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雇用統計を控え、円84円台前半で小動き。 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場



  • 雇用統計の発表を控え為替市場は静かな展開。ドル円も値幅は

    わずか39銭と84円台前半で小動き。

  • ECBは理事会では予想通り政策金利の据え置きを決定。

  • 理事会後の記者会見で、トリシェ総裁は域内の景気認識を

    上方修正したことからユーロは対ドルで1.28台半ばまで上昇。

    対円でも108円24銭までユーロ高が進む。

  • 前日急騰したNYダウは利益確定の売りが先行し軟調に推移した

    ものの、経済指標の好転から続伸。ダウは小売セクターなどが主導し

    50ドル高に。

  • 債券相場は連日の株価上昇から下げ足を速め、長期金利は

    2.6%台を回復。

  • 金、原油はともに続伸。米小売既存店の売り上げが改善していたことが

    材料に。

  • 週間失業保険申請件数 → 47.2万件

  • 7月仮契約住宅販売指数 → 5.2% 

  • 7月製造業受注 → +0.1% 




本日の注目イベント



  • 8月雇用統計  

  • 8月ISM非製造業景況指数        



さすが今夜の雇用統計を控え、NY市場での円の値動きも小幅でした。

昨日も欧州市場での朝方には84円ちょうどまで円買いが進む場面があ

りましが、5度目の83円台突入は回避しています。

しかし、東京市場でのドル高円安は、海外市場に入るとドル売り傾向が

強まる流れは変わっていないようです。



昨日、東京・内幸町の日本記者クラブで、菅総理と小沢氏の公開討論

会が行われました。

現状では、どちらか勝者が総理大臣に就任することから注目が集まりま

した。円高対策に関しては小沢氏の方が、単独介入も含め、あらゆる方

法をとると積極的でした。

この発言が市場に影響を与えることはありませんでしたが、仮に小沢氏

が総理に就任するような事になれば、市場は期待感からドルを買い戻す

動きが出ることも考えられます。

ただ具体的な方策となると、手詰まり感があることは否めません。



市場の注目は何と言っても今夜の雇用統計です。

昨日も述べましたように、事前の予想は13万人の減少から7万人の減少

と分かれており、中心は10.5万人の減少です。

失業率としては9.6%から9.7%で、先月より若干悪化すると観られて

います。

ただ、前日発表されたISM製造業景気指数では、雇用が市場予想より

大幅な伸びを見せていたこともあり、サプライズがあるかもしれません。

その場合のドル円の戻りのメドですが、やはり86円台ということかと思いま

す。

これまでドルの反発局面でも85円台後半までは上昇しても、86円台には

届いていません。

最後の86円台は8月16日ということになります。



一方、雇用統計の内容が市場予想の悪化に近いような数字だと、FRBに

よる追加緩和の実施が

早まりドル売りが加速することになります。

バーナンキ議長も、さらに景気が落ち込むようなら追加金融緩和策の用

意があると、言明しています。最悪のケースでは民間部門の雇用者数が

マイナスに転じることです。

同部門の前月比マイナスは、今年に入って一度もありません。

雇用者数の増減は住宅と消費など他の経済指標に大きな影響を与える

ことから、景気を占う中心的な指標です。

市場コンセンサスからどちらにぶれても大きな値動きが予想されます。

リスク管理を怠ることなく臨むことが重要です。



良い週末を。

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