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円急騰。対ドル83円半ば、対ユーロ105円半ばを示現。 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場



  • 円は一気に83円台半ばまで急騰。米中古住宅販売件数が
    記録的な落ち込みを見せたことから、円は全ての通貨に対して
    大幅に買われる。

  • 東京時間内に85円を割り込んだドル円は勢いもなく
    緩やかな動きだったが、欧州市場で84円の半ばを割り込むと
    円買いに勢いがつき、NYでは一気に83円58銭を記録。

    その後「日銀が追加緩和を検討」との報道に84円近辺まで戻して引け。

  • クロス円でも急激に円高が進み、ユーロ円は前日から2円以上の
    円高ユーロ安の105円44銭まで下落。

  • 経済指標の悪化を受け、NYダウは一時1万ドルの大台を割り込む。
    引けはやや買い戻しが入り133ドル安。

  • 債券は大幅上昇。長期金利は節目の2.5%を割り込み、2年債利回りは
    過去最低の0.47%まで下落。

  • ドル安から金は反発したものの小幅。原油は5日続落し71ドル台と
    7月初旬の水準まで大幅下落。

  • 7月中古住宅販売件数 → 383万件(前月比ー27.2%)  

  • 8月リッチモンド連銀製造業指数 → 11(市場予想は8)





本日の注目イベント


  • 独   8月IFO景況指数

  • 米   7月耐久財受注

  • 米   7月新築住宅販売件数

  • 米   6月住宅価格指数        



円は一気に83円台半ばまで急騰しました。

典型的な「下落相場」で、そのスピードには驚かされます。

ドル円はこれまで今年に入って3度85円割れを試しました。

そしてその全ては84円台での滞空時間は短く、85円台へと押し戻されて

いました。

昨日は4度目の84円台への突入でした。



昨日の午後は日経平均株価の9000円割れを横目で眺めながらドル売り円

買いが優勢となり84円台後半で小動きで、円が急騰する雰囲気ではありま

せんでした。

しかし、欧州市場が本格的に参入した夕方5時前辺りから、84円台半ばを

割り込み、先週記録した84円72銭を下抜けし、記録的な円高へと走り始

めたわけです。

NY市場では7月の中古住宅販売件数が1999年以来の落ち込みを見せ、

さらに中古住宅在庫件数も大幅に積み上がっていたことから、ドル円は

84円を割り込み83円台半ばまで買われています。



米景気の後退が鮮明になる中、欧米は自国通貨安を望む姿勢を見せ始め、

一方日本では円高株安の嵐が吹き荒れる状況下でも、昨日の野田財務相の記者

会見にあったように、為替介入には積極的な姿勢を見せなかったことから、

一気に円買いが進んだものと思われます。

これまでの膠着状態から昨日一日で1円50銭以上の円高(約1.8%)は

やや急激で、短期的にはオーバーシュート(売られ過ぎ)の感もあります。

しかし、これまで85円を割り込むと反発していたドル円は83円台を記録した

ことで「水準」が変わったとみるべきでしょう。

NY市場では日銀が「追加金融緩和を検討」との報道に84円台に戻して引け

ていますが、少なくとも今日明日中に何らかの意思表示を示さないと、再び円

高に進む可能性があります。

市場は日銀の介入に対して懐疑的です。

この水準では介入に踏み切らないと見ていることから円買いを進めています。

協調介入は望むべくもありませんが、さすがにこの水準では「単独介入」に

踏み切る可能性が高まっています。日経平均株価が再び大幅に下落し、それが

さらに円高ドル安に繋がる負の連鎖を断ち切るためにも強い姿勢を見せる必要が

あります。


今回の15年2ヵ月振りの円高は対ドルだけではありません。

他の主要通貨、とりわけユーロに対しても急激な円高が進み、輸出業界に対する

影響は甚大です。

「デフレからの脱却」を目指した民主党政権ですが、このままではさらにデフレが

深刻化し、企業収益の悪化→景気後退→財政赤字の拡大、と新政権が目指した方向

から全く逆の方向へ向かい「失われた20年」をさらに引きずることにもなりかね

ません。

今日の株式市場も急激な円高を理由に軟調に推移しそうです。
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