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ユーロ、対ドル、対円で大幅下落。 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場




  • 円はユーロが対ドルで大幅に下落したことに伴い軟調な

    展開に。

  • 朝方の85円台前半からじり安となり85円台後半へ。

    主要通貨が対ドルで値下がりしたため、ユーロ円などの

    クロス円では軒並み円高に。ユーロ円は7月1日以来の108円台

    前半まで円急騰。

  • ECBのメンバーであるウェーバー・ドイツ連銀総裁は域内経済は

    年内はECBの支援を必要としているとの認識を示したことからユーロが

    対ドル、対円などで大幅に下落。

  • NY株式市場は続落。商品相場が下落したことから石油や金属化株が

    売られ、ダウは57ドル安。

  • 債券相場は下落し長期金利は小幅に上昇。一時10年債利回りが

    2.53%台をつけ1年5ヵ月振りの水準を記録したが、引けにかけては

    戻す。

  • 金は反落。原油は続落し73ドル台に。


    本日の注目イベント



    • 欧 8月ユーロ圏消費者信頼感(速報)     



    円は85円50を中心とした小動きの展開でしたが、ユーロドルが大幅に

    下落したことから、ユーロ安に引っ張られる形でやや軟調に推移しいま

    した。先週は、一時85円台を割り込む場面も見られ、再び円の先高感

    が支配的でしたがユーロが対ドルで約1ヵ月振りの1.26台まで売られた

    ことで、市場全体がややドル高に推移したことが影響しました。



    ウェーバー・独連銀総は、ECBが緊急の融資措置を解除する時期を決

    定するのは来年1-3月(第1四半期)にすべきとの認識を示したことから、

    市場は「出口戦略」の遅れを連想し、ユーロ売りに走ったものと理解できま

    す。これまでユーロ安からドイツを中心に景気回復の兆しが見え、「出口戦

    略」が遠のくことはないのでは、と観られていただけにユーロ売りが加速した

    様です。

    この結果、ユーロは主要通貨に対して大幅に下落し、対円でも約2ヵ月振り

    の108円台前半までユーロ安が進みました。

    ユーロドルは6月初めに1.18台まで下落し大幅なユーロ安が進んだ後、約

    2ヵ月間で1.33台半ばまで一気に買い戻しが進みました。

    この間のドイツなどの経済指標を見ると明らかに「ユーロ安効果」が出ていま

    す。今回の独連銀総裁の発言も「ユーロ安」を望んでいるものと受け取れなく

    はありません。

    とすれば、米国もユーロ圏も自国通貨を安くすることによって景気回復を図る、

    という政策が見えてきます。



    一方、日本はいまだに円高を阻止するための決定的な政策を出せずに、「口

    先介入」を散発的に行うに留まっています。

    今週にも菅総理と白川日銀総裁の会談が予定されているようですが、電話会

    談だけで、直接話し合うのは先になる、との報道もあるように、まだ正確な日時は

    決定されていないようです。

    昨年12月に当時の菅財務相と白川総裁が会談し、その後日銀が「新型オペ」

    を発表し、円安傾向に流れが変わった記憶はまだ新しいところです。

    市場では今回も「実績のある二人」が会談することで、「円高対策」の実施に期

    待が高まっています。具体的には資金供給の増額や期間の延長などがとり沙汰

    されていますが、仮に政策が発表されてもどの程度の円安効果があるのかはや

    や疑問です。市場が政策の内容を読んでいる以上、サプライズがない限りその

    影響は限定されるのではないかと思われます。



    これまで85円割れを3回演じてきましたが、全てはね返されてきました。 

    「ドル売り円買い」ポジションの積み上がりや、介入に対する警戒感から85円を

    割り込んでも一気に円高が加速することはなかったわけですが、今週予定の「菅・

    白川会談」の内容次第では期待が大きいだけに、失望からドル売りに傾むく可能

    性もあります。また、その際に実際の介入が見られない場合にはさらにドル売りへ

    の安心感を与えることになり、ドルの一段下げに繋がることも考えられます。

    テクニカルでも、「日足」では今年5月の初めに記録した94円99銭からの抵抗線

    が上抜けする87円30銭近辺までドルが戻さない限り「ドル安円高」傾向は継続さ

    れることを示しています。

    そろそろ夏休み明けから職場に復帰する人も多くなり、市場参加者の厚みも増し

    ます。ドル円は依然として「微妙な値位置」におり、今週も波乱がありそうです。

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