FC2ブログ

円、1週間ぶりに83円台に。 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場






  • 米経済指標は強弱まちまち。FOMC議事録では米景気の

    下振れリスクが高まったとの内容から、ドル円は1週間ぶりに

    84円を割り込み、83円83銭まで円高に。

  • 8月消費者信頼感指数は予想を上回ったものの、シカゴ購買部協会

    景気指数は予想を下回るなど、依然として景気後退を示す指標が大勢。

  • クロス円では値動きの幅も大きく、落ち着きどころが定まらない状況。

    ユーロ円はこの日も106円前半から107円後半の荒っぽい動き。

  • NYダウは米経済指標の発表に上下したものの、大引けは小幅高。

    ナスダックは下落。

  • 債券相場はFOMCの内容を受け、低金利政策が長びくとの思惑から

    上昇。長期金利は2.4%まで下落。

  • 金相場は続伸。約2ヵ月振りに1250台を回復。原油は大幅安で71ドル台に。

  • 6月ケースシラー住宅価格指数 → 年率+4.23%

  • 8月シカゴ購買部協会景気指数 → 56.7

  • 8月消費者信頼感指数     → 53.5

      


本日の注目イベント



  • 豪   第2四半期GDP

  • 中   8月中国製造業購買担当者景気指数(PMI)

  • 米   ADP雇用者数

  • 米   8月ISM製造業景況指数 

  • 米   8月新車販売台数    




ドル円はNY市場で1週間ぶりに83円台を記録しています。

今朝の新聞でも「円高・株安の流れ再燃」という見出しが躍っていました。

今週の月曜日に日銀が追加金融緩和に踏み切った途端に、それまでや

やドル高に傾いていた流れが一変しました。

85円91銭を安値に円はじりじりと値を上げ、約2円の円高水準まで円買い

が進んでいます。

典型的な「Buy on rumour、 Sell on news」といったところです。

円高が再び進んだことで、日経平均株価も大きく下落しています。

昨日は325円と大幅な下げを見せ、年初来安値更新。米国の景気後退が

主因にもかかわらず、米国も含めた先進諸国で最大の下げ率を記録してい

ます。日本の政策の手詰まり感を象徴する現象です。

ユーロ安の恩恵を受けているドイツなどは年初来の株価はプラスで推移す

るなど、日本とは対照的な動きになっています。個人投資家にとって厳しい

投資環境が続いていると言わざるを得ません。



NYでのドル安のきっかけはFOMC議事録でした。議事録では、多くのメン

バーが「成長とインフレ見通しの双方で下振れリスクが高まっている」とし、

成長をいちじるしく減速させることになる、との認識で一致していました。

また、一部のメンバーでは「雇用とインフレについて、予想するよりも長期間、

物価安定と最大雇用確保という2つの目標に一致する水準を下回る可能性

が高い」との指摘があったことも明らかにされています。

バーナンキ議長が先週末の講演でも「景気後退がさらにすすめば追加緩和

を行う用意がある」と言明したように、FRBが追加刺激策実施に踏み切る可能

性は高まっていると観られます。

その意味では今週末の雇用統計が試金石になりそうです。



1週間ぶりの84円台割れでしたが、これまでのところ、依然として市場介入の

形跡は見られません。昨日も書きましたが、現在の水準や円の動きは「必要

な時」とは判断されてないようです。日銀総裁も「適時適切な対応をする」と言

明していますが、海外市場で円高が進む場合にはこれまでの経緯からすると

介入に踏み切れないと観られます。

自国通貨安を望む米国との協調介入には合意できないと観られるからです。

そうなると、市場介入も東京市場が開いている時間に限定され、仮に東京時間

に介入しても、海外市場で円高が進んでも手を出せない可能性もあります。

市場でドル売りを仕掛けている投機筋もこのあたりを見透かしているのではない

かと思われます。



再び83円台を記録し、現在も84円手前の水準で推移しているドル円は、足元

では先週記録した83円58銭が抜けるかどうかが意識されます。

そしてその下の大台である80円が相当意識されます。

メディアでも「円の80円割れと日経平均の8500円割れ」を予想する声も徐々に

大きくなり「市場は総弱気」に近付いているようにも思えます。

行動ファイナンス理論では、「このような時は往々にして底値であることが多い」

と教えています。

為替相場は市場参加者の心理状態が非常に大きなインパクトを与えるからです。

しかし、残念ながら今のところその兆候は見られません。

スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://gaitameonline.blog50.fc2.com/tb.php/620-65ac5456

このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判
断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊
社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。

外国為替証拠金取引とは、元本や利益が保証された金融商品ではありません。お取引した通貨にて、
相場の変動による価格変動やスワップポイントの変動により、損失が発生する場合があります。
レバレッジ効果では、お客様がお預けになった証拠金以上のお取引が可能となりますが、証拠金以上の
損失が発生するおそれもあります。個人のお客様の取引に必要な証拠金は、各通貨のレートにより
決定され、お取引額の4%相当となります。証拠金の25倍までのお取引が可能です。
(法人のお客様の取引に必要な証拠金は、通貨ペア、取引コースにより1万通貨あたり3,500円から
34,000円の範囲内であり、証拠金の約200倍までの取引が可能です。)当社では、
「オフセット注文™」以外の取引手数料、口座維持手数料を無料としておりますが、
取引レートの売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があり、
また諸費用等については別途掛かる場合があります。当社は法令上要求される区分管理方法の
信託一本化を整備いたしておりますが、区分管理必要額算出日と追加信託期限に時間差があること
等から、いかなる状況でも必ずお客様から預かった証拠金が全額返還されることを保証するもの
ではありません。ロスカット取引は、必ず約束した損失の額で限定するというものではありません。
通常、あらかじめ約束した損失の額の水準(以下、「ロスカット水準」といいます。)に達した時点から
決済取引の手続きが始まりますので、実際の損失はロスカット水準より大きくなる場合が考えられます。
また、ルール通りにロスカット取引が行われた場合であっても、相場の状況によってはお客様より
お預かりした証拠金以上の損失の額が生じることがあります。お取引の開始あたり、
契約締結前交付書面を熟読の上、十分に仕組みやリスクをご理解いただき、ご自身の判断にて
開始していただくようお願いいたします。