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NY連銀総裁発言でドル全面安。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • ドル円は前日と同水準の83円16銭まで下落したが、介入警戒感から
    同水準でもみ合い、ほぼドル安値圏で引け。
  • NY連銀のダドリー総裁は、米景気の改善が進まない場合には追加緩和
    が正当化されるとの認識を示し、この発言がドル売りに繋がり、
    ユーロドルは一時1.3793と約半年振りの高値を記録。
  • ドル全面安の中、ドル円には介入警戒感があることから、
    ドルに対しては他の主要通貨ほど上昇はせず、
    クロス円は軒並み一段と円安方向に。
  • 株式市場は個人消費支出や消費者マインド指数が予想以上だったことから
    続伸。NYダウは41ドル高に。
  • 債券相場は横ばい。個人消費支出が増加していたことから軟調に
    推移していたが、大引けは前日比変わらず。
  • 金相場は大幅高。ドル安から連日の高値更新。代替通貨としての面からも
    資金流入が続いている模様。原油も大幅高で引けは約2ヵ月振りに81ドル台に。
  • 8月個人所得 → +0.5%
  • 8月個人支出 → +0.4%
  • 9月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)→ 68.2
  • 9月ISM製造業景況指数 → 54.4(ほぼ予想通り)



本日の注目イベント


  • 豪   シドニー休場(レーバーデイ)
  • 日   日銀金融政策決定会合(10/5まで)
  • 米   8月中古住宅成約指数


ドル全面安の流れは米追加金融緩和が実施される見込みの

11月初めまで継続しそうな気配です。

この日は再びユーロ、豪ドル、NZドルなど高金利通貨の対ドルでの上昇が目立ちました。

連日「大台替え」を示現しているユーロは1.3793と、約半年ぶりの水準まで買われ、

1.40の大台にも届きそうな勢いです。

中国の温家宝首相がギリシャのパパンドレウ首相との会談で、

同国の国債を買い増す考えを表明したこともユーロ上昇に弾みをつけたようです。



豪ドルも0.97台半ばを記録し、最高値まであと100ポイントの水準まで上昇しています。

背景にはドル安見通しだけではなく、

明日行われるRBAの決定会合で利上げが実施されるとの

見方が台頭していることが挙げられます。

ドル安はこれら主要通貨に対してだけではなく、金価格も上昇させています。

金は1317ドルと、1300ドルの大台に乗せてからは連日の高値更新を続け、

ドルの全面安が際立ってきました。



そんな中、円は83円台前半まで来ると介入警戒感が強まって、

上げ止まる展開を繰り返しています。

先月15日の大規模介入が82円台後半から実施されたことから、

この水準では警戒感が一段と強まります。

ただ上昇スピードは鈍るものの、円が大きく売られる地合いではありません。

「怖いもの見たさ」から再びドル売り円買いで攻めてくる、そんな流れが続いています。

円の上昇が止まることからクロス円では軒並み大幅な円安が進んでいます。

ユーロ円は114円台後半と、5ヵ月振りの水準までユ-ロが買われ、

テクニカルで観ると118円程度までの上昇余地はありそうです。



今週は週末には米雇用統計が控えており、

今日明日には日銀の決定会合もあり波乱含みです。

再び日銀による市場介入が実施される状況が来る可能性があると見ます。

83円台までは介入は観測されていないようですが、

前回同様82円台後半では「円売り介入」に踏み切るのかどうか、

政府日銀の「姿勢」が注目されます。ドル円を予測する上では大きなポイントです。

明日にも日銀は追加緩和を実施すると観られていますが、

同時にドル買い介入も行うのではないか、との観測もあります。

より効果的な介入ということを考えれば十分あり得る方法です。



先週末に発表されたシカゴ通貨先物市場での建て玉を観ると、

先月15日の市場介入後大幅に減少した「円買い」ポジションも再び増加しています。

なかなかドルが反発するきっかけをつかめない中、

米中間選挙も1ヵ月余りに迫ってきました。

このところ、オバマ大統領の求心力も急速に低下してきました。

選挙結果次第では、ドル売りに繋がる可能性を排除できません。







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