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円、対主要通貨で続伸しユーロ円107円台後半。 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場



  • ドル円は膠着状態。85円前半での値動きが続き、値幅も

    伸びず動きずらい展開。円以外の主要通貨が対ドルで売られたことで、

    クロス円は大幅に下落。

  • ユーロ円は7月1日以来の107円台後半を示現。ユーロ圏の

    景気指数が低下したことが背景。

  • NY株式市場は活発なM&Aを材料に朝方は上昇したものの、

    買いは続かず、商品相場の下落に合わせ3日続落。ダウは約1ヵ月ぶりに

    1万200ドル台割れ。

  • 債券相場は2年債利回りが再び下落したことから、買い物を集め

    小幅上昇。長期金利は2.60%に。

  • 金、原油ともに続落。原油は7月初旬以来の73ドル台をつけるなど

    商品市況全体が軟調。

  • 独8月製造業PMI → 58.2

  • ユーロ圏8月消費者信頼感 → -12(前月はー14)


    本日の注目イベント



    • 独   第2四半期GDP(確報)    

    • 米   7月中古住宅販売件数   

    • 米   8月リッチモンド連銀製造業指数 




    ドル円はますます膠着状態を深めています。

    昨日のNYでの値幅はわずか22銭。

    これでここ1週間も86円台にさえ戻らない相場展開が続いています。

    期待されていた「菅総理と白川総裁会談」は昨日朝方、わずか15分

    程度の電話会談で済んでしまいました。

    しかも、為替介入や追加金融緩和策など、具体的な話し合いは無か

    ったと伝えられています。結局、為替介入は行われないのではないか

    との観測が広まり、海外市場では円がやや買われる流れになりました。



    しかし、下値も限定的とも言えます。

    85円を割り込むことも無く85円前半の微妙な位置で小康状態を保っ

    ています。上値が重たいにもかかわらず、一気に84円台定着を目指

    す展開でもなさそうです。85円近辺にはドルショートの買い戻しや、反

    発を期待したドル買い指値が下値を支えているとの指摘もありますが、

    今後米経済指標がどちらかに大きくぶれるか、日米の株価が大幅な下

    落を見せない限り、84円70-85円70のレンジは破られない可能性もあ

    ります。

    今夜には米中古住宅販売件数の発表予定もありますが、サプライズが

    ない限り値動きは小幅に終始するかもしれません。

    ユーロ円が先月1日以来の107円70銭水準まで下落し、これまでの10

    9円ー111円のレンジを下抜けした様です。

    ドル円の水準は大きく変わってはいませんが、ユーロドルがこれまでサポ

    ートされていた1.27の水準を割り込んできたためです。

    きっかけは先週末のウェーバー独連銀総裁のコメントでした。

    ユーロ圏の金融緩和政策は長引くとの発言にユーロが急落した訳ですが、

    市場はやや過剰反応だったようにも思えます。

    日米だけでなく、ユーロ圏についても「出口戦略」が年内に実施されるとは

    思われず、来年1-3月に議論されることは「既定路線」だったように思われ

    ます。景気についてもユーロ安を背景にドイツを中心に輸出がけん引してい

    ることから、やはり「ユーロ安によって景気の回復を早急に図りたい」との思

    惑が見え隠れしているようです。ユーロ円は7月の107円31銭を割り込むと、

    2001年9月以来約9年ぶりの水準となりますがユーロドルの動きがカギを握

    っていると思われます。

    ユーロドルがもう一段下落しドル高が進行すると、ドル円でも円がやや軟化す

    る可能性があります。 ユーロ円の107円割れを試すにはドル円が現在の水

    準に留まり、ユーロドルが1.26を割り込むというストーリーが最も考えられそう

    なシナリオです。

    昨日年初来安値を更新した日経平均株価ですが、本日も軟調な展開が予

    想されます。9000円の大台を割り込むと弱気相場が長びきそうですが、大台

    割れまでの余裕は116円しか残されていません。

    今日もし、この大台を割り込むことがあると上記ドル円のレンジをブレイクする

    可能性も出てきそうです。

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