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豪ドル対ドルで大幅上昇。 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場



  • ドル円は83円台で推移。大きな値動きは無く、朝方やや円高に

    振れたものの米経済指標の好転から83円台後半までドル高に。

  • 豪ドル、ユーロが対ドル、対円でも反発。中でも豪ドルは対ドルで

    4ヵ月振りの高値を記録。

  • 7月の米貿易赤字幅は4ヵ月ぶりに減少。輸入が減る一方、航空機など

    の輸出が堅調だったことが背景。

  • 株式市場は失業保険申請件数が予想以上に減少したことで買い物優勢。

    アナリストの買い推奨などで金融株などが上昇。NYダウは続伸し、28ドル高。

  • 債券相場はこの日行われた30年債入札が振るわなかったことから

    売りが膨らみ、長期金利は約1ヵ月振りに2.75%台まで上昇。

  • 金、原油はともに小幅下落。

  • 週間失業保険申請件数 → 45.1万件(先週より2.7万件減少)

  • 7月貿易収支 → 428億ドルの赤字(4ヵ月ぶりの減少)      




本日の注目イベント

         

  • 中   8月貿易統計                

  • 加   8月失業率 

  • 米   7月卸売売上高    



今朝の日経新聞朝刊一面で「日本振興銀行」の破綻が報じられています。

日本で初めての「ペイオフ」の発動です。

顧客への影響も金融システムへの影響も限定的との見方から、国による救

済ではなく「破綻」との判断が働いたようです。

為替への影響はほとんどなかったようでしたが、今朝の7時過ぎからはやや

円安方向に動いています。

問題は今後、経営基盤の弱い金融機関から預金が大きく流出することが考

えられ、それが財務内容をさらに悪化させるという現象がおこる可能性があ

るということです。

日本ではかつて大手都市銀行や長期信用銀行の経営破たんはありましたが

、預金は全額国により補償されてきました。

預金者はどこの金融機関にお金を預けていても保護されており、「安全」だっ

たわけですが、今後はそうではなくなったということです。

預金者による金融機関の選別が始まるきっかけになると思われます。

為替への影響は多少あるかもしれませんが、限定的と見ます。



米貿易収支と失業保険申請件数の改善によりドル円は堅調な動きでした。

83円の半ばを割り込むこともなく、84円を試す動きも見られましたが上値も

限られていました。

前日のNY市場と昨日の東京市場ではともに84円台乗せがありましたが長く

は続かず押し戻されています。

依然として米経済指標に振り回される展開が続いていますが、どちらかと言

えば84円台乗せを再度試す展開になりそうです。



豪ドルが急伸しています。対ドルでは0.9277まで上昇し、4月30日以来約

4ヵ月振りの水準です。

きっかけは、昨日発表された雇用統計でした。

失業率は5.1%、雇用者数は3.9万人増加と、いずれも市場予想を上回っ

たことで、これまで後退していた年内再利上げ観測が急速に台頭してきました。

早ければ10月の政策決定会合での利上げの可能性もでてきました。

対円での上昇は、ドル円が円高観測が根強いことから限定的とみられますが、

対ドルでは今後も上昇すると観ています。

テクニカルで観ても、「日足」までのチャートではほぼ全て買いシグナルが出て

います。長い「週足」でもリーマンショク直前の高値である0.9849を頂点とす

るトレンドラインに近付いており、昨日のNYでの高値はほぼこのラインで上昇

が止められた格好となっています。

しばらくはこのラインの攻防になると観られますが、上抜けした場合には大幅な

上昇が見込まれそうです。



本日は日経平均も小幅高が予想され、ドル円でもやや円売りのバイアスがかか

りそうです。

「振興銀行問題」が株式市場に悪影響を与える可能性もありますが、ここはニュ

ートラルと予想します。

ドル円は「1時間足」では100日移動平均線を上抜けしそうな気配です。

84円台に完全に乗せることができれば上抜け完了になることから、本日はこの

点に注目したいと思います。


良い週末を・・・。

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