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ユーロ上昇に一服感。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • ドルは先週以来となる主要通貨に対して上昇。対円では83円台前半で
    値動きは限られたものの、対ユーロ、豪ドルなどで買い戻しが進む。
  • 中古住宅成約指数が予想を大幅に上回ったことをきっかけに
    ユーロドルは昨日の早朝の1.38台から1.36台後半まで、利食いの
    ユーロ売りに押された格好。
  • 円以外の主要通貨が大幅に下落したことからクロス円も下落幅を拡大。
    ユーロ円はアジア市場の115円台から一時113円台に。
  • 株式市場はゴールドマンがマイクロソフトの投資判断を引き下げた
    事を嫌気して売り優勢に。NYダウは78ドル安と反落。
  • 株安から債券相場は上昇。長期金利は再び2.5%台を割り込む。
  • ドル高ユーロ安が進んだことで、金、原油相場はともに小幅反落。
  • バーナンキFRB議長は、ロードアイランド州での学生との会合で、
    追加の資産購入はさらに米経済を支援するだろうとの見方を示す。
  • 8月中古住宅成約指数 → +4.3(事前予想は+2.8)



本日の注目イベント


  • 日   日銀政策金利発表
  • 豪   8月貿易収支
  • 豪   8月小売売上高
  • 豪   RBAキャッシュターゲット
  • 欧   8月ユーロ圏小売売上高
  • 米   9月ISM非製造業景況指数



ドル円は連日「判で押したように」83円16-18辺りで下げ止まり、その後やや反発します。

この水準では介入警戒感があるとはいえ、見事なくらいに止まっています。

「覆面介入」があるのでは、との見方は考えすぎでしょうか・・・。

しかし、そうはいっても相変わらず上値も重く、ドルの反発は限定的です。

本日は日銀の金融政策決定会合最終日で、

午後にでも追加緩和の内容が発表されると観られます。

国債と資産担保証券の買い取りを中心に量的緩和を図るというものですが、

内容によっては失望感からドル売りに傾く可能性もあり、注目されます。

9月15日に大規模介入を実施したにもかかわらず、

介入直前に近い水準まで円高が進んでいることから

日銀としてはこの水準からドル売りに繋がる様な政策は決定しにくいものと思われます。

また、週末にはワシントンで「G7」が開かれることから、

このタイミングでは市場介入も避けたいところです。

日銀としても介入を行わずに済む水準にまでドルが反発してほしいとの

計算もあるはずです。

ただ、今回の決定会合で全ての手持ちの札を切ってしまうと、

仮に11月の米FOMCをきっかけに円高に振れた際、

対策に窮することから持ち札を温存することも考えられ、

決定内容に市場の注目が集まります。



昨日もこの欄で触れましたが、

ユーロ、豪ドルなどでは利食いの売りがかなり出た模様です。

昨日の早朝、ユーロは一時1.38台に乗せました。

中国の温家宝首相が、

ギリシャ国債を購入することやユーロ圏を支援することを表明したことから、

ユーロのもう一段の上昇を見越した買いが集まった様です。

アジア市場では1.37台半ばに下落し、やや上値が重くなっていたところに、

NY市場ではコロンビア大学のジョセフ・スティグリッツ教授が、

欧州の緊縮財政は景気後退に繋がるとの見方を示したことから

ユーロ売りが加速し1.36台後半までドル高ユーロ安が進みました。



連日、大台替えを演じていたユーロは1.40を目指していると思えますが、

ポジションの積み上がりも進んでいたことから利食いが先行した格好です。

個人的には今回の下落は「調整の範囲」と考えています。

テクニカルからも、「一時間足」では9月13日にローソク足が

「100日移動平均線」を上抜けして以来上昇を続け、

このラインは現在1.366前後の位置に来ています。

またこの下には「200日移動平均線」があり、この水準を維持できていることを条件に、

ユーロは再び1.40を目指すと観ています。

言いかえれば、ドルの上昇も限定的であり、

来月のFOMCまではドル安ユーロ高の流れは変わらないと予想しています。



同様に豪ドルの下落もユーロほどではないとしても、やや調整気味です。

上記テクニカルでは0.9627のレベルではサポートされそうですが、

本日は豪州のイベントが多く、内容次第では上下どちらにも動きそうです。

注目は何と言っても政策金利の発表です。

RBAは5月以来政策金利を据え置いていますが、

このところの資源価格の上昇や雇用統計の改善などを考慮すると、

利上げの可能性もそこそこありそうです。

発表は午後12時30分です。






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