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豪ドル続伸。対円でも81円台に。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円は動かず、NY市場での値幅はわずか14銭に留まる。
    引き続き介入警戒感がある上、明日のFOMCの内容を観たいとの
    雰囲気が支配的。
  • 豪ドルが急伸し、対ドルでは2008年7月以来の高値となる
    0.9495まで上昇。RBAのステーブンス総裁が利上げを再開する
    する必要に言及したことが材料。
  • 株式市場は大幅高。好決算をきっかけに朝方から買い物を集め、
    ダウは145ドル高と、4日続伸し1万700ドル台を回復。
  • 債券は小幅高。FOMCでは一般的な内容になるとの見方が
    優勢。
  • OECDは米国の経済成長率の予想を下方修正。それまでの
    3.2%を2.6%に。
  • 金は続伸し、連日の史上高値を更新。原油価格も反発。
  • 9月NAHB住宅市場指数 → 13(市場予想は14)





本日の注目イベント


  • 豪   RBA議事録
  • 日   7月景気動向指数(改訂値)
  • 米   8月住宅着工件数
  • 米   8月建設許可件数
  • 米   FOMC
  • 加   8月消費者物価指数





昨日は東京市場が休場でしたが、ドル円は一時85円50銭を試す展開もありました。

しかしこれまでと同様、ドル売りで追随する向きはなく、

依然として介入警戒感もあり85円台後半に戻される展開が続いています。

昨日のNYに至っては値幅が14銭と、ほぼ「固定相場」状態でした。

本日のFOMCの内容を観たいとの雰囲気が強く、株式市場の高騰にもかかわらず、

ドル円だけが「カヤの外」と言った感じです。

「クリスマス休暇」を除いてはこれほどの値幅は異例です。



本日のFOMCでは追加の金融緩和に言及する可能性はありますが、

すぐに実施されることはないと観られます。

8月の雇用統計が心配されていたほどの落ち込みを見せなかったことと、

その後に発表された経済指標では好転はしていないものの、

市場予想を若干下回る程度の内容でした。

一部で懸念される様な「二番底」をつける状況ではないと判断されれそうです。

FRBが追加緩和に踏み切れば、金利差縮小からドル売りに反応するはずですが、

今のところ米債券市場でも目立った動きは出ていません。



豪ドルが堅調です。

昨日のNYでは対ドルで0.95に迫る水準にまで上昇し、これは2008年7月以来となり

「リーマンショック」以前の水準に戻ったことを意味します。

上昇理由は、RBA(オーストラリア準備銀行)のステーブンス総裁が、

鉱業ブームに伴う景気加速を背景に利上げを再開する必要が

あるかもしれないとの見解を述べた、(ブルームバーグ)ことでした。

最近のドル安と資源価格の上昇から豪ドル高が続いています。

対円では円の値動きが乏しいことから最高値には届ききませんが、

81円台を記録したことで5月以来、約4ヵ月振りのレベルまで豪ドル高が進んでいます。

今後はドル円の動きにも依りますが、76-80円のレンジをブレイクして、

新たに80-85円のレンジに入った可能性もあります。



対ドルでは先週「週足」でのトレンドラインを上抜けし、

「週足」の一目均衡表の遅行スパンもローソク足を上抜けしています。

従って、上には抵抗するものがない状態です。

目先のターゲットは2008年7月記録した0.98台半ばということになります。

下値不安はほとんどない状態ですが、気をつけたいのはユーロドルの動きです。

豪ドルの上昇傾向が鮮明とはいえ、

ユーロドルが下落すれば、これに引っ張られ下落するからです。

ユーロはアイルランドの財政赤字問題を内包しており、

先行き不安定であることは忘れてはなりません。

加えて、市場参加者の多くは豪ドルについてはロング(買い持ち)で臨んでいます。

そのため、この通貨の特徴でもありますが落ちる時はかなりの値幅で下落します。

リスクとすればこのあたりに注意が必要です。



一時、年内利上げの可能性が遠のいた豪ドルですが、

上述のように再び利上げ期待が浮上しています。

RBAの金融政策決定会合は

10月5日、11月2日、そして12月は7日に開催される予定になっています。

この中でも11月の決定会合での利上げの可能性が高いと個人的には観ていますが、

当面押し目を拾うスタンスを継続することでいいと思います。

豪ドルの現在の政策金利は4.5%ですが、

やはり金利差は中長期で見れば為替相場にじわじわと効いてくるものであり、

「良い金利上昇」の象徴とも言えます。





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