落。100ドルを超える下落を見せたが引けは

    30ドル安に。金融株が上昇したものの、IT,消費関連株が下落。

  • 米国債は7年債が伸び悩んだものの、株安から指標銘柄の

    10年債は続伸。長期金利はやや低下。

  • 金、原油ともに続伸。金は値ごろ感から買い物を集めた。

  • セントルイス連銀のブラード総裁は、景気がさらに減速した場合

    、FOMCが米国債を購入すべきとの見解を示した。

  • 週間失業保険申請件数 → 45.7万件(予想より減少)



    本日の注目点



    • 日   6月消費者物価指数   

    • 日   6月失業率 

    • 日   6月鉱工業生産     

    • 欧   6月ユーロ圏失業率 

    • 欧   7月ユーロ圏消費者物価指数

    • 米   第2四半期GDP(速報値)

    • 米   7月シカゴ購買部協会景気指数

    • 米   7月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)    





    ドルが全面安の展開となり主要通貨に対して下落しています。

    特に対ユーロでは約3ヵ月振りのとなる1.31台まで売られています。

    6月初旬に記録した1.18は一体何だったんでしょうか・・・。

    あの夏のユーロ安協奏曲は終わろうとしています。



    1.30台をつけた後、ユーロはしばらくもみ合いが続いていました。

    1.30台半ばが抜けない一方、1.29台はしっかりとサポートされており

    どちらに抜けるか注目していましたが、全体的にドル安が進む流れの中、

    トレンドに沿った動きになったと言えます。

    昨日は、EU欧州委員会が発表した7月のユーロ圏景況感指数は101.3

    と、2年半ぶりの高水準でした。

    ドイツが全体を引っ張る構図が鮮明になり、フランスも好転したことが背景で

    す。さらにドイツの雇用統計も発表され、失業者数が前月比2万人減少した

    こともユーロにプラスに働いたようです。


    ドル円も再び86円台まで下落しています。

    これまで書いてきたようにドル円の上値は重く、ドルが買い材料でドルが跳ね

    た局面では確実に頭を押さえられ、その後じりじりと下落する展開がしばらく

    継続されており、今回も同様な動きです。

    87円の30近辺を明確に割り込み、一時86円台半ばまで円が買われたわけ

    ですが、下値のメドは19日に記録した86円30前後です。

    この水準が抜ける様であれば、今年の円の最高値更新を意味し、円買いに

    弾みがつきそうです。

    そして、昨年11月に記録した85円割れが意識される展開になると予想しま

    す。ドル全面安の理由は言うまでもなく、米景気の悪化が進んできたことです。

    米経済指標がほぼ総崩れする中、FOMC議事録やバーナンキ議長の議会

    での証言、あるいは地区連銀経済報告(ベージュブック)でも一様に、「米景

    気の拡大ペースは鈍化」との認識を示しています。

    しかし、具体的な追加政策に対する言及がなかったことでドル離れが進みまし

    た。セントルイス連銀のブラード総裁は昨日、「景気が減速し、物価が下落した

    場合は、政策金利をゼロ付近で据え置く方針を維持するよりも連邦公開市場

    委員会(FOMC)が

    米国債の購入を再開すべきだ」との見方を示した、とブルームバーグは伝えて

    います。しかし、短期金利は下げ余地が無い状況で、国債を購入すれば市場

    に資金を供給できるでしょうが、資金需要が極めて低いことは周知の事実です。

    また、国債購入は長期金利の低下を促し、市場はドル売り材料として反応する

    ため、ドルの一段安を招くことも十分考えられます。

    この状況は、日本が1990年代にデフレが進み、経済が急速に縮小したあの

    時代を彷彿させます。

    アメリカはドル安を容認し、その結果輸出競争力をつけようと目論んでいるきら

    いもあります。オバマ大統領も今年度の政策の一つに輸出の倍増を掲げてい

    ることから、ドル安をけん制する発言は聞えて来ません。

    このあたりにアメリカの「本音」が見え隠れするように思えてなりません。


    本日は月末の金曜日です。

    多少ドル買い需要はあるかもしれませんが、ドルの戻りは限定的でしょう。



    良い週末を・・・・。

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