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円高一服。クロス円でも買い戻し優勢。 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場



  • 米経済指標の悪化が続いたものの、日銀による介入警戒感と

    ポジション調整と見られるドル買いに円高も一服。

  • 朝方84円に迫る水準までドル売りが進む場面もあったが、

    NY株式市場が前日比プラスに転じたこともあり、84円台後半まで

    ドルが反発。ユーロ、豪ドルなどもドルに対して堅調に推移。

    クロス円も昨日の安値から大幅に反発。

  • 米住宅市場の悪化はかなり深刻な状況。前日の中古住宅に加え、

    新築住宅販売件数の落ち込みは市場予想を大幅に超え、1963年以来

    最低水準に。住宅市場の低迷が改めて確認された格好に。

  • NYダウは経済指標の軟調を受け前日比100ドルを超す下落

    を見せたものの、連日の売られ過ぎから反発し小幅プラスで引け。

  • 債券相場は続伸し、長期金利は一時最低水準をつけたが、

    その後株式相場が反転したことを受け小幅下落。

  • 金相場は続伸、ドル安から安全資産として買いが継続し1240ドル台

    を回復。原油も6日振りに反発。

  • 独8月ifo景況指数   → 106.7(市場予想を上回る)

  • 米7月耐久財受注   →  +0.3%(市場予想は+3,0%)

  • 米7月新築住宅販売件数→  27.6万件(-12.4%)

  • 米6月住宅価格指数 →   -0.3%(市場予想より悪化)




本日の注目イベント



  • 独   9月GFK消費者信頼感調査  

  • 米   週間失業保険申請件数    



急激な円高ドル安も一服といったところでしょうか・・・・。

海外市場では、ドル円も終始84円台、クロス円にも買い戻しが入り円安

傾向でした。やや「円の買い疲れ」と介入警戒感から、ドル円は84円前

半まで下落しましたがその後は84円台後半までの反発を見せていますが

、85円台乗せには至っていません。


昨日、朝方と夕方に野田財務大臣の急激な円高に関しての記者会見が

行われました。いずれも「必要な時には適切な対応ととらなければならな

い」と繰り返していました。テレビで見る限りその対応は「苦し紛れに」にも

見え、対応に苦慮している様子がうかがえました。結局、昨日はドルが小

幅反発したとは言え、通貨当局は動きませんでした。より効果のある介入

のタイミングを探っている、と勘ぐることもできますが、対応のタイミングを逸

した場合には、市場は再びドル売り円買いで攻めてくることは十分予想さ

れます。

新聞などでは「催促相場」という言葉も使い始めましたが、為替市場も株

式市場も政策当局に何らかの対応を促していることは間違いありません。

通常の日銀金融政策決定会合は来月6日と7日に開催されますが、市場

からは「それでは遅い」との大合唱が聞こえてきそうな気がします。


ドル円は、前日のNYの引けから昨日の早朝までは83円台での取引が若

干見られましたがそれ以来まる1日84円台での取引です。

特に昨日は米経済指標がいつものように悪化を示しましたが、ドル売りでの

反応は前日と比べ 軽微でした。

84円を割り込むことなく、逆にNY株式市場の反発に素直に反応し84円

台の後半までドルも反発しています。

さすがに悪材料の出ている中、85円台乗せには至っていませんが、いくら

か「ドル売り円買い」の勢いも弱まった感もあります。



今年に入ってのドル円の動きを振り返ってみますと、一旦ドルの下値を抜け

、ドル最安値を記録した後はことごとく反発しているのが見て取れます。

その結果、ローソク足では「長い下ヒゲ」を描き、もみ合いからやや上昇して

いくパターンが見られます。そしてその反発幅は概ね2円程度、最大でも3

円程度と限定的です。仮にそのパターンを踏襲するとすれば、今回のドル

底値は83円58銭ですから、ドルの戻りも85円58程度、最大でも86円58銭

程度ということになります。逆にこのパターンを超えるような反発をみせれば

「相場の転換」を示唆することになるかもしれせん。


明日にはバーナンキ議長の講演も予定されています。

前回「異常なほど不透明」との表現をを用いて米景気の後退を表現したした

議長が、その後どのような認識を示すのか、相場に大きな影響を与えること

は当然です。

また、一部には訪米する白川日銀総裁との会談も予定されているとの報道

もあります。ドル円が再び下落に転じ、円最高値を更新するのかどうかは今

週末の議長の講演内容と

そして、来週末の雇用統計にかかっています。

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