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為替介入問題でドル円は乱高下。 

本日は外為オンラインシニアアナリストの佐藤がお休みのため

外為オンラインの高谷が書かせていただきますので

宜しくお願い致します。





ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場



  • ドルは対円で反発。東京時間に84円台をつけるも菅首相の発言で夕方までに85円後半まで値を戻す。

  • しかし、夕方に行われた野田財務相の記者会見で具体的な介入に対しての発言が無く、介入期待の失望感から円買いが再燃し85円前半まで下落。

  • 米経済指標の予想を下回る結果に嫌気されるが為替への影響は限定的で、日本の介入警戒感を背景に利益確定の買い戻しが勢いをつけ86円目前まで上昇を見せる。実需筋やアジア系の買いが入ったことが加速させたとの声もあがる。

  • ユーロは対ドルで4日続落。ユーロ圏6月鉱工業生産が予想下回ったことでユーロ売りを誘い、ギリシャの第2四半期GDPも予想下回りユーロ売りを加速させた。

  • NYダウは米週間失業保険申請件数が予想に反して悪化したことを受け、一時100ドルを超える下げ幅に。引けにかけては値ごろ感やドル高の影響から値を戻した。

  • 債券は利食い売りから反落。長期金利は反発。

  • 金は大幅続伸。原油は続落。

  • 米週間失業保険申請件数 → 48.4万件(市場予想は46.5万件)




本日の注目点



  • 日   日銀金融政策決定会合議事要旨(7/14・15分)

  • 独   第2四半期GDP

  • 欧   6月ユーロ圏貿易収支

  • 欧   ユーロ圏第2四半期GDP

  • 米   7月消費者物価指数

  • 米   7月小売売上高

  • 米   8月ミシガン大学消費者信頼感指数





昨日は日本の円高対策問題が相場を動かしたようです。

午前中からジリジリと84円台にタッチしましたが

午後から菅首相の発言などを受け円安に大きく動きました。

その後、夕方に野田財務相の記者会見が開かれ

具体的な介入の内容が無いことで

市場に失望感が広がり、円は再度85円前半まで買われてしまいました。

野田財務相はG7財務相・中央銀行総裁会議の事務レベルでの情報交換

はしていると発表しており、

日銀側も白川総裁の談話の発表や

金融機関に為替相場の状況を聞く「レートチェック」を実施し、

さらには財務省の玉木財務官は日銀の中曽理事との意見交換もありました。

ここへ来てやっと政府と日銀は動いたようです。

しかし、今回の介入が難しいのは欧米諸国を見ると明確です。

ユーロ圏当局者から「日本の介入は欧州で歓迎されない」といった声もあが

っていますし、米は「輸出倍増計画」がありますのでドル安円高を望んでいる

でしょう。この状況下で解決策は見つかるのでしょうか。



本日は欧米の経済指標が相場を左右しそうです。

米中景気減速を根底に下落トレンドが進むか

それとも気になる日本の為替介入を背景に円安が進むか

といったところではないでしょうか。

もちろん株価の動向も注視しなければいけません。



ドルは対円では、NY時間での上昇の流れを引き継ぎ

今朝には86円台を乗せてきています。

上値としてはもみ合いが多かった86円半ばあたりと読んでいます。

テクニカルでも「4時間足」の100日移動平均線が86円40銭付近にありま

すし、一目の雲の上限も86円57銭となっています。

その前に10日の高値86円24銭が最初の壁となると思います。

週末ですのでポジション整理という点でも売られてきたドルの買い戻しが

あってもおかしくはありません。



ユーロは読みづらくなってきていますので難しいです。

基本的に売られる材料は豊富ですが、ほとんど買う材料がないユーロ。

ドルの動きに左右されながらも、財政危機問題が取りざたされれば

大きく売られてしまい戻りが遅いという相場になっているようです。

また機関投資家などもユーロ売りを仕掛け始めているとの観測も聞かれ

ます。ユーロドルのテクニカルを見ますと

「30分足」の一目の雲の厚さがだんだんと薄くなっているのが分かりま

す。その雲の上限にある100日移動平均線も1.29付近にありますし

ボリンジャーバンドもバンドが狭まっており動き出すのを待っているかの

ようです。

さらには「30分足」「1時間足」の直近で引いたトレンドラインも

勢いは強くありませんが抜けてきています。



昨日のように上げ下げを繰り返す相場になる可能性はあります。

方向感がなく、トレンドを取りに行くのも難しいので

うっかりミスがないように慎重さが求められそうです。

熱くなり過ぎず冷静な判断を忘れずに取引をしましょう。



良い週末を・・・。

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