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NYダウ6日振りに反発にも円85円台後半。 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場



  • 鉱工業生産指数が4ヵ月振りに上昇し、米景気に対する不透明感
    がやや後退したことからドル円は底固い展開に。

  • 円は昨日の朝方85円12銭まで上昇した後、値幅が限られた中
    じり安に。NYでは株高から85円70銭近辺までドルが買われた。

  • ユーロドルもスペインとアイルランドの国債入札が好調だったことを受け
    上昇し、一時1.29台を回復。対円でも110円台半ばまで上昇。

  • NY株式市場はウオルマートの好決算を受け、小売セクターが相場全体
    の上昇を牽引し全面高。ダウは6日振りに100ドルを超す大幅高に。

  • 株高から債券相場は下落。長期金利の下落も一服。

  • 金、原油はともに小幅高。

  • FRBは約25億ドル規模の国債買い切りオペを実施。

  • 7月住宅着工件数 → 54.6万件

  • 7月建設許可件数 → 56.5万件

  • 7月卸売物価指数 → +0.2%

  • 7月鉱工業生産  → +1.0%

  • 7月設備稼働率  → 74.8%


    本日の注目点


    • 日   6月景気動向指数(改定値)

    • 英   BOE議事録        

    • 米   石油在庫統計(週間)     



    円の上昇は一服でした。

    昨日の朝方には日経平均株価の下落予想を背景に円が買われ、85円12銭まで

    円高ドル安が進みましたが、85円割れを目指す勢いはなく、介入警戒感なども

    あり85円台前半で小動きでした。

    NY市場でも株式市場の上昇を理由にドルは堅調に推移。長期金利がやや反発した

    こともあり85円69銭までドルが持ち直しています。

    先週の12日に84円72銭を記録して以来ちょうど1週間84円台を覗く展開は

    なく、円高ドル安も一服というところでしょうか。

    しかしそれでもドルの反発力は弱く、86円台にも届いていません。

    やはり86円50銭を抜けるまでは「ドルの戻りを売りたい」という相場観はぬぐ

    い切れず市場参加者のスタンスも変わらないといった状況です。

    本日の展開も、株高からドルが底堅い動きを見せそうですが、まずはNYのドル高

    値を抜けるかどうか、と86円台乗せの力があるかどうかを見極めたいと思います。



    先週末に発表されたシカゴIMMの通貨先物市場のポジションでは「円買いドル売

    り」の建て玉も約5万2500枚(1枚は1250万円)に達しています。

    ドルに直して約77億ドルものドルショート(売り持ち)ということになります。

    このポジションの買い戻しを引っ張り出すような展開になればドル円が88円程度

    までドル高に振れることも考えられますが、現状ではその状況からはほど遠いと言

    わざるを得ません。

    ただ、ユーロドルでは1.18台後半から1.33台半ばまで、わずか2ヵ月足らずで

    1500ポイントも戻したことは記憶に新しところです。

    相場の急変は「ポジションと相場観が大きく偏ったときにおこる」ということは頭の

    片隅に入れておきたいところです。


    米経済指標の結果は強弱まちまちでしたが、鉱工業生産指数は前月比で

    1%上昇し、市場予想の2倍に達したことが好感されました。

    米景気が低迷する中、「製造業は底堅い」との声も聞かれました。

    項目別でも製造業部門の生産は1.1%増と特に自動車の生産が拡大しています。

    また、小売最大手のウオルマートが通期の利益見通しを上方修正したことで、

    個人消費にも底打ち感がでてきたとの指摘もありましたが、まだ一過性と観られ、

    株安、ドル安の流れを変えるには相当な時間が必要と思えます。


    一方で、住宅市況は依然として回復しておらず、7月の住宅着工件数は前月比では

    増加したものの、市場予想には届いていません。許可件数に至っては昨年5月以来

    の低水準でした。

    「雇用と住宅に下振れリスクがある」とバーナンキ議長も指摘しているように、

    今年4月には67万件を超えていた住宅着工件数に回復の兆しは見えなうようです。

    本日は85円30-85円90といったレンジを予想御しています。

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